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アダムス M1851 管打式リボルバー ドラグーン モデル (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#10014) |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【4329】 |
英 名
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Adams M1851 Percussion Revolver, Dragoon Model |
種 類
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古式銃(登録証付)、登録証付古式銃買取品、ガゼット Vol. 14、東京店在庫品 |
国 名
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イギリス |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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332mm |
口 径
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12mm |
装 弾
数
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5発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【アダムス M1851 管打式リボルバー ドラグーン モデルについて】
アダムス リボルバーは英国の銃器製造業者/デザイナーであったロバート アダムス(Robert Adam)によって開発されたリボルバーの総称で、後に金属製薬莢に改造された品もありますが一般的にはパーカッション(管打ち式)のダブル・アクション・リボルバーを指します。
1851年にLondon Firearms ManufacturersのマネージャーであったGeorge & John DeaneとRobert Adamsは新しいデザインのリボルバーで英国パテントを取りました。 これが後のアダムス M1851 リボルバーで、英国において米国製のコルト社リボルバーの最大の競争相手となりました。 コルトが分離式銃身のシングル・アクションであったのに対してアダムスは丈夫なソリッド・フレームと連射速度で勝っていたダブル・アクション機能を持っていました。
アダムス リボルバーは1851年のロンドン万博でコルト リボルバーの唯一の競争相手でした。 その後アダムス リボルバーとコルト リボルバーは英軍小火器委員会(Committee of British Small Arms)のトライアルに出されまた。
連射速度ではアダムスが全弾撃ち尽くすのに4秒、コルトは11秒かかっており、アダムスのダブル・アクションは速射性能では大きく上回っており、委員会が注目したのは「コルトの操作には両手が必要でしたが、アダムスは片手での操作が可能」な事でした。 しかしシリンダーへの装弾はアダムスが58秒要したのに対してコルトは僅か38秒でフルロードが可能でした。 25発の連射でアダムスは一発の不発もなく快調に作動したのに対し、コルトは25発中4回も作動ストップがありました。
しかしながら、コルト社製は機械化大量生産によって安価な上、部品の互換性が高いと言う軍用銃として重要な点ではアダムス リボルバーに大いに勝っていました。 その結果英軍はコルトリボルバーを採用しましたが、英軍士官の多くは私物として強力なストッピング・パワーがある高級なアダムス リボルバーを買い求めました。 それに対してアダムスは三種類のバリエーションを発表しました。
ドラグーン・モデルと呼ばれる口径 12,7mm(.500 in.)、全長 330mm、銃身長 190mm、重量 1.3kgと大型で強力な(重)騎兵モデルでサドル・ホルスターに収めました。 本品は三種のバリエーションの中で最も珍しいこのドラグーン・モデルです。
インファントリー・モデルと呼ばれる口径 11,2mm(.440 in.)、全長 292mm、銃身長 165mm、重量 0.9kgとややコンパクトにはなりましたが、それでも強力な.44口径の歩兵モデルで腰のホルスター収めました。
ポケット・モデルと呼ばれる口径 7.65mm(.320 in.)、 全長 229mm、銃身長 114mm、重量 0.6kgとドラグーン・モデルの半分以下の大きさの自衛用ポケット・モデルでそのままポケットに収めました。
これらは全て将校用の5連発でした。 アダムスのパートナーであったJohn Deaneはこのアダムス リボルバーをDeane-Adams リボルバーの名称で多くの英国ガンメーカーに委託製造させました。これらのリボルバーは1853-56年に起こったクリミア戦争で多数使用されました。 クリミア戦争後ロシア軍将校の間で高い評価を得たアダムス リボルバーは戦後ロシアでコピー品が作られるまでになりました。
その後英軍は1854年にアダムス M1854 リボルバーを制式に軍用として採用しています。 アダムス リボルバーはダブル・アクションのみの撃発機構で、シングル・アクションもできるモデルはボーモント-アダムス リボルバーと呼ばれ別物になっています。
アダムズ・リボルバーはコルト・リボルバーとは宿命のライバル関係にあり、最終的にはコルト社の英国撤退に追い込んだ英国の伝統ある拳銃です。 実際はコルト社とは経営的にも、商品の構造、生産性に劣っていましたが英国人の愛国精神がその後のウェブリー、エンフィールド リボルバーに受け継がれる結果となりました。 そしてコルト社製品のように機械化されていなかったこともあり、一丁一丁が職人技で作られた芸術品としての価値、特に後世のコレクションとしての楽しみは多くあります。 米国製リボルバーは自社製品が大多数を占めたのに対してアダムスなどヨーロッパの銃は多くの銃製造業者にライセンスで製造させました。 コルト社(だけではなく多くの米国の銃器メーカー)は、バリエーションは制式にモデル名を付けてモデル・チェンジしましたが、アダムスは多種多様な製品がモデル名もなくバリエーションとして存在しました。 本品は刻印からアダムス直営工場で製造され直営店で販売された品です。
【本個体の説明】
本品のフレーム、トリガー・ガードに唐草模様を彫った軍用でも将校に相応しい作りになっています。 程度はオリジナルの仕上げは落ちて部分的にて錆が出ているものの、全体的な程度は古式銃としては比較的良好です。 全体的にチェッカー・リングが入った木製グリップには経年の使用感があります。 グリップ・エンドには蓋が付いており、中に予備弾頭などの小物が収納出来るコンパートメントになっています。 銃身下側にロンドン・プルーフ刻印が二つ入っています。 それとは別にシリンダーの各チャンバーの間ごとにロンドン・プルーフ刻印が二種類交互に合計5ヵ所入っています。 フレームの右側面に「ADAMSS PATENT No.10014R」の刻印が入っています。 シリンダーにもフレームと同じ No.10014のシリアル Noが入っています。 フレームの上からオクタゴン・バレルの上まで「DEANE & ADAMS, DEANE, 30 KING WILLIAM ST., LONDONBRIDGE」の刻印が入っています。
ライフリングははっきりと視認でき、完全に最後まで抜けています。 作動については、トリガーをゆっくり引いて戻した際やトリガーが前方に戻りきっていない場合にハンマーとの連動に支障が出る場合がございます。 フレーム左側面に設けられた板バネ状のハンマー・セーフティのテンションの効きが弱くなっており、現状セーフティとしては正常に機能しておりませんが、通常のダブル・アクション作動への影響等はございません。 珍しい大口径の軍用回転式としてはお値打ち価格になっています。 (MM)(KK)
【その他の情報】
平成28年2月2日に香川県教育委員会によって再交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
最新基準で審査された銃砲刀剣類登録証付きですので安心して所持が出来ます。 名義変更だけの手続きで合法的に所持ができる拳銃です。
古式銃は160年ほど前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。
通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像(Detail-Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。 詳しくは本HPのメニュ・バーにある「Ordering Terms(ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
古式銃の返品についてはこちら
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ブログでの本品についての詳しい説明はこちら |
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