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【TKS/D】モント・ストーム パテント 3 バンド 歩兵銃 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#6410)  
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価格(税込)
 SOLD OUT
商品番号
 【3870】
英  名
 Mont Storm Patent Capping Breech 3 band Infantry Rifle
種  類
 古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品、ガゼット Vol. 13、資料、東京店在庫品
国  名
 イギリス / アメリカ合衆国
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 1,372mm
口  径
 15mm
装 弾 数
 単発
在 庫 数
 SOLD OUT
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【モント・ストーム パテント 3 バンド 歩兵銃について】
本品は英国のエンフィールド P1853 3 バンド 小銃を後装式に改良した銃で、後装部分以外はエンフィールド P53 小銃と同じです。 英語では.577 inch Mont Storms (Patent) Capping Breech Loading 3 band Rifleと呼ばれています。 後装部分は一見スプリングフィールド トラップ・ドアライフルやアルビー二 ライフルの様に見えますが、ブリーチ・ロックではなく遊底が前方に開く「遊底扛(ゆうてい・こうき)式」と呼ばれる特殊な後装式小銃の一つです。 所荘吉氏の「図解古銃事典」では前方枢軸活罨式(トラップ・ドアと同じ機構)とされていますが、トラップ・ドアを始め前方枢軸活罨式はブリーチ・ブロックが開くのに対して本品は薬室が開きます。 また本品の特筆すべき点は起き上がる薬室前方上部を基点にして薬室が約90°右に回転し装弾を容易にしています。 撃発機は雷管外火式で起き上がる薬室上方右下にニップルが装着されています。 帯金はバンドが三つ付いた3 バンドと呼ばれる全長が約124.9cmの歩兵銃です。 銃口近く右側面に着剣装置が付きます。 英軍の標準である.577口径(約1.5cm)で「skin cartdidge」と呼ばれる紙で包まれた実包を使用します。 腔綫「ライフリング」は5条となっています。 アメリカ人のWiliam Mont Storm (ウイリアム モント ストーム)が1860年に英国の特許を取得した後、前装式エンフィールド小銃の後継主力小銃のトライアルに提出されました。 1864年10月12日付の英軍兵器選定委員会の報告によると、モント・ストーム小銃は提出された47種類の中で、最終トライアルまで進んだ9挺に選ばれました。 最終トライアルには、モント・ストーム以外にもウィルソン、グリーン、ウエストリー・リチャーズ(モンキー・テイル)、ジョスリン、シェパード、スナイダーが選ばれました。 最終的にエンフィールド小銃からの改良コストが安く、操作が容易で堅牢性に長けたスナイドルが次期英国主力小銃となりましたが、その後も英国の33 Constitution Hill, Birminghamに工場を置きモント・ストーム社(Mont Storm Gun Works)として1863年から65年まで製造しました。 アメリカ南北戦争中の北軍からの注文を受け約5,000丁だけが製造されました。 その為、海外でも非常に希少価値の高い品です。 南北戦争終結後の幕末にアメリカよりストーム銃、若しくはモストル銃(モント・ストームが訛った)の名称で輸入されました。  南北戦争では「Skin Cartridge」の壊れ易さが問題となりあまり普及しませんでした。

【本個体の説明】
本品は一見するとエンフィールド P1853 3 バンド 小銃と同じように見えますが、薬室部分が改良されており後装式になっています。 全体的に金属部分が錆びていますが、本品の特徴である後装部分は比較的錆が浅く完全に作動します。 薬室を起こす時に指を掛ける薬室右側面のツマミ部分を修理してあります。 ツマミ部分はオリジナルで一度外れたものに芯入れて完全に固定し外れないようにしてあり、十分強度はあります。 この薬室を開くには、ハンマーをフル・コックしてから、ツマミを上部前方に引き上げます。 ハンマーを落とした状態ですと薬室後部とTangの間に径約6mm程の棒状のバーが出て薬室が開かないように固定されいます。 装弾を容易にするために薬室を90°回転させる機構も完全です。 ハンマーを起こさないで薬室は開けません。 これは八ンマーと薬室のロックが連動しており、ハンマーを起こす事によりロックが解除されます。 ハンマーを起こした状態で不用意に薬室が開かない様にレシバー左側面にバネ式の補助ロックがついており、これも作動します。 (後装部分は弊社で完全にオーバーフォールしてあります)。 元々後装部分は永年(150年間?)開いていないので、その内部分は他の部分に比べ程度が良く、金属部分の錆(特にバット・プレートとサイド・ロック部分に深い錆)がある割には木製ストックの程度は良いモノです。 バット・プレート上部との境に近い部分に小さな欠けがある以外は完全で、虎柄の上質な木目が確認出来ます。
バット・ストック下方に壬申の刻印「壬申七百四十番」が綺麗に入っています。 登録縣の刻印は入っていません。 「壬申刻印」は1872年に明治政府によって行われた銃砲調査の際の登録番号です。1872年当時より日本国内にあったことを明確に表した証です。 和歌山県の紀州藩がモント・ストーム小銃を輸入した記録があります。 国内で発見されるモント・ストーム小銃は関西以西であることも、それを裏付ける証拠となっています。 バット・ストック下方に壬申の刻印の後(バット・プレートに近い部分)に「北」の刻印が入っています。
機関部と銃床を固定する機関部後部上方のTangと呼ばれる部分に判読が難しいですが「Mont Storm Patent」の刻印が入っているのが確認できます。 ハンマー(撃鉄)はフルコック、ハーフコック共に完全に作動します。 銃口から薬室まで銃身内は完全に通っています。 ライフリングが残っています。 部品の欠損がない完全品です。 オリジナルさく杖付き。

【その他の情報】
平成18年12月12日に岡山県教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。

高価な品でございますので、通信販売でのご購入を検討される方は、通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像(Detailed Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。

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