 |
|
|
|
 |
ルフォーショー M1854 6連発 官給品 リボルバー (銃砲刀剣類登録証付古式銃、ホルスター付、#63591) |
|
 |
 |
|
 |
|
|
▲クリックで拡大画像をご覧いただけます。 Copyright© Chicago Regimentals Co. , Ltd. All Rights Reserved. |
価格(税込)
|
SOLD OUT |
商品番号
|
【5058】 |
英 名
|
Lefaucheux M1854 Pinfire Revolver w/Edo Period Holster |
種 類
|
古式銃(登録証付)、登録証付古式銃買取品 |
国 名
|
フランス |
時 代
|
第一次大戦前(〜1914) |
全 長
|
272mm |
口 径
|
10mm |
装 弾
数
|
6発 |
在 庫
数
|
SOLD OUT |
画像について
|
画像は現物です。 |
コメント
|
【ルフォーショー M1854 6連発 官給品 リボルバーについて】
ルフォーショー(ル・フォーショウ=Lefaucheux) リボルバーはフランスのガンスミスであったカジミール ルフォーショー(Casimir Lefaucheux, 1802-1852) によって発明されたピン・ファイア式(カニ目打ち式)の金属製薬莢を使用するリボルバーです。 主にフランス、ベルギーで1850-70年代に多種多数製造されました。 ドイツ、英国、スペインなどでも極少数が製造されました。1858年にはフランス軍初の金属製薬莢を使用するリボルバーとして軍用に採用されました。
ルフォーショー拳銃のパテントは、1854年6月10日にEugene Lefaucheuxによってフランスで取得されました(No.019083)。 このパテントの主な要点としては、回転式拳銃としては初めて金属製の一体型弾薬(ルフォーショー・カートリッジ)が使用できるようになった他、未使用の弾薬を安全かつ簡単に取り出す事が出来るようになった事等が含まれています。 薬莢の装填、排莢を容易にするためにローデング・ゲートも追加されました。 また、1854年のパテントでは、銃身とフレームが一体構造とはなっておらず、コルト社製リボルバーのようにフレーム下端の一カ所で銃身を固定する方式が用いられていました。
フランス軍によって1857年にM1854として採用されてから世界各国で軍用として採用されました。 特にM1854モデルはロシア軍(M1854)、スウェーデン軍(M1863)、ノルウェー軍(M1864)、イタリア軍(M1861)、スペイン軍等でも採用された、独特の形状をした品です。 本品は最も有名なM1854の典型的なモデルで、指掛け(Spur)の付いたトリガー・ガードの形状から「Cavalry Model」と呼ばれています。 本品はルフォーショーを始めとするピンファイア・ピストル唯一の英語専門書「Systeme Lefaucheux」のP.42に掲載されている「Standard Lefaucheux M1854 Pinfire Revolver」と全く同じです。ルフォーショー製のM1854は初期、中期(過渡期)、後期生産型の三種類に分けられますが、多くのバリエーションがあるルフォーショー・タイプの中では比較的分類が明確になっています。 本品は典型的な後期型です。
ルフォーショー リボルバーは5連発から20連発までの非常に多くのバリエーションがあります。 長さが3cmほどのラウンド・バレルから18cm以上もあるオクタゴン・バレまで色々な銃身長がありました。 用途も色々で、大型の無骨な軍用モデルもあれば、全体に見事な彫刻の入った小型の護身用までバリエーションが豊富です。 ピン・ファイア式の生産はパテントの関係でしょうか、ヨーロッパではスタンダードな種類でしたが、アメリカでは余り生産されませんでした。 当時ルフォーショーはピン・ファイア拳銃の代名詞で、リム・ファイア式が普及されるまで、フランス、ベルギーからヨーロッパを始め、アメリカ、日本など世界各国に輸出されました。 特に幕末期には多くの種類のルフォーショー拳銃が日本国内に入っています。 本品には日本の壬申刻印などは入っていません。 ルフォーショー リボルバーはバリエーションが多く、アメリカ製リボルバーよりお手頃な価格帯ですので、それだけを集めるには面白い分野です。 ピン・ファイアは日本ではカニ目打ち式と呼ばれる最も初期の金属薬莢を使用する発火方式の銃で、パーカッション(菅打ち式)に比べて紙包み薬砲(装薬と弾頭を紙で包んで一体化したもの)と雷管を別々に装填しなくてもよい長所がありました。 シリンダーはセンター・ファイアのように完全に前から後ろまで貫通した後装式です。 しかし現代実包が使用出来ない旧式の金属薬莢を使用する為、最も現代銃に近い構造をしているのにも拘らず、国内で古式銃として合法的に所持できます。
