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【TKS/D】グリーン ブラザーズ パテント 管打式騎兵銃 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#13542)  
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価格(税込)
 SOLD OUT
商品番号
 【4639】
英  名
 Green Brothers Patent Breech Loading Carbine
種  類
 古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品、ガゼット Vol. 15、資料、東京店在庫品
国  名
 イギリス
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 1,013mm
口  径
 12mm
装 弾 数
 単発
在 庫 数
 SOLD OUT
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【グリーン ブラザーズ パテント 管打式騎兵銃について】
1860年に英国人のグリーン兄弟がパテントを得た特殊な後装式(ブリーチ・ローディング)管打式(パーカッション)騎兵銃(カービン)です。 C.E. and J. Green(GreenBrothers=グリーン ブラザース)は1860年に英国で仮パテント(Provisional Patent)を所得し、1862年7月12日にBreech actions, sliding breech-blockで正式なパテントNo.2002を所得しています。 イギリス陸軍で前装式のエンフィールド小銃を後装式に改良するトライアルに出された銃の一つです。 結果的には改良が容易で安価な事からスナイドル小銃が採用されました。 スナイドルに比べると構造が複雑で単価が高い高級な銃で、その過渡期には英軍将校の私物として極少数が生産されました。 機関部後方に現在のボルトに相当する部品が付いており左側面に別部品でボルト・ハンドルが付いています。 この構造をボルト相当部分Breech(Action)上部(Breech CoverもしくはAction Cover) に「GREEN BROTHERS, PATENT., No.103」の刻印が入っています。 このブリーチの先端には実包を押し込むロッド(モンキー・テイルと同じような形状)が付いています。
銃身後部上側にも「GREEN BROTHERS, PATENT., 」の刻印が入っています。英国のプルーフ刻印である25の番号が打ってあります。銃身のリアサイト後方上部に「E.M Reilly, New (Oxford Street) 」の刻印が入っていますが()内は判読不可です。 E.M Reilly,社は1861年から1869年までLondonのNew Oxford Streetに会社がありました。
1864年にグリーン ブラザーズ パテント小銃は前装式エンフィールド小銃の後継主力小銃のトライアルに提出されました。 1864年10月12日付の英軍兵器選定委員会(Ordnance Select Committee)の報告によると、グリーン ブラザーズ パテント小銃は提出された47種類の中で、最終トライアルまで進んだ9挺に選ばれました。 最終トライアルには、グリーン ブラザーズ パテント以外にも、ウエストリー・リチャーズ、ウィルソン、モント・ストーム、グリーン、ジョスリン、シェパード、スナイダーが選ばれました。 最終的にエンフィールド小銃からの改良コストが安く、操作が容易で堅牢性に長けたスナイドルが次期英国主力小銃となりました。 ウエストリー・リチャーズ小銃も同じですが、最新式のボクサー式弾薬を使うスナイドル小銃に比べ後装式であっても雷管を別に装着しなければならない構造はトライアルでは不利でした。 その為量産されず本場英国でも現存数の少ない貴重な品です。 ロンドンのNational ArmyMuseumでしか見た事がありません。 日本唯一の品ではないでしょうか。 現存数が少なく資料もあまり残っていませんがIan D. Skennerton,氏著「A Treatise on the Snider (1977年発行)」のP.29-40に詳細が記してあります。

グリーン ブラザーズ パテント 管打式騎兵銃に関するブログはこちら

【本個体の説明】
本品は一見するとエンフィールド 管打式騎兵銃のようにも見えますが、前述のように特殊な後装式になっているだけではなくサイド・ロック・プレートの形状から全体的にスマートな(細身な)全く別のものであることが判ります。 全ての部品が量産品のエンフィールド ライフルより丁寧に作られています。 金属全体的に表面錆は見受けられるものの、深い朽ち込み錆は見られず国内に残っていた長物(騎兵銃)である事を考えれば非常に良い状態です。
本品の特徴である「Sliding breech-block」の後装部分も良好な状態が保たれており、作動についても完全でスムーズに開閉を行う事が可能です。 このブリーチ・ブロック部分の上方にはハッキリと「GREEN BROTHERS, PATENT., No.103」の刻印が入っています。 ブリーチ部は、「ブリーチ・ハンドル」部分を上方に跳ね上げる事により、薬室直前のラグが解除されて開閉が可能となります。 これはブリーチを開くのにハンマーをフル・コックしてブリーチ・ブロックを回転させなければならないモント・ストーム小銃や楔をサイドから抜かなければならないウィルソン小銃とは異なる点です。 ロッキング・ラグの他、トリガーを引くとブリーチ下部へ小さなピンがせり上がって、不用意にブリーチが動かないような機構が組み込まれており、トリガーを前進させた状態にする事で、ブリーチブロックを銃本体から取り外す事が出来ます。 ブリーチ・ハンドルやサイド・プレート、ハンマーについては仕上げ直しがされていますが、銃自体の雰囲気とマッチしています。 ブリーチの左側面には、前から順に「王冠にGP」及び「王冠にV」のロンドン・プルーフ・ハウスの2nd Proof刻印、そしてロンドン・プルーフ・ハウスの1st Proof刻印が三つ並んでハッキリと入っています。
ハンマー(撃鉄)はフルコック、ハーフコック共に完全に作動します。 濃い色合いの高級な木製ストックには緻密なチェッカーリングがグリップ部分とサイド・プレートの前部分に入っています。 チェッカーリングは摩耗も殆ど見られず、良好な状態が保たれています。 また、ブリーチ・カバー部分とトリガー・ガード、ストック前部金物にスクロール彫刻が施されているプレゼンテーション・モデルである事から、高級将校の私物として使われたのではないでしょうか? 美しいチェッカーリング入ったストレート・グリップ・ストックの材質も良く、プレゼンテーション・モデルらしい高級感があります。 木部には全体に若干の小傷や擦れが見受けられますが、製造年代を考慮すると良好な状態であると言えます。 本体左側面のブリーチ・ブロック付近にやや目立つ打ち傷が見られる他、本体右側面のサイド・プレート前部に長さ3,5cmほどのヘアライン・クラックが見られますが、強度的には影響のないレベルで、銃床全体としてはしっかりとした状態が保たれています。 また、本体左側面の2カ所の螺子穴の周囲の木部が欠けた部分を再度貼りなおした痕跡が見受けられますが、丁寧に仕上げられており殆ど目立ちません。 バット・プレートは全体に細かな打ち傷や若干の朽ち込みが見受けられますが、破損や変形などは見られません。 バット・プレートの上部取り付けネジ周辺には比較的打ち傷が多く見られますが、ネジ自体ははっきりと確認できます。 また、下部取り付けネジについては、ネジの頭に施された花の模様も確認出来ます。 銃口から薬室まで銃身内は完全に通っており、リア・サイトのリーフ部分も完全に作動します。 近年の欧米古式銃市(イベント)では全く売りに出ない希少価値のある品です。 弊社が自信を持ってお勧め出来る逸品です。 オリジナルのさく杖付きです。(KK)

【その他の情報】
登録証が付いて可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。 平成26年6月12日に長野県教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証付きです。

古式銃には文章では表現の難しい傷がある場合があります。 160年ほど前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。
通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像(Detailed Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい

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