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マンハッタン ネービー リボルバー シリーズ V 4” 銃身 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#9130) |
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▲クリックで拡大画像をご覧いただけます。 Copyright© Chicago Regimentals Co. , Ltd. All Rights Reserved. |
価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【4301】 |
英 名
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Manhattan Navy Revolver Series V (4 inch Barrel)m。g |
種 類
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古式銃(登録証付)、登録証付古式銃買取品、ガゼット Vol. 14 |
国 名
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アメリカ合衆国 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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237mm |
口 径
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9mm |
装 弾
数
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6発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【マンハッタン ネービー リボルバー シリーズ V について】
マンハッタン ネービー リボルバー シリーズ Vは外見的にはコルト社のM1851 ネービー リボルバーとほぼ同じですが、サイズはM1949 ポケットに近い一回り小ぶりの品です。 ただしシリーズ Vのみローディング・レバーの形状が異なります。 マンハッタン ネービー リボルバーは全て .36口径の5連発(M1949 ポケットは.31口径の5または6連発)です。 シリーズ Vのみ例外で6連発モデルです。 オクタゴン銃身は4in., 4.5in., 5in., そして 6 1/2in.の銃身長の異なるバリエーションがあります。 本品は最も銃身が短い4インチ銃身モデルです。 マンハッタン社は1868年にこのネービー リボルバー シリーズ Vを最後にリボルバーの製造を中止しました。
【本個体の説明】に記述しますが、本品はシリアル・ナンバーからシリーズ Vの中でも最も最後に製造された品の一丁となります。 シリーズ Vが最後のマンハッタン リボルーですので、 1859年(1858年末の説もあり)から始まったコルト型リボルバーでコルトに対抗したマンハッタン社最後のコルト・クローン・モデル(コルト型リボルバー)の一丁でしょう。 その後マンハッタン社は1873年に閉鎖するまで時代遅れの真鍮製フレームの単発パーカッション ピストルである「Hero」ブーツ ピストルの生産だけを行いました。 本品はそのような意味でも歴史的価値がある一丁です。
Manhattan Fire Arms Manufacturing Co. (マンハッタン ファイアアームズ製造会社)は1857年にコルト社のリボルバーの特許が切れるのを見計らって、1856年にConnecticut州のNorwichで設立されました。 設立の中心になったのは米国東部ニュージャージー州とニューヨーク・シティの投資家グループですが、当時有名なガンスミスであったThomas Baconを製造部門の監督として雇い入れて、すでにパテントが切れたシングル・ショットやペッパーボックスの製造を始めました。 そしてコルトのリボルバーの特許が切れた1858年末からコルト型リボルバー(.36口径のネービー・モデルと .31口径のポケット・モデル)の製造を開始しました。
マンハッタン ポケット リボルバーが民間市場向けに売りに出されたのに対してネービー リボルバーは軍用としての販路を狙った品です。 しかし北軍、南軍ともに正式にマンハッタン ネービー リボルバーを軍として購入した記録は残っていませんが、南北戦争時には将校の私物として使用されました。 シリーズ Vは1867年からの製造ですので、南北戦争では使用されていません。
マンハッタン ネービー リボルバーの特徴はシリンダー・ノッチの数が倍の10個(5連発の場合。 コルト ネービーは6連発で6個)あるのがマンハッタン ネービー リボルバーの特徴です。 本品は6連発モデルなのでノッチは12個あります。
構造的には M1851 ネービー リボルバーと同じで、銃身部分とフレーム部分がシリンダーを挟むように、前後に分解出来る構造になっています。 バレル・ウェッジと呼ばれる「楔(くさび)」のような小さな部品を右から左に押し出す事によって、銃身部分とフレーム部分が容易に分離します。
【本個体の説明】
本品はエッジの立ったシャープなイメージのしっかりとした品です。 表面仕上げが完全に落とされた白磨きの状態ですが、エッジのあまさもないのでプロによって磨かれたのでしょうか? グリップを外すと僅かにニッケル鍍金がされていた形跡が残っているので、元々はブルー仕上げのされていない品だったのではないでしょうか? 研磨の跡が殆ど見られないので磨かれたのではなく、薬品で鍍金を落とされたのかもしれません。 銃身とフレームの結合部に出ている突起二本の内、一本が折れたのを弊社で修理してあります(外部から見える部分ではありませんが、分解しても修理跡が判らないようになっています)。 完全に修理してありますので全くガタはありません。 シリーズ Vの特徴でもある銃身上の二行のメーカー刻印「MANHATTAN FIRE ARMS CO. NEWARK N.J.」「PATENTED MARCH 8, 1864」がはっきりと判読できます。 これはシリーズ IVと同じ刻印ですが、シリーズ Vは6連発でテーパーのかかったローディング・レバーである点が異なります。 ただし4インチ・バレルのみは、テーパーがかかったローディング・レバーではなく、従来と同じ形のローディング・レバーになっています。 フレーム、銃身、シリンダー・シャフトなどの打刻されているシリアル No.9130がマッチしています。 シリーズ Vは1867年6月から1868年12月の間に約9,000丁が製造されました。シリーズ Vのみシリーズ Iからのシリアル・ナンバーは連番ではなく、1から約9,000までのシリアル・ナンバーから本品はシリーズ Vとしては最終頃に製造された品である事が判ります。 コルト ネービーに比べ僅かにコンパクトなフレームに4インチの短い銃身が見事に調和しており、ポケット・ピストルにも見えますが力強さが感じられます。 シリンダーには彫刻は入ってっていません。
作動は完全でハンマーを起こすとシリンダーが非常に歯切れ良く回転します。 マンハッタン ネービーはコルト ネービーやポケットに比べ国内に入っている数の少ないモデルです。 弊社でも本モデルは初めての入荷品です。 銃身内はライフリングがハッキリと刻まれており最後まで(全て)抜けています。
大阪店在庫品。
【その他の情報】
昭和48年9月28日に京都府教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃で、名義変更だけの手続きで合法的に所持ができる拳銃です。 無可動実銃ではありません。
近年作られた専用木箱に収められています。 木箱の中敷き部分は、銃の形状に合わせた窪みが設けられた上に伸縮性のある布素材が張られており、銃本体がピッタリと収まるようになっています。 蓋は蝶番によって180度まで展開出来る構造となっています。
古式銃は160年ほど前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。
通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像(Detail-Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。 詳しくは本HPのメニュ・バーにある「Ordering Terms(ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
古式銃の返品についてはこちら
詳細画像はこちら
ブログでの本品についての詳しい説明はこちら |
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