本品はフランスの本家ルフォーショー社製です。 バレルの上に« INVON. E. LEFAUCHEUX BRTE. S.G D.G A PARIS » とフランス語で文字が入っています。
【本個体の説明】
本品は弊社が扱った古式拳銃の中でもトップクラスの状態で、オリジナル状態良く残したとてもしっかりとした逸品です。 当時のオリジナル・ホルスター(外が革製、内部が布製)に収納された状態であったので素晴らしい状態が保たれたと思います。
フレームとシリンダーの一部にオリジナルのブルー仕上げが少し残った美しい品です。 銃身は156mmのラウンド・バレル(銃身後部のみ約35mmがオクタゴン・バレル)です。 銃身後部がオクタゴン・バレル(八角銃身)である事とハンマーとリコイル・シールドの形状から本品はM1854 モデルの中でも後期生産型である事が判ります。 最も初期のM1854は銃身の全てがオクタゴン・バレルでした。 シリアル No.が1700番までの品ですが例外も存在します。 その後まず銃身の後部を残してほぼ全てラウンド・バレルになる過渡期型(シリアル No.が2000番までの品ですが例外も存在します。)、そしてリコイル・シールド(同じ線上にあるローディング・ゲートも含め)が極端に表現すると凹んだ扇型から、凸んだ曲状(通常のリボルバーのリコイル・シールドでは一般的な形)に変わり、ハンマーのスパーが僅かに後部に下がって後期生産型となります。 ルフォーショー社の製品は後の官営造兵廠製とは違い注文に応じて古い仕様での生産もしており、新旧の部品が混在したモデルも見られます。
ルフォーショー社のプルーフ刻印(中折れ式古式銃ロゴにLFの文字、これはフランス製の本家ルフォーショー社製の品だけに打たれている刻印です)とシリアル No. 63591がフレーム右側面に入っており、ローディング・ゲートに(蓋側)「49 K」、ローディング・ゲート・カットアウト(本体側)に「R」、フレーム右側面に「R?」、シリンダー後部に「49 K」などの刻印は分解しなくても外部から確認でき、リコイル・シールド(内側=シリンダー側)「49 K」、ローアー・フレーム先端「49 K」、グリップ・フレーム(内側=グリップの下)「49 K」の刻印は分解をしたら確認出来ます。 本品は珍しいオール・マッチング・シリアル No.の、装飾の全く施されていない官給品の品です。 シリンダーに一ヶ所、トリガー・ガード、グリップ・エンド、バック・ストラップ、フレーム左後部に朽ち込みがありますが、全体で見ると気にならない程度です。 ステイン仕上げのウォルナット製グリップに僅かな小さい当たり傷がありますが、これも全く気になる程度ではありません。 本品はシングル・アクションのみで、その作動は外観と同じように完璧完全です。 ハンマーのハーフコック、フルコックの動きは非常にスムースで、コックの際にカキッ!カキッ!と他の古式銃には見られない小気味良い独特の機会音が新品のようにする程です。 程度は申し分のない一丁です。 M1854 モデルは軍用として幾つかの国で採用されただけありルフォーショーの中で最も人気のある品で、ルフォーショー・コレクションの中では絶対に外せない品です。 軍用官給品の典型的な品で南北戦争で使用された記録がある品と同じモデルで弊社一押しの逸品です。 東京店在庫品。
【その他の情報】
平成1年7月20日に神奈川県教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約160年以上前の古い骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。 無可動実銃とは違い作動する機械ものですので、作動や仕上げの確認をご自身でされることをお勧めします。 通信販売でご購入される際は、後日追記される詳細画像(Detail-Photos)を十分ご確認頂き、またお電話で作動状態の説明を聞かれた上でご注文下さい。
詳しくは本HPのメニュ・バーにある「Ordering Terms(ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
|
|
|
 |
|
|
 |
|
 |
|
 |
|  |