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和製管打式ゲベール騎兵銃 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#無)* |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【5047】 |
英 名
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Japanese made Percussion Carbine |
種 類
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古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品 |
国 名
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日本 / オランダ |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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985mm |
口 径
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18mm |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【和製管打式ゲベール騎兵銃について】
和製ゲベール小銃とは、幕末に日本で倣作された前装滑腔銃のことです。 古いものでは火打ち式(フリント・ロック=燧石式)の撃発装置が付いた品もありましたが、日本で倣作された品の多くは本品と同じ管打ち式(パーカッション・ロック)です。 ゲベールとはオランダ語で小銃を意味し、幕末では洋式前装式小銃の固有名詞になっていました。 フランス軍が1670年に採用したフリント・ロック式小銃を改良した小銃を1777年にオランダ軍も採用し、そのタイプの銃を天保二年(1832年)に長崎の高島秋帆が輸入したのが始まりです。 そのタイプと言うのは当時ヨーロッパ諸国は概ね同じようなタイプの小銃を制式化しており、「Model ○○○○を輸入した」とモデル名までは断定できません。 当時欧米諸国で唯一日本と貿易ができたオランダが輸出したので、その際の言葉(オランダ語)のゲベール(小銃)が日本で一 般化しました。 よって当時輸入されたゲベール銃は必ずしもオランダ製小銃であったとは言えません。
NHK大河ドラマ「八重の桜(一巻)」で幼少の八重が兄の使うフリント・ロック式小銃を見て何かと聞いたときに、兄が「ゲベール(銃)だ」と答えたように使われていました。 あくまでもドラマの中でのやり取りですが洋式小銃=ゲベール銃というのが一般的だったのではないでしょうか。
弘化年間(1844ー47年)に雷管式が日本に伝わると従来のフリント・ロックはパーカッションに改造されました。 本銃のその内の一丁です。 同じパーカッション式でも、ライフリングのない前装滑腔銃をゲベールと呼び、ライフリングのある前装施条銃は使用弾薬によって当時はミニエー銃、またはエンピール銃(=エンフィールド銃)、鳥羽銃(鳥羽=タワー、タワー[TOWER]刻印が入ったエンフィールド銃)と呼ばれました。 これらの銃は文久年間(1861ー64年)頃に輸入されましたが、形状が良く似ていたので日本では混同されており、はっきりとエンフィールドとミニエーの違いを区別するようになったのは慶応三年(1867年)頃と言われています。
日本製のゲベール銃は日本各地の(火縄銃を作っていた)銃工によって作られたので一丁一丁一丁に小差があります。 しかしながらある一定の基準を基に作られており部品の互換性はありませんが手作りながらも量産されました。 原型となったのが1840年頃に作られたオランダ製コロニアル マスケットではないかと言われています。(MM)
【本個体の説明】
本品の銃床のハンド・ガード(フォア・エンド)部分はハーフ・ストックと呼ばれる銃身長の半分の長さで、銃身長は61cmと騎兵銃と歩兵銃の中間的なサイズです。 歩兵銃を切り詰めた品と思われます。 本品は作りから明らかに日本国内で製造された品と思われます。 金属部等には製造者を示す刻印等は見られませんが銃身に「1837」の西洋数字刻印が入っています。 登録証の銘文記載は漢数字の「一八三七」です。
本品は銃身や薬室、サイド・プレート等の金属部分に全体に表面錆及び朽ち込みが見受けられるものの、目立った大きな破損等は見受けられずしっかりとした状態が保たれています。
木製銃床については、全体に使用感が見受けられ、細かな打ち傷や擦れが見られる他、本体右側面のサイド・プレート前部から本体下部にかけて比較的目立つヒビが見られ、本体下部ではヒビに沿って木部の表面がやや浮いてきています。 しかしながら銃床全体としては強度的にしっかりとした状態が保たれています。 本体右側面のサイド・プレート後部と銃床の取り付け部分にやや目立つ隙間が見られます。
バット・プレートは真鍮製となっており、表面には細かな打ち傷や擦れが見受けられるものの、大きな破損や変形は見受けられず、適度な時代が付いたしっかりとした状態が保たれています。 銃床の木部がやや痩せており、バット・プレート下部と銃床の取り付け部分に若干の段差が見られます。
ハンマー(撃鉄)はフルコック、ハーフコック共に作動しますが、滑らかな感じではありません。 ハーフコックとフルコックの間隔が通常より狭いです。 銃身内部は表面錆によりやや荒れが見られますが、 銃口から薬室まで完全に通っています。 尾栓は錆にネジの溝に隙間が生じており、簡単に手で外す事が出来ますが、抜け落ちるような事はありません。 ニップルの上部が破損しています。 本品は洋式古式銃としてはかなりお値打ち価格に設定してあり、返品はご遠慮ください。 文章では完全に表現できない部分もありますのでその点をご了承の上ご注文ください。 東京店在庫品。(MM)
【その他の情報】
昭和49年10月24日東京都教育委員会発行の銃砲刀剣類登録証が付いている可動する実物の古式銃です。無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。 無可動実銃とは違い作動する機械ものですので、作動や仕上げの確認をご自身でされることをお勧めします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記にリンクされる詳細画像(Detailed Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。 詳しくは本HPのメニュ・バーにある「Ordering Terms(ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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