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コルト M1862 ポリス・リボルバー (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#12389) |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【4005】 |
英 名
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Colt M1862 Police Revolver |
種 類
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古式銃(登録証付)、登録証付古式銃買取品、無可動実銃買取品 2015年 夏、ガゼット Vol. 13 |
国 名
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アメリカ合衆国 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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310mm |
口 径
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8mm |
装 弾
数
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5発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【コルト M1862 ポリス・リボルバー について】
コルト M1862 ポリス・リボルバーはコネチカット州ハートフォードにあったサミュエル・コルト社(Colt Patent Firearms Company、現在のColt Firearms社)で1861年より1873年まで僅か28,000丁だけ製造されました。 「Cap and Ball」と呼ばれる管打ち式のリボルバーです。 本品はシリアル No.12389から1862年製(文久二年)の初期生産品であることが判ります。 シルエット的には61 ネービーを一回りコンパクトにした非常に引き締まった形をしています。 フレームはM1849 ポケット・リボルバーとほぼ同サイズですがシリンダー前部2/3を.36口径に対応するために肉厚にし、ボア・アップしてあります。 そしてシリンダーは余分な肉をそぎ落としたフルーテッド・シリンダーと呼ばれる溝の入ったものになっています。 これを米国では「Half Fluted Cylinder」と呼んでおり、数あるコルト リボルバーの中でも本モデルが唯一の「Half Fluted Cylinder」となっています。 Colt M1862 Pocket Model of Navy Caliber Revolver (通称ポケット・ネービー)とポリスとの違いは、シリンダーが「Half Fluted Cylinder」となっているかと、彫刻の入ったラウンド・シリンダーになっているかだけの違いです。 コルト・ポケットとコルト・ポリスの比較は弊社ブログで詳細をレポートしています。
<コルト・ポケットとコルト・ポリスの比較ブログはこちら>
M1862 ポリス・リボルバーは全て .36 口径の5連発モデルです。 銃身の銃身長が3 1/2、4 1/2、5 1/2、6 1/2インチ があり、M1849 ポケットと異なる銃身バリエーションです。 本品は銃身が最も長い6 1/2 インチ(16.5cm)モデルです。 本品は6 1/2 インチ銃身モデルで口径も同じことからコルト M1861 ネービー・リボルバー (7 1/2インチ銃身)とイメージが非常に似ています。
コルト社のパーカッション・リボルバーの特徴として銃身部分とフレーム部分がシリンダーを挟むように、前後に分解出来る構造になっています。 全ての銃身長のバレルの下にはCreeping Styleローディング・レバーが付いています。
【本個体の説明】
本品はオリジナルのガンブルーとケースハードンが多く残っている弊社が取り扱ったコルト社製古式銃の中で群を抜いて素晴らしい状態の品です。 前所有者がシリンダー部をタッチアップ程度の手を加えています。 コルト社製品の特徴であるケースハードンが残っている品は欧米でも貴重な品です。 本品は昭和40年代に東京銀座にあった東京アンティーク・アームズ社が輸入した品で、当時このように程度の良い品は米国でも高価であったため殆ど輸入されませんでした。 東京アンティーク・アームズ社の当時のカタログにも写真入りで紹介されている品です。 当時の東京アンティーク・アームズ社の価格・仕様書にこのシリアル No.の品が「T.A.A.#464
コルトポリスモデル1862年型、ペアーケース入り、36口径 5連発、アクセサリー全品付き、ガンブルー70%残、炭素焼き残、作動完全(原文のまま)」の仕様(解説)で 1,650,000円の価格が付けられていました。 その時代の相場としては人気モデルの約5倍の価格です。 ちなみにコルト ドラグーン(当時54万円)より高い価格で販売されていましたので、その希少価値が約40年前からあったと言えます。 東京アンティーク・アームズ社の価格は二丁ペアのものです。 残念ながら二丁ペアの一丁が失われています。 本銃は古式銃ですのでオリジナル仕上げは多少落ちてはいますが、全体的な程度は古式銃としは最高程度です。 特に当時から製造数が少なくM1849 ポケット以降のコルト社製リボルバーの中では日本に輸入された数が桁違いに少ない希少価値です。 作動は完全良好でハンマーを起こすとシリンダーが歯切れ良く回転します。 オリジナルのハンマー・スプリングの為にとても撃鉄が重たくなっています。 オリジナルの木製(ウォルナット製)グリップも美しい完全品です。 真鍮製のトリガーガードです。 トリガーガードは若干磨かれていますが、違和感はありません。 銃身、フレーム、シリンダー、トリガー・ガード、バック・ストラップ、シリンダー・バーなどのシリアル No.がマッチしています。 ウェッジのシリアルが2484でマッチしていません。 銃身とシリンダーを外した銃身後部(外部から見えない場所)に「2」「I5」と検印と思われる刻印が入っています。 銃身の上に細かい文字で「ADDRESS COL SAML. COLT NEW-YORK U.S. AMERICA」と一行でハッキリと入っています。 フレームの左側面に「COLTS PATENT」の刻印が入っています。 トリガーガードの左側面に「36 CAL」の口径表示刻印が入っています。 シリンダーに「PAT. SEPT 10TH」のパテント刻印が入っています。 銃身内はライフリングが深く刻まれており最後まで(全て)抜けています。 銃本体右側面からウェッジを抜くために小さな金具で叩いた小傷があります。 この部分が唯一の欠点で銃身、フレーム、シリンダーのガタの全くない非常にしっかりとした逸品です。
19世紀頃の二丁ペアで入る木箱に入っています。 木箱はコルト社製のオリジナルではなく、内部のライニングは19世紀の品ではありませんが、かなりの時代は付いています。 オリジナルのコルト社製モールダー(COLTS PATENT刻印)とフラスコ(DIXON & SONS PATENT刻印)、オリジナル・パーカッション・キャップ缶(紙ラベル欠)、オイラー、ニップル・レンチの付属品が付いています。 木箱蓋上部に真鍮紋章型プレートが入っていた痕がありますが、真鍮プレートは付いていません(取れています)。 木箱の一部に修理跡があります。 折角の二丁揃いで輸入されたのにもかかわらず、一丁のみになった事が悔やまれます。 二丁揃っておれば軽く1,000万円は超える品です。 東京店在庫品。
【その他の情報】
昭和49年3月18日に東京都教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
高価な品でございますので、通信販売でのご購入を検討される方は、通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像(Detailed Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。
詳細画像はこちら
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本体左側面画像です。 |
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グリップには時代感は僅かにありますが、美しい状態です。 |
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フレームのケースハードン仕上が残っています。 |
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銃身、フレーム、トリガー・ガード、バック・ストラップのシリアル No.がマッチしています。 |
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特徴的なハーフ・フルーテッド・シリンダー。 パテント刻印が入っています。 |
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銃本体右側面からウェッジを抜くために小さな金具で叩いた小傷があります。 |
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銃身の上に「ADDRESS COL SAML. COLT NEW-YORK U.S. AMERICA」とハッキリと入っています。 |
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木箱は二丁用ですが、一丁しか入っていません。 |
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