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シャープス M1852 カービン (無可動古式銃、スラント・ブリーチ) |
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価格(税込)
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\1,100,000 |
商品番号
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【4559】 |
英 名
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Sharps M1852 Carbine with Slant Breech |
種 類
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古式銃(無可動) 、単発、レバー・アクション、無可動実銃買取品 2017年 春 、ガゼット Vol. 16、長野倉庫在庫品 |
国 名
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アメリカ合衆国 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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958mm |
口 径
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.52 Cal. |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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非公開 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【シャープス M1852 スラント・ブリーチ カービンについて】
シャープス ライフル(歩兵銃)/カービン(騎兵銃)は、クリスティアン シャープスによって1840年代に設計された南北戦争時の代表的なライフルの一つです。 当時、シャープス銃のシンプルで堅牢なメカニズムは高い命中精度を誇り、非常に高い信頼性を得ていました。 後にバファロー・ライフルと呼ばれるほど大口径の弾薬も使用可能な丈夫なシステムとして有名です。 西部開拓時代を代表する銃としてスペンサーと並び現在でも人気の非常に高い銃の1つです。 アンダー・レバー式でレバーを下方に引くことによって、ブリーチ・ブロックが垂直に下降して薬室が開きます。 その状態で後部より紙薬莢またはリネン薬莢を装填し、右側面に付いたハンマーがブリーチ・ブロックの右上のニップルに載った雷管を叩いて発火させる後装外火式管打銃です。 19世紀中期から用いられた初期の後装式で、ハンマーはこのアンダー・レバーとは連動しておらず独立しており、レバーを下げる動作とは別に行います。
シャープス ライフル/カービンは大きく「Slant Breech (傾斜型ブリーチ、Model 1851、1852、1853、1855)」と「Straight Breech (垂直型ブリーチ)」の二種類に分けられます。 本品は非常に珍しい「M1852 Slant Breech (1852年型 傾斜型ブリーチ)」です。 ブリーチ・ブロックが斜め下に落ちるスラント・ブリーチ用のレシーバーが外見的な最大の特徴ですが、本体側面に騎兵隊が鞍に吊るす為のリング(サドル・リング)のバーが、通常は約cm程の短いバーが付いていますが、M1852の特徴として約23cmの長いバーが付いています。
バット・ストックの右側面には真鍮製のパッチ・ボックスが付いており予備のニップルや雷管を内部に納めました。 ブリーチ・ブロックを留めるピンの脱着用レバーを固定する方法も後のモデルとは異なるハンド・ガード右側面に棒状のスプリングで留める方法になっています。
1852年から生産が始まったM1852 モデルは南北戦争で使用された可能性が非常に高い品です。 少なくとも南北戦争時には米国にあった品です。 南北戦争終了後50,000丁のシャープス ライフル/カービンが合衆国政府の部隊と倉庫にありました。 これは1851年から合衆国政府によって購入された10万丁の内、戦争で生き残った品です。 しかし戦争後期に主力となりつつあった金属製薬莢を使用する銃の出現ににより雷管式(パーカッション式) のシャープス ライフル/カービンは旧式兵器となりつつありました。 合衆国政府はそれらを金属製薬莢式に改造(Convert)する事に決めました。 10万丁の内15,000丁は「Slant Breech (傾斜型ブリーチ)」でこれらは改造には向かず手が付けられませんでした。 本品は薬莢式に改造されずにオリジナルの状態で残った品です。
日本でも幕末にシャープス銃が輸入されており古くは「底碪式」と呼ばれました。 用心鉄が「槓桿」と兼用になっており「底碪」とはブリーチ・ブロックで用心鉄は英語でアンダー・レバーと呼ばれます。
連発銃以前の銃でありながら、丈夫で作動の完成度が高く特に騎兵銃は南北戦争時は両陣営の騎兵隊で使用されたことから非常に人気も高い銃です。 またバリエーションの多いシャープスの中でも非常に珍しいモデルです。
本モデル以外にもシャープス カービン/ライフルの在庫がございます。 詳しくはこちら
【本個体の説明】
本品は米国南北戦争で使用された可能性があるオリジナルのシャープス M1852 カービンです。 本体(レシーバー)上部後方には1848年のパテントである事を示す「C. SHARPS (一行目) 」「PATENT (二行目) 」「1848 (三行目)」のパテント刻印が三行にハッキリと刻まれています。 また上部後方にあるシリアル No. 3590も確認することができます。 シリアル No.の低さからも本品が初期生産品であることが判ります。 サイド・ロック・プレートには1852年のパテントである事を示す「C. SHARPS (一行目) 」「PATENT (二行目) 」「1852 (三行目)」のパテント刻印が三行にハッキリと刻まれています。
金属部の全体的に白磨きされておりオリジナルの仕上げは残っていませんが、白磨きのくすみ具合に古式銃独特の時代感があります。 金属部には朽ち込み錆は全くありません。 センター・バンド、バット・プレート、パッチ・ボックスは真鍮製で良い時代が付いています。 真鍮製のパッチ・ボックスの開閉も問題ありません。 170年以上前に製造されたのにも拘らず非常に良い状態を保っています。 木部はオリジナルのウォルナット製で小傷が僅かにあるもののバット・ストックとハンドガード共に状態の良い物で、色合いもマッチしています。 M1852モデルにマッチした基部が少し長いリア・サイトも作動します。 完全に無可動加工はされていますが、レバーの上下、ブリーチ・ブロックの上下作動が非常にスムーズに行えます。 ハンマーは前後に可動しますがシアとメイン・スプリングを取り外してありトリガーとの連動はせず、その為トリガーテンションもありません。 銃口の溶接処理もマズル・クラウンを残し、深いライフリングも確認出来る見栄えの良い仕上げです。 無可動銃でもライフリングが見えるのは大口径ならではの贅沢です。 登録可能な管打式ですが無可動銃として輸入された品ですので登録対象外となっています。 無可動ですが独特の構造が判る資料価値の高い品です。 無可動であるが故に非常にお値打ち価格になっています。 もし本品が登録証付古式銃であれば弊社販売価格が300万以上の品です。 無可動銃としても国内に2程しか輸入されていない品です。 (MM)
【その他の情報】
無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合がございます。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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