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シュミット・ルビン IG89 歩兵銃 (#93684) |
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価格(税込)
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\198,000 |
商品番号
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【5055】 |
英 名
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Schmidt-Rubin Infanterigewehr 1889 Infantry Rifle |
種 類
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ボルト・アクション、大阪店在庫品、無可動実銃買取品 2024年 冬 |
国 名
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スイス |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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1,300mm(実測) |
口 径
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7,5mm ×54 |
装 弾
数
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12発 |
在 庫
数
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限定1品 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【シュミット・ルビン IG11 歩兵銃 について】
1889年スイス軍制式となった歩兵銃であるシュミット・ルビンM1889 小銃 (IG89歩兵銃) の発展改良型です。
シュミット・ルビン小銃は、スイス軍のシュミット大佐 (銃担当) とルビン大佐 (弾薬担当) が共同で開発したストレート・プル式ボルト・アクション・ライフルです。 同じくストレート・プル方式であるオーストリアのマンリッヒャー方式とは異なり、ボルト・ハンドルを引くとボルト・スリーブ内のボルト部分のみが90度回転する独特の構造になっています。 シュミット・ルビン小銃の最初のモデルであるM1889小銃では、本体下部から突出したマガジン内には世界初の銅被甲弾 (フルメタル・ジャケット弾) の一つである7,5mm×53,5 GP90弾を12発装填可能でした。 尚、マガジンは着脱式ですが、装填は主に機関部上部からクリップを使用して行われました。 マガジン右側面にはマガジン・カットオフ切り替えレバーが設けられており、レバーを下げた状態でマガジンからの給弾が停止される構造となっていました。 また、レバーを内側に押し込みながらさらに下方に押し下げると、マガジンの取り外しが可能となりました。
その後開発されたM1889小銃の後継モデルであるM1889/96小銃 (IG89/96歩兵銃) では、ロッキング・ラグがボルト・スリーブの後部から前部へと移されているのが最大の特徴です。 これによりレシーバーの全長が若干短縮された他、ボルト及びレシーバーがより高い圧力に耐えられるようになりました。 この改良は当初シュミット大佐によりM1889小銃をベースに行う事が不可能であるとして却下されましたが、その後フォーゲルスガング大佐及び彼の助手であるレブホルツにより研究が進められ、1896年にスイス軍制式となりました。
その後、1911年にスイス軍が新型のGP11弾を採用した事に伴い、M1889/96小銃をベースにこの新型弾に対応できるよう改良したM1896/11 (IG96/11) 小銃が開発されました。 M1896/11小銃では銃身がライフリング3本の旧型から4本の新型へと変更された他、銃床の銃把下部にスキャント・グリップが追加加工され、リア・サイトもより近代的なタイプへと変更されました。 また、IG89系の銃床下部から飛び出た12発用弾倉は6発用に改良されており、IG89系小銃のものに比べて遥かに容易に着脱が可能でした。 その他、IG89小銃で装備されていたマガジン・カット・オフ機能は廃止されました。
M1911小銃 (IG11歩兵銃) は更なる発展モデルで、ロッキング・ラグをボルトの中間位置へと移す事により機関部を強化してGP11使用時の耐久性を更に高めたモデルです。 外観上はIG89/96小銃にスキャント・グリップを追加加工したIG96/11歩兵銃とほぼ同様ですが、IG11歩兵銃ではストックとスキャント・グリップが一体型になっている他、バット・プレートがカーブした形状となっている点で判別可能です。
尚、当時の主流であった歩兵銃の長い全長はIG11になっても変わりはなく、騎兵銃モデルであるK11との併用が行われていました。 スイス軍ではその後の次期モデルであるK31小銃になりようやく歩兵銃と騎兵銃の併用から短小銃1機種への統合運用へと移行しました。 (KK)
【本個体の説明】
本品のシリアルNo.は93684で、機関部 (薬室)、銃身基部、ボルト、バット・プレート、リア・サイト、センター・バンド、トリガー・ガードでシリアルNo.がマッチしています。 金属部は若干の小傷や擦れ、経年による褪色が見受けられるものの、目立った破損や欠損等は見受けられず、大部分にオリジナルの仕上げが残った良好な状態が保たれています。
銃床についてはやや打ち傷や擦れが散見されるものの、大きな破損や欠損等は見受けられず、全体にオリジナルの艶のある仕上げが残った良好な状態が保たれています。 銃床後部上面に「3」の数字が打刻されています。 傷み易いバット・プレート部についても、角の部分にやや擦れが見受けられる他、若干の表面錆痕は見られるものの、目立った変形や朽ち込みは見られず、こちらもしっかりとした状態が保たれています。 コッキング・ハンドルの樹脂製の部品については、上下に経年によるひびが見受けられますが、強度的にはしっかりとした状態が保たれています。 リア・サイトの調整やマガジンの着脱については問題なく行う事が可能です。 弾倉のシリアルNo.は93684で、本体とマッチしており、やや擦れや経年による褪色が見られるものの、目立った凹みや変形等は見受けられず、概ね良好な状態が保たれています。 マガジン・スプリングは入っていません。
トリガーテンションのない、ボルトの先端と下部が切除されて薬室が確認できる状態の新加工品です。 (NI)
【その他の情報】
無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合がございます。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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