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ルフォーショー・フランコット ポケット・リボルバー (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#94593) |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【4004】 |
英 名
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Belgian Lefaucheux-Francotte 6 shot Pocket Pinfire Revolver |
種 類
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古式銃(登録証付)、登録証付古式銃買取品、ガゼット Vol. 13 |
国 名
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ベルギー / フランス |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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180mm |
口 径
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7.5mm |
装 弾
数
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6発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【ルフォーショー・フランコット ポケット リボルバー について】
ルフォーショー(ル・フォーショウ=Lefaucheux)はフランス人のカジミール ルフォーショー(Casimir Lefaucheux, 1802-1852) によって発明されたピン・ファイア式(カニ目打ち式)の金属製薬莢を使用するリボルバーでフランス、ベルギーでパテントを取って1860-70年代に多種多様な品が製造されました。 本品はベルギーのリェージュ製です。 ルフォーショー リボルバーは5連発から20連発までの非常に多くのバリエーションがあります。 銃身も3cmほどのラウンド・バレルから15cm以上のオクタゴン・バレルまで色々な銃身長がありました。 本品は8.5cmのオクタゴン・バレル・モデルです。 また用途も色々で、大型の無骨な軍用モデルもあれば、全体に彫刻の入った小型の護身用までバリエーションが豊富です。 ピン・ファイア式の生産はパテントの関係でしょうか、ヨーロッパではスタンダードな種類でしたが、アメリカでは殆ど生産されませんでした。 当時ルフォーショーはピン・ファイア拳銃の代名詞で、リム・ファイア式が普及されるまで、ヨーロッパを始め、アメリカなど世界各国に輸出されました。 特に幕末期には多くの種類のルフォーショー拳銃が日本国内に入っています。
本品はベルギーのリェージュ(Liege)で1810年にRue Mont Saint Martin 61, Liegeで創業した有名なオーガスト・フランコット社(August Francotte社)製です。 フランコット社はルフォーショーのピンファイアに改良を加えルフォーショー・フランコット (Lefaucheux-Francotte)として売り出しました。 スウェーデン軍用の11mm口径 M1871 騎兵拳銃、デンマーク軍用の10mm口径 M1882 騎兵拳銃も製造しました。 フランコット社は1850年頃から第一次大戦前まで非常に手広くビジネスをしていました。 小売業にも力を入れており1890年頃までに150種類以上のリボルバーを販売していました。フランコット社が小売りをした銃には「王冠にAF」のプルーフ刻印を打ってあり、いくつかのベルギー製ルフォーショー・リボルバーに、その刻印が見られます。
ルフォーショー リボルバーはバリエーションが多く、アメリカ製リボルバーよりお手頃な価格帯ですので、それだけを集めるには面白い分野です。 ピン・ファイアは日本ではカニ目打ち式と呼ばれる最も初期の金属薬莢を使用する発火方式の銃で、パーカッション(菅打ち式)に比べて装薬や弾頭、そして雷管が脱落する心配もない長所がありました。 シリンダーはセンター・ファイアのように完全に前から後ろまで貫通した後装式です。 しかし現代実包が使用出来ない旧式の金属薬莢を使用する為、最も現代銃に近い構造をしているのにも拘らず、国内で古式銃として合法的に所持できます。
【本個体の説明】
本銃は小型の「ポケット・モデル」と呼ばれるダブル/シングル・アクションの品です。 本体の鉄の部分は当初よりブルー仕上げの無い白磨き仕上げ(ポリシュ・フィニシュ)になっており、一部に時代錆が見られますが再仕上げされていないオリジナルの状態です。 女性のポーチにも収まるように小型化され、トリガー・ガードが当初からなく、トリガーも折り畳めるようになっています。 右側面の装弾孔にはピースメーカーような蓋(Loading Gate)が付いており、その当時ポピュラーだった管打式拳銃より遥かに早く装弾が可能で、装薬や弾頭、そして雷管が脱落する心配もない長所がありました。 本品は蓋(Loading Gate)は付いていますが、それをロックしている小さな部品が欠損しています。 それは外部からはそれほど目立たず、そのロックが無くても蓋(Loading Gate)は勝手に開いたりしません。 銃そのものは小型ですが非常にしっかりとした造りです。 エジェクション・ロッドが銃身右下に装着されており、空薬莢を装弾孔から容易に排出出来るようになっています。 銃身上方にフランス語で「A.Francotte A Liege」のリェージュ製のフランコット社のメーカー名が刻まれています。 銃身後方左側面にフランス語で「LEFAUCHEUX Invr BREVETE(=Lefaucheux Patent=ルフォーショー・パテント)」の刻印が入っています。 薬室右側面とフレーム右側面にはフランコット社の「王冠にAF」のプルーフ刻印が打たれています。 ここまでメーカー情報がある品は珍しいです。 そしてシリンダー側面にもリェージュのプルーフ・ハウス刻印(E.LG=Liege Epreuve=)が入っています。 本品の銃身左側面に「壬申千五百六十七 埼玉縣」の刻印が入っています。 幕末にベルギーから輸入され、明治8年(1872年)の壬申調査の際は埼玉縣で調査登録された歴史的背景が判ります。 「壬申刻印」は1872年に日本国内に本銃があった事を裏付ける銃砲調査の際の一種の登録番号です。 登録証も埼玉県教育委員会交付ですので、1872年から1972年までのちょうど100年間は埼玉県にあったことが判ります。 全体的な程度は古式銃としてはとても良い状態です。 作動は完全良好でハンマーを起こしてシングル・アクションとして、またそのままトリガーを引いてダブル・アクションとしても、どちらもシリンダーが歯切れ良く回転します。 オリジナルのウォルナット製グリップも完全です。 銃全体に美しい緻密な唐草模様の彫刻が入っています。 ルフォーショー ポケット・リボルバーの彫刻のデザイン・センスには良し悪しがありますが、本品はかなり良いものです。 銃身内はライフリングが深く刻まれており最後まで(全て)抜けています。 東京店在庫品
【その他の情報】
昭和47年2月25日に埼玉教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
約160年前に作られた高価な機械物の骨董品でございますので、通信販売でのご購入を検討される方は、これからアップされる詳細画像(Detailed Photos)をご覧になり十分ご検討下さい。
詳細画像はこちら
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