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【TK2096S/O】スタール M1858 騎兵銃 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#10235) |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【3930】 |
英 名
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Starr M1858 Carbine |
種 類
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古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品、ガゼット Vol. 13、ガゼット Vol. 15、資料、東京店在庫品 |
国 名
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アメリカ合衆国 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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965mm |
口 径
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14mm |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【スタール M1858 騎兵銃 について】
スタール M1858 騎兵銃は南北戦争で使用された紙薬莢弾を使用する単発後装の外火管打ち式騎兵銃です。 シャープス・カービンと同じように機関部下部にアンダー・レバー(pull-down tigger guard/lever)がありますが、ブリーチ・ブロックが前部と後部の二つの部品に分かれています。 アンダー・レバーを下方に下げる事によって、後部ブリーチ・ブロックが下がります。 ハンマーは独立しており、装填レバー操作とは別にハンマーを起こさなければなりません。 装填する際は、まずハンマーを起こしてから、アンダー・レバーを下方に下げると前部と後部のブリーチ・ブロックの両方が下がって薬室が開きます。 この方法がシャープス・カービンと大きく異なります。 リア・サイトはしっかりとした破損する可能性が少ない起倒式の三段階です。 スタール・カービンはM1858とM1865の二種類があり、外見上の特徴はハンマーの形の違いとハンド・ガードを留める金具がM1858は真鍮製、M1865は鉄製となっています。 小さい相違ヵ所ですが、フロントサイトがM1858は基部が大きく、M1865は小さくなっています。
1858年1月に銃器設計者でありスタール社の創始者であったエベンザー スタール (=Ebenzer T. Starr) が単発後装式カービンの設計図を陸軍造兵廠に提出しました。 スタール カービンは陸軍造兵廠でのテストで不発が少なく、精度においても当時の平均を上回っていると評価されました。 造兵廠の試験官達はガス漏れの欠点もガス・シールが改良されれれば当時のライバルであったシャープス・カービンにも勝ると評価しました。 そして改良を施されたスタール カービンは1858年にModel 1858として正式にアメリカ陸軍によって採用されました。 1861年から1864年の間に約20,000丁がNew York州Yonkersのスタール・アームズ・カンパニー(= Starr Arms Company)によって生産され北軍に納入されました。 シャープス・カービンの納入数が10万丁だったので、その1/5です。 スタール M1858 カービンを装備した北軍騎兵(Union Cavarly)連隊は、アーカンソー第一騎兵連隊、カンサス第五騎兵連隊、ミズーリ第十一騎兵連隊、ニューヨーク第二十四騎兵連隊です。 M1858は紙薬莢またはリネン薬莢を使用する管打ち式として初めは生産され南北戦争で使用されました。スタール・カービンが南北戦争中の消耗戦の中では効果的であることを証明しましたが、1865年の米陸軍武器試験委員会(=U.S. Army trials board)の審査では必ずしも成功を収めたとは言えませんでした。 その後の追加注文がないまま南北戦争が終結しました。 僅か20,000丁ですが、スタール・アームズ社は南北戦争中では5番目に大きな騎兵銃の米軍納入元でした。 いかに南北戦争で使用された騎兵銃が少ないか判る情報です。 44口径の軍用銃についてはコルト、レミントンに次いで3番目の大きな納入元であったのにもかかわらず、南北戦争終結と同時に米国政府からの発注もなくなり、早くも終結二年後の1867年にスタール・アームズ社は倒産しました。 スタール・カービンは南北戦争後には製造されなかったので、現存数がシャープス・カービンやスペンサー・カービンに比べ遥かに少なく、バリエーションもM1858とM1865の二種類のみで、日本国内にある数も限られています。 幕末には南北戦争後の余剰火器と一緒に日本にも輸入されました。
弊社では毎月欧米の古式銃のイベントに行ってますが、スタール・カービンを見かけることはまずありません。 それだけ海外でも希少価値のある品です。
【本個体の説明】
本銃は古式銃としては非常に良いコンディションです。金属部に関して、全体的にブルーが美しく残っており、バット・プレートなどの真鍮部も、光沢を持っています。 銃口部及びフロント・サイト周辺に若干の朽ちこみ錆と表面錆、そして地金が出ている部分が見受けられますが、全体のコンディションからすると目立つものの、劣化としては軽微なものです。 また銃身の一部に擦れによるものと思われるブルーが薄くなっている部分が一ヶ所見られますが、完全に地金が出ているわけではなく、ブルーイングがやや薄くなっただけのものなので、やはり劣化としては軽微なものです。 加えてハンマーの前に一ヶ所小さなうち傷とそれに伴う表面錆が見受けられます。
一方木部は、全体的には金属部と同様に美しいコンディションですが、金属部に比較すると小傷が見受けられます。 ですが特筆するような傷も無く状態は申し分ありません。 強いて言うならば、ストック左側面トリガーすぐ横あたりに擦れと思われる仕上げが薄くなっている部分が見られます。
リア・サイト前に「STARR ARMS CO. YONKERS N.Y.」と見られる刻印が打たれており、それに重ねるように「明治廿年○十一月○千百七十九番岡山縣」という刻印が見られます。またリア・サイト側面には「R」、薬室左側面には「HGS」の刻印が見られ、ローディング・ゲートには「10235」の刻印が見られます。加えてグリップ付け根には「STARRS PATENT SEPT 14TH 1858」サイド・プレートには「STARR ARMS CO. YONKERS N.Y.」バット・プレート上部に「B」の刻印が見られます。
作動は完全で、セーフ、フル・コック共にかかるのがはっきりと判り、シアは鋭く切れます。レバーもスムーズに動作し、ローディング・ゲートの開閉も滑らかです。 (YS)
【その他の情報】
登録証が付いて可動する実物の古式銃です。無可動実銃ではありません。昭和46年6月29日に岡山県教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証付きです。
古式銃は150年ほど前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。
通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像(Detail-Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。 詳しくは本HPのメニュ・バーにある「Ordering Terms(ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
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