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コルト M1851 ネービー リボルバー(銃砲刀剣類登録証付古式銃、#38078) |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【4059】 |
英 名
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Colt M1851 Navy Revolver |
種 類
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古式銃(登録証付)、登録証付古式銃買取品 |
国 名
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アメリカ合衆国 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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349mm |
口 径
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.36 Cal. |
装 弾
数
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6発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【コルト M1851 ネービー・リボルバーについて】
コルト M1851 ネービー・リボルバーはサミュエル・コルト社(Samuel Colt、現在のColt Firearms社)で1850年より1873年まで製造された軍用リボルバーで、正式名称は「Colt Revolving Belt Pistol of Naval Caliber(Colt海軍口径 回転式ベルト・ピストル)」です。 コルト社は1848年に発売した44口径のコルト ドラグーン(Model 1848 Percussion Army Revolver)を基に、31口径に小型化、改良したコルト M1849 ポケット・リボルバーを1849年に発売しました。 それとほぼ平行してRevolver Ranger modelを1850年に発売しました。 それにNavyの名前を冠して1851年から軍用とし大々的に売り出し、南北戦争(1861年-1865年)では主要拳銃として使用されました。 M1851 ネービー・リボルバーは全て .36 口径の6連発のモデルです。 一足先に発売されたM1849 ポケットを一回り大きくしたデザインで、構造は全く同じです。 またM1849 ポケットには銃身長や装弾数の異なるバリエーションが存在しましたが、M1851 ネービーの銃身長は7,5インチのみでバリエーションはありません。 先に発売された.31口径のM1849 ポケットは、その口径から民間市場をターゲットにしていましが、M1851 ネービーは軍用としての販路を伸ばしました。 当時コルト社が生産した軍用パーカッション・リボルバーの中でM1851 ネービーはとても成功し、本国の工場で25万丁、英国のLondon工場で2万2千丁が生産されました。
コルト社のパーカッション・リボルバーの特徴として銃身部分とフレーム部分がシリンダーを挟むように、前後に分解出来る構造になっています。 バレル・ウェッジと呼ばれる「楔(くさび)」のような小さな部品を右から左に押し出す事によって、銃身部分とフレーム部分が容易に分離します。 シリンダーには、1843年のカンペチェ海戦(Naval Battle of Campeche)でテキサス海軍がメキシコ海軍を破る場面が描かれており、これが Navy と呼ばれる由来となっています。
【本個体の説明】
本品はシリアル No. 38078からネービー・モデルの初期生産品にあたる1854年製(嘉永7年)であることが判ります。 製造年から南北戦争(1861年-1865年)で使用された可能性は十分考えられます。 本品はガンブルーが完全に落ちてそこに表面錆が全体的にでた状態ですが、落ち着いた色合いになっており古式銃としては許容範囲です。シリンダーのニップル部分周りに多少ハンマーの当たり傷があります。 シリンダーのカンペチェ海戦彫刻はかなり薄くはなっていますがほぼ全て残っています。 但しシリンダーの一部に朽ち込み錆があって、その部分の彫刻の確認はできません。 パーカッション・キャップを入れる本体右側面の切れ込み(Cap Cut out)に追加で細い溝を当時の使用者が入れたと思われます。 これはニップルにパーカッション・キャップを簡単に装着するために改造されたもので、コルト ネービーは装着し難かったのでしょうか、ネービーに限っては時折そのようになった品を見かけます。 ただし近年の改造ではありませんので、本銃が使用されてきた歴史の一部と考えられます。 真鍮製ポスト型のフロント・サイトは通常より若干低くなっています。 シリンダーの作動は比較的スムーズですが、シリンダー・ロッキング・ノッチが磨耗している為、あまり強くハンマーを起こすとシリンダーが回りすぎてしまう一ヶ所あります。 ハンマーを起こすと、フル・コックとハーフ・コックできっちりとコックされます。 銃身、シリンダー、フレーム、トリガー・ガード、バック・ストラップのシリアル (No.38078)がマッチしています。 残念ながらウェッジのシリアル(No.38052)は合っていませんが下二桁のみの相違なので、当時それも製造されて早い時期に入れ替わったと思われます。 同じ部隊内の部品が入れ替わった可能性が大きいです。 ウェッジの穴(Wedge Slot)の前方に少し隙間(前方に少し穴が拡げられています)があります。 シリンダーの軸(Base Pin)のシリアルが474?でこれも本体とシリアルが合っていません。 外部から見るとフレームと銃身の接合部分にスペーサーが入っているように見えますが、別部品のスペーサーではなくフレームの先端が一段(一回り)小さく削られています(画像を参照下さい)。 オリジナルの木製(ウォルナット製)のグリップの上部両コーナーが欠けており、特に左側は穴のようになっています。 また右側に上部にひびが入っています。 フレームの左側面に「COLTS PATENT」の刻印が入っています。 銃身の上に細かい文字で「ADDRESS COL SAML. COLT NEW-YORK U.S. AMERICA」と一行でハッキリと入っています。 前部フレームに「壬申八十三 木更津」の文字が鏨で入っています。銃身基部上部から左側面に大きく朽ち込み錆があります。 口径刻印は元々入っていません。 真鍮製のトリガー・ガードは元々楕円ではなく四角形ですが下面が極僅か上部に凹んで(実際には凹みではなく水平に近い形)いるので、かなり四角く感じます。 銃身内はライフリングが刻まれており最後まで(全て)抜けています。 国内では「51 ネービー」の呼び名で最も人気のあるモデルの一つです。使用感はかなりあり、マイナス面もいくつもありますが、銃そのものはガタの少ないしっかりとした造りで後世のてがあまり加えられていないと考えればオリジナル度は高い品です。 現時点では入荷したままの状態で販売しますので、お値打ち価格に設定いたします。 将来的に弊社で内部を調整し作動などが完動になると価格が変更になりますことご了承ください。 東京店在庫品
【その他の情報】
平成3年12月17日に東京都教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
160年ほど前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像(Detailed Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。 詳しくは本HPのメニュ・バーにある「Ordering Terms(ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像はこちら
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本体左側面の画像 |
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外部から見るとフレームと銃身の接合部分にスペーサーが入っているように見えますが、別部品のスペーサーではなくフレームの先端が一段(一回り)小さく削られています。 |
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シリンダーのニップル部分周りに多少ハンマーの当たり傷があります。 |
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パーカッション・キャップを入れる本体右側面の切れ込み(Cap Cut out)に追加で細い溝を当時の使用者が入れたと思われます。 |
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前部フレームに「壬申八十三 木更津」の文字が鏨で入っています。 |
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銃身基部上部左側面に大きく朽ち込み錆があります。 |
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真鍮製ポスト型のフロント・サイトは通常より若干低くなっています。 |
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銃身上部のコルトの刻印部と、銃身基部上部の朽ち込み錆があります。 |
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