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イギリス製 単発 パーカッション ターゲット・ピストル (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#無) |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【4640】 |
英 名
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English Single Shot Perccusion Target Pistol |
種 類
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古式銃(登録証付)、登録証付古式銃買取品 |
国 名
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イギリス |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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256mm |
口 径
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9mm |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【イギリス製 単発 パーカッション ターゲット・ピストルについて】
1850年頃にイギリスのバーミンガムで製造された中型サイズのパーカッション式(管打ち式)のシングル ・ショット ピストル(単発拳銃)です。 外見はスタンダードなTravel Pistol/Overcoat Pistolタイプですが、重厚な外形24.5mmもあるオクタゴン(八角形)のダマスカス・バレルにかかわらず、口径が僅か8.5mmの小口径Target Pistolになっています。 ライフリングの入っていない滑腔銃身です。 銃身の裏にBirminghamのプルーフ刻印「Birmingham view mark, 1813-1904、 (クロス・アローにV)」と「ブラック・パウダーのBirmingham Company Proof, 1813-1904、(クロス・アローにBCP)」の刻印がハッキリと入っています。 銃の全体的な形状も英国製Travel Pistol/Overcoat Pistolの典型的なスタイルになっています。
本品はバック・アクション パーカッション ロック(Back-Action Percussion Lock)と呼ばれるハンマーがサイド・ロック・プレートの最も前に位置する1850年代以降のスタイルです。 このタイプのロックは一見古いモデルと思われていますが、バック・アクションは1800年代中期頃の品に多く見られます。 フリント・ロックからパーカッション・ロックへの移行期(1800年前期)にはサイド・ロック・プレートは当り金があった名残りからハンマーがサイド・ロック・プレートの比較的後方にありました。 バック・アクション・ロックのハンマーは最も前方にあり鉄製のサイド・ロック・プレートが、木部に最も負担のかかるグリップ部分まで覆っており補強の意味でも優れていました。
近世のTarget Pistolはグリップやサイトを精密射撃専用のものを使い、実用銃とは外見が異なりますが、本品は当時の最もスタンダードなTravel Pistol/Overcoat Pistoの形状になっています。 これは普段使う銃と同じ外観/構造にしてTarget Pistolながら実際に使用する銃と同じ条件で射撃練習を行ったと思われます。 このような特殊な銃は余裕のある貴族たちによって使用されました。 小口径であることから屋敷内でも使用されたのかも知れません。 小口径と言えども8.5mmはあり、通常の5mm程度のサルーン・ピストルやギャラリー・ピストルに比べ威力はありますので通常の館では使用はできないと思います。 そのような限られた階級の人達使われた品に相応しい手の凝った作りになっています。
本品はベンジャミン・ウッドワード社(Benjamin Woodward)製で初代(1838-1842年)から二代目(1842-1883年)にわたって英国のバーミンガムにおいて銃器製造業を行っていました。1838年から1839年は260, New Town Rowで、1840年から1883年は10, Whittall Streetで営業をしており、どちらの住所もバーミンガムの銃器街(Birmingham Gun Quarter)にありました。二代目になってからはBenjamin Woodward & Sonsと会社名を改めました。1880年にはロンドンにも小売店を二ヶ所開設するなど手広くビジネスを始めましたが、二代目が1883年に亡くなって廃業しました。 P1853 エンフィールド・ライフルなどの軍用小銃も生産していた当時では有名な会社でした。
【本個体の説明】
本品の程度は木部の状態も良く、経年使用による小さな打ち傷が全体的にありますが、欠けなどはありません。 木部には補修も無く健全な状態です。 仕上げもオリジナルのままで木部全体に見て古式銃としてはとても良い状態です。 金属部は銃身を除き全体的に古い白磨き仕上げの上に一部薄い表面錆(ブラウン・パティナ)がありますが、古式銃としては時代感が感じられる程度で全く気にならない自然な状態です。 サイド・ロック・プレート、ハンマー、トリガー・ガード、バレル・タングに上品な唐草模様の装飾が施されています。 ネジの殆どにも装飾が入っています。 ブラウン・パティナが付いたダマスカス銃身は重厚なオクタゴン(8角形)バレルになっています。 フロント・サイトは小振りのブレード・タイプでリアサイトは無いタイプです。 チェッカーリングが入ったウォルナット製グリップ/ストックは上記の小さな当たり傷の他は目立つ傷も殆どなく程度の良い状態です。 グリップの下方先端(グリップ・エンド)には何かを叩いた時に付いた極小さな穴が数か所あります。 グリップ後方の背にあたる部分に銀製の楕円形金物(本来なら家紋やイニシャルを入れます)が付いています。 全ての金具の装飾が揃っています。 ハンマーをコックにして、バレル・タング上のネジとサイド・プレートを留めているネジの2本を外し、ストック前部側面の楔(クサビ)を右から左に抜くことによって、銃身が簡単に外れます。 スイベル・ラム・ロッドと呼ばれる、紛失防止機能の付いた鉄製の「振子型」さく杖が付いています。 これは英国製のパーカション・ピストルの多く見られる特徴です。 銃口から火門(ニップル)まで通っている事を確認済みです。 ハーフコック、フルコック共に非常に歯切れ良く掛かる作動の完全な品です。 東京店在庫品
【その他の情報】
登録証が付いて可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。 昭和46年6月24日に東京都教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証付きです。
160年ほど前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像(Detailed Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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