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【TK栄補】【第7回】アレン & サーバー バーハンマー ペッパーボックス (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#342)  
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価格(税込)
 SOLD OUT
商品番号
 【4757】
英  名
 Allen & Thurber Bar Hammer Pepperbox
種  類
 古式銃(登録証付)、登録証付古式銃買取品、ガゼット Vol. 15、東京店在庫品、Curio Magazine 掲載品、Curio Magazine
国  名
 アメリカ合衆国
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 195mm
口  径
 8mm
装 弾 数
 6発
在 庫 数
 SOLD OUT
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【アレン & サーバー社 バー・ハンマー ペッパーボックス について】
米国のアレン & サーバー (Allen & Thurber社) 社が製造した、6連発の管打式ペッパーボックスです。 本品のハンマー (撃鉄) はバー・ハンマーと呼ばれるもので、本体中央上部に位置した角棒型の支柱と円柱型の打撃部を組み合わせた独特な形状のハンマーがダブル・アクションによって雷管を叩く構造となっています。
ペッパーボックス ピストル (Pepperbox Pistol) とは、シリンダー (回転式弾倉) とバレル (銃身) が一体化 (銃身と薬室が一体化) になった黎明期のリボルバー拳銃です。 形状が「コショウ挽き」に似ていることから単にペッパーボックスと呼ばれています。 狭義には1837年にイーサン・アレンがパテントを取得した管打ち式ダブル・アクション・オンリーの回転拳銃を指しますが、広義には銃身を3本以上束ねて、それを回転させることによって連射を可能とする銃器 (カービンやライフル等の長物も含む) を指します。 形状が「コショウ挽き」に似ている事からペッパーボックスの名称が付いた、西部開拓時代初期の米国でも大流行した拳銃の一種です。 一般的には、薬室と一体化した銃身を複数本束ねたものを回転させる事で、装填動作を省略し連射を可能とした銃器の事を指しますが、特にサミュエル・コルトが特許を持っていた、引き金を引くだけで回転連射が可能な「ダブル・アクション機構」を持つ護身用の小型拳銃を指していました。 米国では1830年代後半から1850年代に普及しました。
このペッパーボックスは、複数の独立した銃身を束ねるのではなく、レンコンのような穴を銃身とする一つの塊を鋳造したため、頑丈で大量生産が可能でした。 しかしながら、シリンダーと銃身が一体鋳造型であるため、口径を大型化すると重心が前方に偏る欠点がありました。 また、シリンダーと一緒に銃身も回転する事から、固定銃身に比較すると命中精度が劣ってしまう点も有り、1850年代後半にはその殆どが姿を消す事になりました。 その他、一発発射すると装填された弾が全弾暴発して発射されてしまう「チェーン・ファイア」を引き起こすと言った問題もペッパーボックスの欠点と言われていました。 しかしながら、この問題はペッパーボックスに限らず、当時のパーカッション式回転拳銃全般が抱えていた不具合でした。 また前方に銃身のないペッパーボックスでは、万が一「チェーン・ファイア」が発生した場合にも全弾が飛び出すだけで、銃本体にはダメージを引き起こさないといった利点もありました。 通常の固定銃身のリボルバーで「チェーン・ファイア」が発生した場合は致命的なダメージを銃本体と射手に及ぼしましたので、そのような点では優れていました。
本品は米国アレン & サーバー (Allen & Thurber) 社のパテントを使用した、ダブル・アクションのペッパーボックスです。 アレン & サーバー社はイーサン・アレン (Ethan Allen、1808–1871) が創業したE. Allen社 (1831–1837) が母体となり、1837年にイーサン・アレンの義理の弟であるチャールズ・サーバー (Charles Thurber) と提携して設立された19世紀半ばのアメリカ中堅ガン・メーカーです。 1845年にイーサン・アレンは回転式の多連装銃身とバー・ハンマーを組み合わせた回転式拳銃の特許を取得しており、これに1837年に取得したダブル・アクションのトリガー・メカニズムを組み合わせる事により、ペッパー・ボックス型の回転拳銃のデザインを完成させました。 アレン & サーバー社は、1837年から1842年にかけてマサチューセッツ州グラフトン (Grafton) に工場を構え、その後コネチカット州ノーウィッチ (Norwich、1842-1847) を経て、マサチューセッツ州ウースター (Worcester、1847-1854)に移った事から、生産された工場のメーカー名やアドレス刻印によって製造された時代が判ります。
メーカー刻印については、アレン & サーバー社の設立前及びアレン & ウィーロック (Allen & Wheelock) 社への社名変更後も含めると、時代によって、
E. Allen - Grafton, MA (1832-1837)
Allen & Thurber - Grafton, MA (1837-1842)
Allen & Thurber - Norwich, CT (1842-1847)
Allen & Thurber, & Co. - Worcester, MA (1854-1856)
Allen & Wheelock - Worcester, MA (1856-1865)
E. Allen & Co. - Worcester, MA (1865-1871)
と変化しています。
アレン社製のペッパーボックスは銃身だけを見てもバリエーションが存在し、シンプルな円柱形で銃身に全く凹凸がないスムース・バレルズ (Smooth Barrels)、銃身表面にフルート (溝) が入ったフルーテッド・バレルズ (Fluted Barrels)、リブが入ったリブド・バレルズ (Ribbed Barrels) の三種類に分かれます。 本体サイズについては、スモール・サイズ、ポケット・サイズ、ミディアム・サイズ、ドラグーン (ラージ)・サイズといった各種の大きさのモデルが製造され、口径も本体サイズに応じて.25口径、.28口径、.31口径、.34口径、.36口径といった各種が存在します。 装弾数も5発もしくは6発となっていました。
本品はミディアム・サイズのペッパーボックスで、「ALLEN & THURBER」のメーカー刻印及び「WORCESTER」の刻印が入っている事から、アレン & サーバー社がウースターに移ってから生産された、同社製ペッパーボックスとしては後期の生産品である事が判ります。 ウースター時代のミディアム・サイズ・ペッパーボックスは.31口径で、装弾数は5発もしくは6発、銃身は銃身長が3から5インチまでのリブド・バレルズとなっていました。 本品は銃身長約3.3インチ (約8,5cm) の6連発モデルとなっています。 ウースター時代のミディアム・サイズ・ペッパーボックスではノーウィッチ時代以前の生産品に見られたようなリング・トリガー (Ring Trigger) のモデルは製造されず、通常型 (Conventional Trigger) のみとなっています。 アレン & サーバー社後期生産品のペッパーボックスは、フレームからグリップ・エンドまで滑らかな円を描いた形状となっており、バグ・シェイプド・グリップ (Bag Shaped Grip) もしくはウースター・スタイル (Worcester Style) と呼ばれています。 また、後期生産品にはパーカッション・ニップルを覆うニップル・シールド (Nipple Shield) が付いた品が多く見られます。 このニップル・シールドは、フレームと一体型のモデルとフレームとは別部品のモデルの2種類が存在します。 本品はニップル・シールドが別部品となったモデルです。
イーサン・アレンのパテントを使用したペッパーボックスの中でも、本モデルは最も完成された形となった品です。 (KK Updated)

