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フレッチャー-ベントレー・タイプ パーカッション リボルバー (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#無) |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【4908】 |
英 名
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Thomas S. Fletcher Bentley Type Percussion Revolver |
種 類
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古式銃(登録証付)、登録証付古式銃買取品、ガゼット Vol. 14 |
国 名
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イギリス |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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290mm |
口 径
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10mm |
装 弾
数
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5発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【フレッチャー-ベントレー・タイプ パーカッション リボルバー について】
フレッチャー-ベントレー・タイプ パーカッション(管打式) リボルバーは、1857年に英国人ジョセフ・ベントレー (Joseph Bentley) が取得したダブル・アクションのパテントを基に製造された品です。
1861年にベントレーはちょっとしたミスによりそのパテントを失ってしまい、「Bentley」の名前で製造された品ごく少数に留まりました。 しかしその後、ベントレーは英国のバーミンガム銃砲協会 (Birmingham Gunmakers Group) と契約を結び、その協会に製造権と販売権を与えました。 その中で最も有名なのがウエブリー (Webley) 社ですが、それ以外にも様々なメーカーがベントレー・パテントのリボルバーを製造・販売を行いました。 このようなリボルバーは一般的にベントレー・タイプと呼ばれており、口径も54 Bore (=.442 Cal.=11.2mm)、80 Bore (=.39 Cal.=9.9mm)、90 Bore (=.36 Cal.=9mm)といった様々な物が製造されました。 本品は英国グロスターのトーマス S. フレッチャー (Thomas S. Fletcher) 社が製造した、英国流でいう80 Bore口径の品です。
フレッチャー社は1851年のロンドン万国博覧会でも入賞経験のある、小規模ながらも技術の高い製品を製造していたメーカーです。 同社は、本品のようないわゆるベントレー・タイプのリボルバーを始め、トランター・タイプのリボルバーの製造販売等を行っていました。 1858年に創業者であるトーマス S. フレッチャー氏が死去した後は、その未亡人であるエリザベスがビジネスを引き継いだ為、フレッチャー社は英国西部でも数少ない女性が経営する銃器メーカーとなりました。 1890年にエリザベスが死去すると、経営権はフレッチャーの子孫に引き継がれていきましたが、自社内での銃器製造は1910年代頃までに終了し、バーミンガムの他のガンスミスへの製造委託へと移行しています。 フレッチャー社はその後2つの会社に別れましたが、最終的には経営難によりいずれの会社も1978年に清算される事となりました。
本品はオープン・フレームのスパーレス・ハンマーという英国の伝統的なリボルバーの形状をしています。 また、フレーム本体左側面にセーフティ・キャッチが付いているのも本銃の特徴です。 ベントレー・タイプのリボルバーでは、ハンマー部分にベントレー独自の安全装置が組み込まれた品が多く見られますが、本品のようにアダムス・タイプの板バネ状の安全装置が装備された製品も少数見られます。 1857年4月15日に特許を所得したキラー・パテント(KERRS PATENT)のローディング・レバーを銃身左側面に装備しています。 また、銃本体の左側面にはベントレー・タイプのリボルバーに多く見られる取り外し可能なサイド・プレートも見られます。 グリップは同時代のバーミンガム製リボルバーに多く見られる、2ピース・タイプのグリップ・パネルを一本の螺子で固定するタイプとなっています。 本品のようなベントレー・タイプのリボルバーは主にアメリカの南北戦争での需要を狙って製造され、南北戦争時には将校の自衛用としても使用されました。
【本個体の説明】
本品の製造年は判りませんが、パテント等の関係から1861-65年頃に製造された品ではないでしょうか。 英国ではクリミア戦争(1853-56年)以降は第一次大戦までヨーロッパでは大きな戦いをしておらず、中型拳銃の需要はあまりありませんでした。 英国の銃器メーカーの多くはアメリカの南北戦争での需要を狙っており、本品も南北戦争(1861年-1865年)でも使用された可能性は十分に考えられます。
本品は銃身上に製造者を示す「FLETCHER GLOUCESTER」の刻印が入っています。 また、銃身の下にバーミンガム(Birmingham) プルーフ・ハウスの刻印が二種類入っています。 一つは1813年から1904年の間に使用されたクロス・ソードの上に王冠、下に「View Mark」を表す「V」が入ったView Markプルーフ刻印です。 もう一つは1813年から1904年の間に黒色火薬を使用する銃身だけに入れられたクロス・ソードの上に王冠、下に「Proof」を表す「P」、左右に「Birmingham」を表す「B」が左に、そして「Company」を表す「C」が右に入ったBirmingham Company Proof刻印です。 同じプルーフ刻印がシリンダー側面に二種類交互に5発分5ヵ所に打ってあります。 ただしこれらの刻印はかなり小さく目視では文字は判別できません。
作動はスムースでダブル・アクションは完全です。 フレームの一部とトリガー・ガード、グリップ・エンド・カップに唐草模様の毛彫り彫刻が入っていますが、薄くなっています。 全体的に時代錆が出ており、一部には朽ち込み錆があります。 オリジナルの木製グリップは緻密なチェッカーリングが入っており、左右側面のナットが菱形になっておりグリップの程よいアクセントになっています。 グリップ全体的にやや濃い色合いになって渋い感じです。
ニップルの傷みが少ないことから、実用当時はあまり使用されなかったのではないでしょうか? ただグリップとグリップ・フレームの朽ち込み錆は使用感をかなり感じますが、時代を考えると何とか許容範囲の状態です。 お手頃な英国製リボルバーです。 東京店在庫品 (MM)(KK)
【その他の情報】
昭和49年5月8日に東京都教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
約160年以上前の古い骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。 無可動実銃とは違い作動する機械ものですので、作動や仕上げの確認をご自身でされることをお勧めします。 通信販売でご購入される際は、下記に追加される詳細画像(Detail-Photos)を十分ご確認頂き、またお電話で作動状態の説明を聞かれた上でご注文下さい。
詳細画像はこちら |
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