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イギリス 単発フリント・ロック ピストル (銃砲刀剣類登録証付古式銃、Barnett社製) |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【4945】 |
英 名
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English Single Shot Flintlock Pistol by BARNETT |
種 類
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古式銃(登録証付)、登録証付古式銃買取品、ガゼット Vol. 14 |
国 名
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イギリス |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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262mm |
口 径
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18mm |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【イギリス フリント・ロック ピストル (BARNETT社製)について】
英国で1700年後半から1800年初頭に製造された比較的大型の旅行用護身用拳銃です。 撃発機構はシングル・ショットのフリント・ロック(火打ち石式)です。
フリント・ロック(Flintlock)は日本語で火打ち式又は燧発式と呼ばれる点火方式の1つで、フランス人のマーリン・レ・ブールジョワ(Marin le Bourgeoys)によって1620年ごろに開発されたとされています。 より信頼性の高いパーカッション・ロック式(雷管式)が1840年頃より主流となる約200年間の間に大型の軍用から小型の護身用まで多くの種類の小火器の撃発機構として使用されました。
銃身の基部にはフリズン(Frizzen)と呼ばれるL字型の部品が火皿の上に覆いかぶさる形で設けられていおり、蝶番を介して回転します。 フリントを取り付けた撃鉄が落ちてフリントがフリズンの当たり金と擦れて火花を発すると同時に、その衝撃でフリズンが開き、火皿の火薬に点火されます。 フリズンを設けることにより、フリントが発火する際の摩擦が軽減され、より迅速な発射薬への点火に貢献したようです。
スタイル的には当時の軍用拳銃を携帯に便利なように少し小型して引っかかりがないように全体的に丸みを帯びた形状にしています。 サイド・プレートにはBARNETTのメーカー刻印がハキッリと入っています。 英国製のフリント・ロックはパーカッション・ロック(管打ち式)に比べ現存数も少なく、コレクションするには嬉しい品です。
BARNETT (バーネット) 社は、英国ロンドンのガンメーカーで、1637年にバーネットの一族からロンドンの銃工ギルドの棟梁を輩出する等、300年近くに渡って英国で名声を誇っていたメーカーです。
本品のような側面に撃発装置があるサイドロックの多くはパーカッション式に改造されました。 日本語で言う火打ち式又は燧発式にはスナップハンスロック式、ミュケレットロック式、ドッグロック式など全てのフリント(燧石)を使う撃発機構が含まれています。 また教育委員会が発行する銃砲刀剣類登録証の種別欄は「火打ち式」となっているので、この呼び方が本来の「燧発式」より一般的になってきています。陸軍軍用拳銃よりも小型であることから、将校の護身用としても支給された品です。
【本個体の説明】
本品は一般にコースト・ガード・パターン (Coast Guard Pattern) と呼ばれる形状のフリント・ロック・ピストルです。
銃身は4,5インチの短い物が装備されており、銃口部分にはスイベル式のラム・ロッドが装備されています。 また、ラムロッドの差し込み口には真鍮製の筒状の部品が埋め込まれています。 グリップの底部が平らな形状となっており、真鍮製のプレートが取り付けられています。 銃身は表面に彫刻などの施されていないプレーンなタイプとなっています。 銃身内についても大きな錆等は見られず良好な状態で、火穴も完全に抜けています。
本体左側面のロック表面には製造者を示す「BARNETT」の刻印が入っています。 また、銃身の左上面にはロンドンのプルーフ・マークである王冠の下にGP (Gunmakers Proof) 及びVの文字が入った2つの刻印が見受けられます。
ロック部分等の鉄製パーツは適度な時代が付いており、若干の擦れや仕上げの薄くなっている部分は見られますが、目立った朽ち込み錆等は見受けられず良好な状態が保たれています。 サイド・プレートにはセーフティが付いています。 また、真鍮製のトリガー・ガードやグリップ底部のプレートなども若干の打ち傷は見受けられるものの、目立った破損等は見られず、程よく時代の付いた良い色合いとなっています。
木部には一部に打ち傷や擦れが見受けられるものの、全体に艶の有る仕上げが施されています。 銃口付近の右側面の木部に長さ約4,5cm及び2cm程度の亀裂が2カ所見受けられるものの、強度的には問題のないレベルです。 また、銃口付近の左側面の木部にも僅かに欠けが見受けられます。 本体左側面の木部に一部仕上げが薄くなっている部分が見られます。
作動についても良好で、当たり金は板バネによりしっかりと作動しし、ハンマーも問題なくフル・コック及びハーフ・コック位置でロックされます。
燧石式(フリントロック)は海外でも管打ち式、ピン打ち式、火縄式に比べ時代が古く希少価値がありますので、その点でもお勧めです。 大阪店在庫品 (KK)
【その他の情報】
登録証が付いて可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。 昭和47年10月18日に東京都教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証付きです。
古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像(Detailed Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。 詳しくは本HPのメニュ・バーにある「Ordering Terms(ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら |
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