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ブルドッグ 5連発 ピン・ファイア リボルバー (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#13) |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【4273】 |
英 名
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Bulldog 5 shot Pinfire Revolver |
種 類
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古式銃(登録証付)、登録証付古式銃買取品、ガゼット Vol. 13 |
国 名
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ヨーロッパ |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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155mm |
口 径
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11mm |
装 弾
数
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5発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【ブルドッグ 5連発 ピン・ファイア リボルバーについて】
ブルドッグ リボルバーとはモデル名ではなく、19世紀後半から20世紀初頭に使われた特殊な形状の銃の呼び方です。 銃本体の大きさに比べ銃身長が短く、グリップも小型、そして大口径の寸詰まりのような形状の銃をイメージが似ている事からブルドッグと呼ばれていました。 この呼び方は現在ではスナッブノーズ(獅子鼻)の名称が主流になっています。 本品が作られた時代には「ブルドッグ」の愛称はまだなかったと思われますが、「ブルドッグ」と呼ぶに相応しい形状をしています。 本品はフランスのルフォーショーによって発明されたピン・ファイア式(カニ目打ち式)の金属製薬莢を使用するリボルバーです。 日本の銃刀法上の古式銃としての規定で最も近代銃に近い形状/構造の品です。 この時代の小型拳銃は5-6mmの小口径ポケット・モデルが一般的で女性の護身用として使用されました。 本品は口径がフルサイズの軍用銃と同じ11mmで、明らかに殺傷力を重視した品となっており、当時の私服警官が使用した品ではないでしょうか? コルト社のスナッブノーズにディテクティブスペシャルの愛称が付いているのもそのためです。 ちなみにブルドッグから短銃身リボルバーを「スナッブノーズ(獅子鼻)」と呼んだのはこのディテクティブスペシャルが初めてとのこです。 本体が近代的なソリッド・フレームになっており、ローディング・ゲートも当時では珍しい斬新な形状をしています。 このような品は欧米でも非常に珍しく、ピン・ファイア リボルバーの専門「System Lefaucheux」でも同じような品の写真が一枚載っているだけで解説に「12mm caliber pinfire revolver of unkown origin. It is five shot, solid frame, and quite small for a gun chambered for this large-caliber-cartridge.(製造所不詳の12mm 口径のピンファイア リボルバー。 5連発、ソリッド・フレーム、そして銃本体に比べてかなり大口径になっている)」と記されているだけです。 銃身にはライフリングが入っておらず、至近距離で大口径の強烈なパンチで相手にダメージを与える特殊な用途の品です。
【本個体の説明】
本体は銃身を含め完全な一体型ソリッド・フレームでは非常にしっかりとした造りになっています。 ブルー(黒染)仕上げが大変よく残り黒々とした古式銃としてはとても程度の良い品です。 仕上げはオリジナルのような色合いですが、地鉄部分に極僅かな荒れが見られるので、当時の再仕上げかもしれません。 フレームのエッジなめはありません。 ハンマーとトリガーは綺麗なブルーの再仕上げがされています。 基本的には表面錆などは殆ど出ていません。 銃口上部面に少しテーパーがかかって極僅か削られているようになっていますが、元々このような造りだったのではないでしょうか? 同じ部分に極小さな打ち傷が数ヶ所あります。 シリンダー後部にシリアル No.13が、折り畳み式のトリガー基部左側面にも同じシリアル No.13が入っておりマッチしています。 他に刻印等が見られずヨーロッパのどこの国で作られたかは残念ながら刻印が入っていないので不明です。
本品には元々付属していた木製グリップが付いていますが、別に現代の手作りプラステック製の無垢グリップが付属しています。 木製グリップには直径約14mmのメダリオンが付いていたのを外した跡が残っています。 現在は木製円盤を取り付けてメダリオンの痕を埋めています。 木製グリップは使用感があり痩せがみられフレーム本体との間に僅かな隙間があります。 グリップを留めているネジの頭に傷があります。 その真鍮製ナットは磨かれており、後世のものかも知れません。
作動はシングルとダブル、両方のアクションが完全でハンマーを起こすとシリンダーが非常に歯切れ良く回転します。 ダブル・アクションで引金を引いても完全に作動します。 ダブル・アクションを優先した構造になっており、シングル・アクションで使用した場合、トリガー位置が後ろ側にきて多少使い難い感があります。 これは構造上の問題で、不具合があって難しいのではありません。 銃身内は元々ライフリングがないスムーズ・ボアで、至近距離での使用に特化しているように思います。 エジェクター・ロッドにはスプリングのテンションが付いています。
シリンダーを抜くには、フレーム前方左側面のネジを完全に抜き取ってからシリンダー軸を前方に引き抜きます。 近代的なリボルバーと同じように簡単にシリンダーが外れます。 ローディング・ゲートは大型で右側面のシリンダーのほぼ全てが露出するように大きく開きます。 通常のピンファイア、特にルフォーショーは作られた時代相応のクラシックなゲート・ロック・システム(ゲート・ロックが基本露出していますが)ですが、本品はロック・システムが内蔵されています。 滑らかな流線形のゲート一部に親指が自然とかかるようなローディング・ゲート・ノッチ方式は初めて見る斬新なものです。 片手で操作が可能であり、反面不用意にゲートが開かない形状をしたノッチは特筆すべき点です。 このような全体的な構造、そしてデザインは他のピンファイア リボルバーの中でも、特に変わった形状の品です。 多くの点で一般的なルフォーショー リボルバーとは全く異なった品です。 ピンファイア リボルバーの代名詞として全てのピン ファイアがルフォーショーと呼ばれていますが、本品はルフォーショーとは呼べない特殊なモデルです。 国内に何丁このような珍しいモデルが存在しているか、もしかすれば唯一の品である可能性もある希少性を備えています。 東京店在庫品。
本HPのメイン画像のグリップは予備のプラスティク製グリップが装着されています。 その下の詳細画像の銃身左向き画像には木製グリップが付いています。 木製、プラスティク製共に左右ともあります。
【その他の情報】
手作りのダミー・ピンファイア・カートリッジ5発と近年作られた桐箱、そして予備の手作りプラスチック製の無垢削り出しグリップが付属しています。
平成1年7月13日に長野県教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は150年ほど前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。
通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像(Detail-Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。 詳しくは本HPのメニュ・バーにある「Ordering Terms(ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
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