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ルフォーショー・パリ 6連発 ピン・ファイア リボルバー (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#3574) |
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▲クリックで拡大画像をご覧いただけます。 Copyright© Chicago Regimentals Co. , Ltd. All Rights Reserved. |
価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【3945】 |
英 名
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Lefaucheux Paris 6 shot D/A Pinfire Revolver |
種 類
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古式銃(登録証付)、登録証付古式銃買取品、ガゼット Vol. 13 |
国 名
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フランス |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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260mm |
口 径
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11mm |
装 弾
数
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6発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【ルフォーショー・パリ 6連発 ダブル・アクション リボルバーについて】
ルフォーショー(ル・フォーショウ=Lefaucheux) リボルバーはフランスのガンスミスであったカジミール ルフォーショー(Casimir Lefaucheux, 1802-1852) によって発明されたピン・ファイア式(カニ目打ち式)の金属製薬莢を使用するリボルバーです。 主にフランス、ベルギーで1850-70年代に多種多数製造されました。 ドイツや英国でも極少数が製造されました。1858年にはフランス軍初の金属製薬莢を使用するリボルバーとして軍用に採用されました。 ルフォーショー リボルバーは5連発から20連発までの非常に多くのバリエーションがあります。 長さが3cmほどのラウンド・バレルから18cm以上もあるオクタゴン・バレルまで色々な銃身長がありました。 用途も色々で、大型の無骨な軍用モデルもあれば、全体に見事な彫刻の入った小型の護身用までバリエーションが豊富です。 ピン・ファイア式の生産はパテントの関係でしょうか、ヨーロッパではスタンダードな種類でしたが、アメリカでは余り生産されませんでした。 当時ルフォーショーはピン・ファイア拳銃の代名詞で、リム・ファイア式が普及されるまで、フランス、ベルギーからヨーロッパを始め、アメリカ、日本など世界各国に輸出されました。 特に幕末期には多くの種類のルフォーショー拳銃が日本国内に入っています。 ルフォーショー リボルバーはバリエーションが多く、アメリカ製リボルバーよりお手頃な価格帯ですので、それだけを集めるには面白い分野です。 ピン・ファイアは日本ではカニ目打ち式と呼ばれる最も初期の金属薬莢を使用する発火方式の銃で、パーカッション(菅打ち式)に比べて紙包み薬砲(装薬と弾頭を紙で包んで一体化したもの)と雷管を別々に装填しなくてもよい長所がありました。 シリンダーはセンター・ファイアのように完全に前から後ろまで貫通した後装式です。 しかし現代実包が使用出来ない旧式の金属薬莢を使用する為、最も現代銃に近い構造をしているのにも拘らず、国内で古式銃として合法的に所持できます。
本品はフランスの本家ルフォーショー社製です。 バレルの上に« Lefaucheux a Paris » とフランス語としては珍しいブラックレター体で文字が入っています。
【本個体の説明】
