 |
|
|
|
 |
ベルギー製 管打式単発決闘用拳銃 (木箱&付属品付、銃砲刀剣類登録証付古式銃、#17168) |
|
 |
 |
|
 |
|
|
▲クリックで拡大画像をご覧いただけます。 Copyright© Chicago Regimentals Co. , Ltd. All Rights Reserved. |
価格(税込)
|
SOLD OUT |
商品番号
|
【4468】 |
英 名
|
Cased Belgian Single Shot Percussion Dueling Pistol |
種 類
|
古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品 |
国 名
|
ベルギー / フランス |
時 代
|
第一次大戦前(〜1914) |
全 長
|
400mm |
口 径
|
14mm |
装 弾
数
|
単発 |
在 庫
数
|
SOLD OUT |
画像について
|
画像は現物です。 |
コメント
|
【ベルギー製 管打式単発決闘用拳銃 について】
スタイルはフランスを中心に19世紀初頭に流行したに貴族用の高級な
NAPOLEONIC DUELING PISTOL(ナポレオン形式の決闘用拳銃)
と呼ばれるパーカッション(管打ち式) シングル ・ショット ピストル(単発拳銃)です。 ベルギーやドイツでもフランス市場の為にフレンチ・スタイルで製造しフランスに輸出しました。 本品は刻印からベルギーのリェージュで耐久テストを受けた事が確認できます。 ベルギー製と思われますが、フランス製でも検査の厳しいベルギーのプルーフ刻印が入っている方が質が高いとされていたので、フランスで作られてベルギーの検査に出した可能性もあります。
DUELING PISTOL(決闘用拳銃)は通常全く同じタイプの銃が一つの木箱に収まっていますが、時として箱が大きくなり過ぎるので一丁ずつ別の箱に収納されて二箱用意される事があります。 本品も一丁でもかなり大きな箱になっているので、当初は決闘用として2セット作られたと思います。 しかしながら19世紀中頃のヨーロッパでも決闘が一般的なくなった事から一丁ずつ木箱に収まった品は貴族の護身用として使用されました。
本品は14mmと口径が大きい事から軍用にも向いていたと思われます。 フランスの19世紀は激動の時代で第一帝政(1804-1814年)、復古王政(1814-1830年)、七月革命(1830年)、七月王政(1830-1848年)、二月革命(1848年)、第二共和政(1848-1852年)、第二帝政(1852-1870年)、クリミア戦争(1853-56年)、普墺戦争(1866年)と政情が不安定で多くの貴族は護身用として軍用、平時問わず大型の強力な拳銃を所持しました。
ベルギーのリェージュには当時多くの銃工房があり、有名なFN社もリェージュ郊外のHerstal(当時は国営兵器製造所、1889年設立)にあり、歴史的にヨーロッパの銃産業の中心地となっていました。 ベルギーは1839年に独立し永久中立国となり、他のヨーロッパ諸国の銃器産業は母国の軍用銃の生産に追われているのを尻目に商業的に繁栄を極め世界各国に輸出しました。 リェージュ・プルーフ刻印の入った銃器が19世紀の銃に多く見られるのはそのためです。
【本個体の説明】
1820-50年頃に作られたと思われる豪華なケース入りの品で全ての付属品が揃っている逸品です。 本品は時代を含めて考えると、最高レベルの状態を保っています。銃身はオクタゴン(八角形)でドーブテイルの小型のブレード・タイプのフロント・サイトが付いています。 リアサイトはノッチ(notch)型と呼ばれる小型のV字です。 銃身を除く金属部は白磨き仕上げで、銃身のみブルー仕上げです。 銃身の仕上げは80%以上オリジナル仕上げが残っていますが小傷が僅かにありますが、それ以外は傷は殆どありません。 尾栓は白磨きの別部品ですが固定されているのか外れません(無理に外される事はお勧め出来ません)。 160-200年以上の時代を経てもこのような状態で残っているのは奇跡とも言えるでしょう。 銃口内はスムース・ボアになっています。 サイドプレート、トリガー・ガードなどの金属部には唐草模様のエングレーブはしっかり残っており、持ち主のイニシャルと思われる「L」の金象嵌の文字が銃身後部とタングに2箇所入っています。 木部は明るいウォルナット系の素材で現在でもしっかりとしています。 また木部の下方前部と、グリップ左右と後方にフレンチ・スタイルの唐草模様と筋の彫刻が入っています。 見た目もさる事ながら、撃発メカニズムも完全で、ハーフ・コック、フル・コック共にカチカチと気持ちの良い作動音をがします。 殆ど使用されていないのでしょうか、ニップルの変形、銃身内の程度共に完全です。 バランスがよく構えた際の感触とても良い品です。
銃身の下(ストックで隠れている部分)にベルギーのLiegeの楕円LEGプルーフ刻印、Liegeの塔刻印とナンバー(9042)とメーカーのイニシャルでしょうか「MR」の二文字が入っています。 通常のベルギー製のメーカー刻印とは異なる事からフランス製ではないかと想像されます。
ローズウッド系の大型木箱(cmxcmxcm)にフレンチ・スタイルと呼ばれる型抜きされた凹みの中に拳銃を始め全ての付属品がピッタリと入っています。 内部と蓋の裏側はお揃いのダーク・グリーンのベルベットが貼られています、その左上コーナーには弾頭を入れる蓋付の小物入れになっています。 付属品はパウダー・フラスコ(全体的に模様が入った品)、モールド、雷管ケース(フランス、パリ製)、雷管ケース(英国Eley社製)、ニップル取り外し工具、さく杖、木槌(ハンマー)の全てが揃っています。 木箱には経年の時代感があります。 東京店在庫品
【その他の情報】
登録証が付いて可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。 昭和46年6月24日に東京都教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証付きです。
160-200年ほど前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクに追加予定の詳細画像(Detailed Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。 詳しくは本HPのメニュ・バーにある「Ordering Terms(ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像はこちら
本コメントは製作途中です。 後日追加/訂正されます。 |
|
|
 |
|
|
 |
|
 |
|
 |
|  |