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ジェゼイル 燧石式 (フリント・ロック) マスケット (銃砲刀剣類登録証付古式銃) |
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▲クリックで拡大画像をご覧いただけます。 Copyright© Chicago Regimentals Co. , Ltd. All Rights Reserved. |
価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【4344】 |
英 名
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Jezail Flintlock Musket |
種 類
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古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品、ガゼット Vol. 17、東京店在庫品 |
国 名
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アフガニスタン / 中近東 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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1,322mm |
口 径
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15mm |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【ジェゼイル 燧石式 (フリント・ロック) マスケット について】
Jezail(ジェゼイル)とは、インド、中央アジア、中近東でおよそ100-200年前に遊牧民族によって使用された前装式の小銃で、戦いの際は軍用銃としても使用されました。 Jezail(ジェゼイル)はメーカーや生産国で分類する事の出来ない、バット・ストックが三日月型に曲がり全体的に細長い形状の、民族的な装飾を施された小銃全般を指します。 Jezail(ジェゼイル)とはペルシャを語源にした単語で、ペルシャ王朝 (この場合のペルシャはイランの古名ではなく広大な王朝の領土を指します) の勢力圏で使用された事から命名されたと思われます。 殆ど全てが手作りで、稀に英国製、または英国東インド会社製 (英領インド製) の機関部を使用した品が見られます。
本品はフリント・ロック式のマスケットで、火打石がフリズン (当たり金) と呼ばれる金具と擦れて火花を発する事で点火します。 フリント・ロック式は日本語では燧石 (火打ち石) 式と呼ばれ、登録証の種別も「火打ち石式銃砲」となっています。 ジェゼイル小銃は、ヨーロッパでは類を見ない細長い形状をしており、唯一似た形状をしているのはアメリカのケンタッキー・ライフルだけでした。 しかしながら、ケンタッキー・ライフルが狩猟用に作られたのに対し、ジェゼイル小銃を使用した遊牧民族が狩猟用としてジェゼイルを用いる事は殆どありませんでした。 ジェゼイル小銃は成人男子における短剣ジャンビーヤ (Janbiya) と共にステイタスとして常に携帯され、宗教的な儀式等を始め、戦いにも使用されました。 アラビア半島では短剣と銃を所有する事が自由人としての誇りとされていました。
ジェゼイル小銃の使用国を特定する事は難しいものの、第一次アフガン戦争 (1838年〜1842年) でアフガニスタンがイギリスを破った際にアフガン戦士によって使用された事から、欧米ではアフガニスタン (ジェゼイル) ライフルとも呼ばれています。 独特の形状をした銃床に一挺一挺異なった装飾が施されたジェゼイル小銃は、他のアンティーク・ガンとは異なった味があり、本品についても約132cmという長い全長も相まって装飾品として魅力的です。 (KK Updated)
【本個体の説明】
本品には英国EIC (East India Company=東インド会社) 用に作られた英国製と思われるサイド・ロックが使用されています。 銃身全体に葡萄の模様と思われるデザインが施されています。 サイド・ロック・プレート側面には、1808年以降に英国東インド会社の王冠を持ったライオンの刻印が彫られています。 引金は小銃としてはとても珍しい折り畳み式となっており、トリガー・ガードを必要とせず、元々トリガー・ガードが付いていない構造となっているのが特徴です。 銃床と銃身は、真鍮製もしくは銅製のバンドにより留められています。 銃身後方の上部には、真鍮製の飾り板が付けられています。 銃床の後部は団扇状に広がっており、その部分を中心に螺鈿 (貝細工) の模様が全体に入れられており、非常に装飾的な外見をしています。
銃床先端部に欠損及びひびが見受けられ、二ヵ所に糸 (裁縫用) を巻きつけて補強が行われています。 銃床は極一部に螺鈿細工の欠損が見られる他、バット・ストックの後部側面に装飾用の細い銅線 (板) がめくれている箇所が見受けられます。 また、サイド・ロック前方の銃床右側面にもやや目立つ割れが見られます。 機関部左側はサイド・ロック・プレート固定用のネジ穴の周辺が朽ちて、穴が広がっており、サイド・ロックの取り付けにがたつきが生じています。 ハンマーは起こすとコックされ、引き金を引くとハンマーは落ちますが、サイド・ロックの本体への取り付けにがたつきが見られるため、コックが掛かりにくい場合がございます。 また、ハンマーはコック状態でやや前後に遊びが目立ちます。 フリズンは開閉時のテンションがやや弱くなっています。 さく杖が付属いたします。
銃身内は
付属のさく杖は、銃身長4/5程度の長さで破断しており、若干歪んでいるため銃への着脱がかなり固くなっています。
燧石式 (フリント・ロック) の銃は、管打ち式、ピン打ち式、火縄式に比べ時代が古く、海外でも希少価値が認められておりますので、その点でもお勧めです。 非常に古い品ですので、傷や錆、修理、小さな欠損や作動上の問題等の全てを本コメントには表記できませんので、店頭で品をご確認いただいた上でのご購入をお勧めします。
本品はあくまでも美術品として可動する状態で登録されている品ですので、実射機能を保証するものではありません。 お手頃な価格ですので、大人の部屋の壁飾りとして、レプリカ・ガンではなく実物の銃砲を飾っていただければと思います。 (MM)(KK)
【その他の情報】
昭和47年4月12日に京都府教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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