本銃はフランスのパリにあった本家ルフォーショー社が製造した珍しい花葉模様の緻密な彫刻が細部までくまなく、そして深く(はっきりと)彫られている最も高級な部類に入る大型ダブルアクション(シングル・アクションも可)リボルバーです。 本品は古式銃には見えない、近代銃にも通じる均整のとれた美しい形状が最大の特徴です。 本体の鉄の部分は当初よりブルー仕上げの無い白磨き仕上げ(ポリシュ・フィニシュ)になっており、極一部に時代錆が見られますが再仕上げされていないオリジナルの状態です。 銃身基部前方にフランス語で楕円形に文字を「INVon. BREVETE E. LEFAUCHEUX sgdg/PARIS(ルフォーショー・パリのパテント)」と配列したパテント・ロゴが打たれています。 これはフランス製のルフォーショーだけに打たれたものではなく、ルフォーショーのパテントを使った銃の多くに打たれている刻印です。 銃身後方右側面(銃身基部)にルフォーショー社のプルーフ刻印(中折れ式古式銃ロゴにELの文字、これはルフォーショー社製の品だけに打たれている刻印です)とシリアル No.3574が入っています。 銃身は135mmのラウンド・バレルで銃身基部と銃身の一部に本体と同じ花草模様の彫刻が入っており、更に銃身上部には« Lefaucheux a Paris(パリ ルフォーショー)」 » とフランス語としては珍しいブラックレター体で文字が大きく彫られたとても装飾性溢れる優雅な品です。 弊社でも多くのルフォーショー リボルバーを扱っていますが、これほどの高級品が入ったのは初めてです。 右側面の装弾孔にはピースメーカーのような蓋(Loading Gate)が付いており、その当時ポピュラーだった管打式拳銃より遥かに早く装弾が可能でした。 この部分にも本体と同じ緻密な花葉模様の彫刻が入っています。 エジェクション・ロッドが銃身右下に装着されており、空薬莢を装弾孔から容易に排出出来るようになっています。 このエジェクターロッドの外部には巻スプリングが装着されており、エジェクターロッドを後ろに押して空薬莢を排出したあと自動的に、エジェクターロッドが自動的に前に戻ります。 ピースメーカーと同じ構造です。 このスプリングは製造時から付属していた品か、後世になって付け加えられたかは不明です。 本品の大きな特徴は、シアがシア・スプリングと一体型でバックストラップ背面に配置されたため、通常ハンマー下部に位置するハンマーとシアが噛み合うノッチがハンマー背面に存在し、シアの先端が外部(上部)から見える特殊な構造です。 このシングル・アクション・シアは、シア先端の突起が、トリガー後部からハンマー背面へフレームを貫通するピンを介してトリガー後部が押し上げることで開放される構造であるため、ハンマーを引ききった状態以外では常時ハンマーをロックします。このためデコック動作の安全性が向上している他、トリガーをゆっくり絞るようなダブルアクション動作により、片手のみでハンマーをハーフコック、フルコック位置まで操作することが可能です。
作動は良好で、トリガーを引いてダブル・アクションをするとシリンダーが歯切れ良く回転します。 もちろんシングル・アクションも良好で、ハンマーを起こすと独特の「クック・クック」と言うメカニカルな音を立てながらシリンダーが確実に回転します。 オリジナルの木製グリップは、傷も殆どない落ち着いたステイン仕上げの色が多少濃い目の美しい品です。 銃身内はライフリングが深く刻まれており最後まで(全て)抜けています。 通常は彫刻量が少ない鉄の銃把(フロントとバック・ストッラプ)にも花葉模様の緻密な彫刻がぎっしりと入っています。 そして銃把下部には二十六年式拳銃と同じような落下/紛失防止のランヤード(吊り紐)を取り付けるリングが付いています。 全体的な程度は古式銃としてはとても良い状態ですが、バレルをフレームと結合しているネジが固着してしまっており、分解が難しい状態です。
本品の銃身基部右側面に「壬申一〇六九 磐前縣」の刻印が入っています。 幕末に何らかの理由で磐前縣(いわさきけん=概ね現在の福島県浜通りに相当)に入り、明治8年(1872年)の壬申調査の際は磐前縣で調査登録された歴史的背景が判ります。 「壬申刻印」は1872年に日本国内に本銃があった事を裏付ける銃砲調査の際の一種の登録番号です。
本品は同時に二挺下取りでお客様から譲って頂いたお品の一挺で、もう一挺も同じ本家ルフォーショー社製の同モデル(本品よりワンランク下の仕上げです)です。 同じモデルの古式銃が二挺入荷することは極めて珍しいので、この機会にペアでお求めしては如何でしょうか?
11mm口径ダミー薬莢対応品 (11mm口径のダミー薬莢がシリンダーに装填出来るのを確認しておりますが、6発フル装填して問題なく作動するかの確認はまだ行っておりません。 なおダミー薬莢は本商品には付属しておりません。) 東京店在庫品
【その他の情報】
登録証が付いて可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。昭和47年6月22日に東京都教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証付きです。 更に平成27年7月18日に再審査/訂正が行われた最新基準をパスした品です。
160年ほど前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像(Detailed Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。
詳しくは本HPのメニュ・バーにある「Ordering Terms(ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
古式銃の返品についてはこちら
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