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ウィルソン 歩兵銃 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#A8783)  
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価格(税込)
 \1,980,000
商品番号
 【4169】
英  名
 Wilson 2 Band Breech Loading Rifle
種  類
 古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品、ガゼット Vol. 13、東京店在庫品
国  名
 イギリス
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 1,247mm
口  径
 12mm
装 弾 数
 単発
在 庫 数
 限定1品
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【ウィルソン 歩兵銃 について】
ウィルソン 歩兵銃は、トーマス・ウィルソン (Thomas Wilson) が1860年10月12日にパテント No.2488 (Thomas Wilsons British Patent No. 2488) を取得した後装装置を使った後装施条銃です。 元になった銃は.577口径のエンフィールド小銃で、口径も同じで腔綫「ライフリング」は初期型と同じ5条となっています。 撃発装置もエンフィールド小銃と同じような、サイド・ロックの雷管外火式です。 後装式の構造を除けばエンフィールド小銃とほぼ同じスペックです。
ウィルソン ライフルのような後装式は古くは直動鎖せん式と分類されました。 円柱游底が銃身と一直線に前後運動して薬室を開くもので、閉じてもそのままでは完全に閉鎖しないので、横から楔 (くさび) 状の部品によって留めてあります。 この部品から横栓銃とも呼ばれました。 ウィルソンは円柱游底の把手が海老の尻尾に似ている事から、海老尻尾とも呼ばれました。
ウィルソン ライフルは前装式エンフィールド小銃の後継主力小銃のトライアルに提出されました。 1864年10月12日付の英軍兵器選定委員会の報告によると、ウィルソン ライフルは提出された47種類の中で、最終トライアルまで進んだ9挺に選ばれました。 最終トライアルには、ウィルソン以外にも、モント・ストーム、グリーン、ウエストリー・リチャーズ (モンキー・テイル)、ジョスリン、シェパード、スナイダーが選ばれました。 最終的にエンフィールド小銃からの改良コストが安く、操作が容易で堅牢性に長けたスナイドルが次期英国主力小銃となった為、ウィルソン ライフルは英軍には採用されず、少数が製造されただけの世界的に非常に珍しい品です。

【本個体の説明】
本品は一言でいうと「オリジナルの状態を良く残した資料的価値の高い品」と呼べる珍しい品です。 本品の特徴である後装式部分は完全で機関部の楔(くさび)状の部品のスプリングを使ったロック、楔の左右出し入れを始め、遊底の海老尻部分の機能、そしてそれを持ち上げての遊底前後動は問題ありません。 ハンマーのハーフコック、フルコックの動きもスムースで、コックの際にカキッ!カキッ!と小気味良い音がする程です。 ハンマーと楔、サイド・ロック・プレート、後部スリング・スイベルなどの一部には朽ち込み錆がございますが、全体的に日本で発見された品としては非常に良好な状態です。 トリガー・ガードとバット・プレートは真鍮製でとても時代感がある濃緑青が出てオリジナルの状態を保っています。 サイド・プレートのクラウンの刻印、そしてハンマーの前に「1867」の年号と「ヤシの木」の刻印が入っています。 この「ヤシの木」の刻印は弊社でも初めて見るもので重要な研究課題です。 木部は全体に経年使用の小傷や小さな打ち傷が極僅か見られますが、時代感が色として良く出ており飴色の美しい、良い時代の付いたストックです。 銃床(バット・ストック)左側面に「壬申二千六百七十一 香川縣」の壬申刻印が入っています。
壬申 (じんしん) とは干支の一つで、明治5年 (1872年) を表します。 明治5年 (1872年) 一月に太政官布告第28号第五則の「銃砲取締規則」によって私蔵されていた銃砲の「我が国初の管理統制」が始まりました。 廃藩時において旧藩は旧家臣に軍用銃を下付する事が多く、旧士族の家には一挺の軍用銃があったとも言われています。 それらが大量に市中に出回り私蔵されていました。 それらの銃砲は管轄庁 (東京と大阪は武庫司) に持参して改刻印式によって番号、官印を受ける (これが明治5年度であれば壬申刻印と番号) 事を義務付けました。 同時に管轄庁は同人名と番号を管轄鎮台に届け出て、鎮台より武庫司にそれらが提出される仕組みになっていました。 その際の刻印が「壬申刻印」です。 本品には「香川縣」の刻印があるので明治5年 (1872年) に香川県で登録された銃と言えます。 また本銃の登録証は香川県での交付ですので明治5年 (1872年) から平成13年 (2011年) までの約140年間おなじ香川県にあった品と言えます。
銃身上部後方 (薬室上部) にシリアルNo.A8783と英国の王冠刻印が入っています。 その左側面に銃身左側面後方に英国のプルーフ刻印が打たれています。 銃口側から最終検査刻印 (Definitive Proof Mark)、ゲージ刻印 (25は.577口径を表します)、製造所検査刻印 (View Mark)、ゲージ・テスト刻印 (25は.577口径を表します)、暫定検査刻印 (1855-1904年の間にBirminghamプルーフ・ハウスで行われたライフリングを切る前の銃身の検査、Provisonal Proof Mark) で、典型的なBirmingam銃器製造協会会員のメーカー製の刻印です。
また、銃身上部リア・サイト後方に「T. WILSONS PATENT」の刻印が入っています。 銃床 (バット・ストック) 両側面にh「松本治朗」と薄く当時の所持人の名前と思われるものが引っ掻き文字で入っています。
オリジナルの鉄製さく杖が付属しており、こちらも本体と違和感無い時代感が付いています。 銃口から火門まで通っている事を確認済みです。 (MM)

【その他の情報】
平成13年12月12日に香川県教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。

150年ほど前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュ・バーにある「Ordering Terms(ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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