【本個体の説明】
本品のハンマーの左側面にAllens Patentの刻印が入っています。 銃身の側面に三ヶ所に「ALLEN & THURBER, WORCESTER(1行)」、「PATENTED 1837(1行)」、「CAST STEEL(1行)」と入っています。 本品は1850年代前半に製造された品と思われます。 銃身とフレームの仕上げは殆ど落ちて表面的な薄茶色の時代錆が出ていますが、再仕上げされていないオリジナルの品です。 オリジナルのステイン仕上げの木製(ウォルナット製)のグリップには経年使用の形跡はありますが傷の少ない美しい(若干ニスの剥げはあり)状態です。 フレーム(グリップを外した左側)に打ってあるシリアル No.342とグリップ両面(グリップの裏側)とも一致しています。 トリガー・ガードのシリアルとメイン・スプリングのシリアルなど、確認できる全ての番号がNo.342で一致しています。 フレームとニップル・シールドに植物の図柄のエングレービングが入っています。 トリガーを引くとダブル・アクションでハンマーが起き雷管(ニップル)を叩く、完全に作動する状態です。 フレームの彫刻もはっきりと残っており、トリガー・ガードによって手が触れない場所にオリジナルのブルー仕上げが残っているオリジナル度の高い品です。 ペッパーボックスの代表的なメーカーの品ですので、一丁だけ持たれるにはお勧めできる逸品です。 古式銃としては状態が良い、時代感がありつつも彫刻などが美しい品です。 (MM)

【その他の情報】
平成25年11月11日に静岡県教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。

古式銃は約150年以上前の古い骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。 無可動実銃とは違い作動する機械ものですので、作動や仕上げの確認をご自身でされることをお勧めします。 通信販売でご購入される際は、下記に追加される詳細画像(Detail-Photos)を十分ご確認頂き、またお電話で作動状態の説明を聞かれた上でご注文下さい。

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