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ベルギー製 単発 パーカッション ピストル (銃砲刀剣類登録証付古式銃、 #9391) |
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価格(税込)
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\660,000 |
商品番号
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【3986】 |
英 名
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Belgian Percussion Single Shot Pistol |
種 類
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古式銃(登録証付)、単発、ガゼット Vol. 13、東京店在庫品、✕ |
国 名
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ベルギー |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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346mm |
口 径
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18mm |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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限定1品 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【ベルギー製 単発 パーカッション ピストルについて】
1850年頃にベルギーのリェージュで製造された軍用に匹敵する大型サイズのOvercoat PistolまたはBelt Pistolと呼ばれるパーカッション(管打ち式) シングル ・ショット ピストル(単発拳銃)です。 時代的にクリミア戦争(1853-56年)、普墺戦争(1866年)、普仏戦争(1870-71年)などの列強の紛争中に将校の私物として使われた品と思われます。 ベルギーのリェージュには当時多くの銃工房があり、有名なFN社もリェージュ郊外のHerstal(当時は国営兵器製造所、1889年設立)にあり、歴史的にヨーロッパの銃産業の中心地となっていました。 ベルギーは1839年に独立し永久中立国となり、他のヨーロッパ諸国の銃器産業は母国の軍用銃の生産に追われているのを尻目に商業的に繁栄を極め世界各国に輸出しました。 リェージュ製もしくはリェージュ・プルーフ刻印の入った銃器が19世紀の銃に多く見られるのはそのためです。
本品はバック・アクション パーカッション ロック(Back-Action Percussion Lock)と呼ばれるハンマーがサイド・ロック・プレートの最も前に位置する1850年代以降のスタイルです。 このタイプのロックは一見古いモデルと思われていますが、バック・アクションは1800年代中期頃の品に多く見られます。 フリント・ロックからパーカッション・ロックへの移行期(1800年前期)にはサイド・ロック・プレートは当り金があった名残りからハンマーがサイド・ロック・プレートの比較的後方にありました。 バック・アクション・ロックのハンマーは最も前方にあり鉄製のサイド・ロック・プレートが、木部に最も負担のかかるグリップ部分まで覆っており補強の意味でも優れていました。
【本個体の説明】
本品の程度は木部の目立たない所(右側上部-火門の前)に欠けがあるものの、古式銃としては良い状態です。 銃身の一部に薄い表面錆が僅かにありますが、古式銃としては気にならない程度で、他の金属部分はそれよりも状態が良いものです。 サイド・ロック・プレート、ハンマー、トリガー・ガード、バレル・タング(ブリーチ・プラグと一体)に唐草模様のシンプルながらしっかりとした装飾が施されています。 191mmのダマスカス模様の美しい銃身は重厚なオクタゴン(8角形)バレルになっています。 銃身の薬室右側面にリェージュの街のシンボルであるLe Perronの刻印銃身の外径は26mmもある太いもので、口径も18mmとこの時代では珍しい大口径のスットピング・パワーのあるものです。 弊社が在庫している約100丁の古式銃の中で最も太い銃身です。 銃本体の左側面にはベルトに差す際の長さ約11.5cmの鉄製ベルト・フックが付いています。 英国ではこのようなフックが付いたピストルをBelt Pistolと呼び、米国でのBelt Pistolとは少し定義の範囲が狭くなっています。 銃身には小型のブレード・タイプのフロント・サイトが付いており、バレル・タングにV字型のリアサイトが付いています。 細かいチェッカーリングが入ったウォルナット製グリップ/ストックは上記の欠け以外は目立つ傷も殆どなく程度の良い状態です。 グリップの下方先端の鉄製グリップ・エンドには開閉式の蓋が付いており、内部に予備のパーカッション・キャップを入れる事が出来る直径約16mm、深さ約24mmのコンパートメントになっています。 一見、蓋が開くように見えないしっかりとした凝った作りです。 そのためランヤード(吊紐)を取り付ける径16mmの環がグリップ・エンド後方に付いています。 これは他の銃にはない特徴です。 大型でシンプルながらも装飾性もあり、実用的な将校の私物としては最適だったと思われます。 ハンマーをハーフコックにして、バレル・タング上のネジとストック前部側面の楔(クサビ)を左から右に抜くことによって、銃身が簡単に外れます。 銃身の裏側にはリェージュのプルーフ(1810年〜、最終黒色火薬検査刻印=Final Black Powder Proof)、EとLの文字を組み合わせたリェージュの1852年からの検査刻印、王冠にV刻印、王冠にZ刻印、シリアル No. 9391、バレルエンドに12、ブリーチ・プラグにも12の刻印が入っています。 ブリーチ・プラグと銃身の間に極僅かな隙間があります(外部からは見えません)。 鉄製ラム・ロッド(表面錆あり)が付いています。 ハーフコック、フルコック共に歯切れ良く掛かる作動の完全な品です。
【その他の情報】
登録証が付いて可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。 平成26年7月29日に京都府教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証付きです。 登録証が交付されて一年も経たない生な品です。
160年ほど前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像(Detailed Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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