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ルフォーショー・フランコット 6連発 リボルバー (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#107991、ダミー薬莢付) |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【4022】 |
英 名
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Belgian Lefaucheux-Francotte 6 shot Pinfire Revolver |
種 類
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古式銃(登録証付)、登録証付古式銃買取品、ガゼット Vol. 13 |
国 名
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ベルギー / フランス |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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285mm |
口 径
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11mm |
装 弾
数
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6発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【ルフォーショー・フランコット 6連発 リボルバーについて】
ルフォーショー(ル・フォーショウ=Lefaucheux)はフランス人のカジミール ルフォーショー(Casimir Lefaucheux, 1802-1852) によって発明されたピン・ファイア式(カニ目打ち式)の金属製薬莢を使用するリボルバーでフランス、ベルギーでパテントを取って1860-70年代に多種多様な品が製造されました。 本品はベルギーのリェージュ製です。 ルフォーショー リボルバーは5連発から20連発までの非常に多くのバリエーションがあります。 銃身も3cmほどのラウンド・バレルから15cm以上のオクタゴン・バレルまで色々な銃身長がありました。 本品は15.6cmのオクタゴン・バレル・モデルです。 また用途も色々で、大型の無骨な軍用モデルもあれば、全体に彫刻の入った小型の護身用までバリエーションが豊富です。 ピン・ファイア式の生産はパテントの関係でしょうか、ヨーロッパではスタンダードな種類でしたが、アメリカでは殆ど生産されませんでした。 当時ルフォーショーはピン・ファイア拳銃の代名詞で、リム・ファイア式が普及されるまで、ヨーロッパを始め、アメリカなど世界各国に輸出されました。 特に幕末期には多くの種類のルフォーショー拳銃が日本国内に入っています。
【本個体の説明】
本品はベルギーのリェージュ(Liege)で1810年にRue Mont Saint Martin 61, Liegeで創業した有名なオーガスト・フランコット社(August Francotte社)製です。 フランコット社はルフォーショーのピンファイアに改良を加えルフォーショー・フランコット (Lefaucheux-Francotte)として売り出しました。 スウェーデン軍用の11mm口径 M1871 騎兵拳銃、デンマーク軍用の10mm口径 M1882 騎兵拳銃も製造しました。 フランコット社は1850年頃から第一次大戦前まで非常に手広くビジネスをしていました。 小売業にも力を入れており1890年頃までに150種類以上のリボルバーを販売していました。フランコット社が小売りをした銃には「王冠にAF」のプルーフ刻印を打ってあり、いくつかのベルギー製ルフォーショー・リボルバーに、その刻印が見られます。
本品は銃身上面中央に「A. FRANCOTTE A LIEGE」の刻印が見られる他、銃身基部左側面には「E.LEFAUCHEUX INVR BREVETE」のパテント刻印も確認できます。 また八角形(オクタゴン)銃身の右斜め上の面には「明治二0年八 埼(玉)」の刻印が入っており、本品が発見され登録証を交付されたのが埼玉県であったことから、明治20年から約130年の間「埼玉県」にあったことが裏付けられる歴史的にも興味のある品です。
ルフォーショー リボルバーはバリエーションが多く、アメリカ製リボルバーよりお手頃な価格帯ですので、それだけを集めるには面白い分野です。 ピン・ファイアは日本ではカニ目打ち式と呼ばれる最も初期の金属薬莢を使用する発火方式の銃で、パーカッション(菅打ち式)に比べて装薬や弾頭、そして雷管が脱落する心配もない長所がありました。 シリンダーはセンター・ファイアのように完全に前から後ろまで貫通した後装式です。 しかし現代実包が使用出来ない旧式の金属薬莢を使用する為、最も現代銃に近い構造をしているのにも拘らず、国内で古式銃として合法的に所持できます。 本品はピン・ファイアの短所であるシリンダーから突き出たピンが誤って他の物に当たって暴発を防ぐためにレシーバー後部にシリンダー後部を覆うようにカバーが付いています。 弊社でも多くのルフォーショー リボルバーを扱いましたが、このカバーが付いている品は初めてで軍用として採用されたフランコット社製ピン・ファイア・リボルバーの多くにこの機構が取り入れられています。 作動は完全良好でハンマーを起こしてシングル・アクションとして、またそのままトリガーを引いてダブル・アクションとしても、どちらもシリンダーが歯切れ良く回転します。 銃身内はライフリングが深く刻まれており最後まで(全て)抜けています。 また銃把下部には二十六年式拳銃と同じような落下/紛失防止のランヤード(吊り紐)を取り付けるリングが付いています。
11mm口径ダミー薬莢付 (新しく作られた真鍮製のケース下方側面にピンを装着しただけの品で、雷管薬や装薬は入っていない安全なダミー品です。 弾頭も付属していません)。 東京店在庫品
【その他の情報】
平成27年7月9日に埼玉教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
ベルギーから国内に輸入されてから約160年間、コレクターや業者の手を経ていない生な品です。 明治20年に埼玉県で登録されて以来、人の手に触れずに眠っていた品と思われます。
約160年前に作られた高価な機械物の骨董品でございますので、通信販売でのご購入を検討される方は、下記の詳細画像(Detailed Photos)をご覧になり十分ご検討下さい。
詳細画像はこちら |
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