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ホイットワース 3 バンド 管打式小銃 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#無、1868?年製) |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【4081】 |
英 名
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Whitworth 3 band Percussion Rifle |
種 類
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古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品、ガゼット Vol. 13 |
国 名
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イギリス |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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1,235mm |
口 径
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16mm |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【ホイットワース 3 バンド 管打式小銃 について】 ホイットワース(Whitworth) 小銃は英国の優秀なエンジニアであり著名な事業家であったジョセフ・ホイットワース準男爵(Sir Joseph Whitworth)によって設計されました。 ホイットワース準男爵 はホイットワース小銃の設計者としてよりも、その他の工業製品の発明者として有名で特に世界で始めて工業ネジ規格を作った人物として今でもその業界に名前を残しています。
ホイットワース準男爵は従来の丸い銃身内にライフリングを切った方式より、螺旋状の六角形の方が小さな口径でより正確な射撃出来る実験を行っており、1854年にはそれでパテントを所得しています。 このコンセプトで1856年には真鍮製の榴弾砲の公開試験を行っています。
ホイットワース準男爵はこのシステムを使用して命中率を高めることが出来る小銃をエンフィールド P1853 小銃に置き換えられるのではないかと考えていました。
クリミア戦争(1953-1956年)では当時最新式と言われたエンフィールド P1853 小銃には命中率の点の問題が露見していました。 1857年にホイットワース小銃とエンフィールド 小銃と比較するためのトライアルが行われました。 ホイットワース小銃がエンフィールド 小銃より命中率が優れていることがトライアルにおいて証明されました。 特に有効射程距離がホイットワース小銃が2,000ヤードに対して、エンフィールド 小銃は1,400ヤードしかありませんでした。 トライアルでは全般的にホイットワース小銃がエンフィールド 小銃より性能的には上回っているのが証明されたにも拘らず、銃身内の摩耗が激しく汚れが溜まりやすい傾向があり、価格がフィールド 小銃の4倍もコストがかかったので、英国政府はホイットワース小銃を選考から外しました。、英軍に採用されなかったホイットワース小銃はその後、英国の宿敵でもあったフランス軍用と販売しました。また米国の南北戦争では南軍によって使用されたのが有名ですが、南軍(CSA)が正規に装備したのは記録では僅か250丁しかありません。 銃器産業の最も大きな供給先であった米国南北戦争の終結によって、他の軍用小銃と同じように1865年にホイットワース小銃の生産が終わりました。 その生産数は約13,400丁(13,700丁説もあり)しかなく、多くの品は実戦で使用され銃身の摩耗によって多くの銃が廃棄されました。 有名な割には現存数が少ない英国製の軍用銃です。
【本個体の説明】
本品はライフリング以外はエンフィールド P1853 3 バンド 小銃と同じように見えますが、作りがはるかに上等です。 金属部全体に表面錆がありますが、気になるような朽ち込み錆はありません。 金属部分の錆(特にバット・プレートとサイド・ロック部分)がある割には木製ストックの程度はとても良く、飴色になったオリジナル仕上げが残っています。
バット・ストック右側面に二つの刻印がハッキリと綺麗に入っています。 一つは製造者の刻印で「UNVERSAL FIRE ARM WORKS, BIRMINGHAM, ROBt HUGHES」とあります。 これはロバート・ヒュー(Robert Hughes, 1855年-1900年)の製品で、彼は著名な英国のガン・メーカーで英国第二の都市であり銃産業の中心地であったバーミンガムでライフルやピストル製造していました。 (住所: 22 Moland Street, Birmingham、1872年まで、100 Moland street, Birmingham、 1873年から)。 彼は1868年にバーミンガムでUniversal Firearms Worksと言う工房を開きました。 彼の製品は当時ロンドンの銃器愛好家(貴族などのアフリカやアジアでの狩猟旅行家)によって高い評価を得ていました。 ホイットワースの優れた特殊ライフリングにロバート・ヒューの製造技術が加わった実用的にも非常にクォリティの高い品であることが証明されています。 もう一つのバット・ストック刻印は「R王冠M、ENFIELDの中にE王冠15」で英国エンフィールド造兵廠の検査刻印です。 更にサイド・ロック・プレートに「ENFIELD 1868?」の刻印と王冠の下に「V.R.」のアルファベットが入っています。 銃身後部左側面に「王冠VR」刻印を始め、いくつかのプルーフ刻印が打たれています。 ハンマー(撃鉄)はフルコック、ハーフコック共に完全に作動します。 銃口から薬室まで銃身内は完全に通っています。 独特の八角形のライフリングが残っています。 リアサイトのリーフも完全に作動します。 唯一、各バンドを留めているネジの締め込みが出来なくなっており、バンドの取り付けにややガタつきが見られます。 部品の欠損がない完全品です。 さく杖はオリジナルを模した本体真鍮製、先端鉄製の復刻品が付属しています。 東京店在庫品 (MM)
【その他の情報】
昭和46年2月15日に宮城県教育委員会によって交付(昭和50年5月16日 再交付)された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像(Detailed Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。 詳しくは本HPのメニュ・バーにある「Ordering Terms(ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
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