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和製管打式 ゲベール銃 (銃砲刀剣類登録証付古式銃)  
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価格(税込)
 SOLD OUT
商品番号
 【3784】
英  名
 Japanese made Percussion Rifle
種  類
 古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品、ガゼット Vol. 13
国  名
 日本 / オランダ
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 1,370mm
口  径
 17mm
装 弾 数
 単発
在 庫 数
 SOLD OUT
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【和製管打式ゲベール銃 について】
和製ゲベール小銃とは、幕末に日本で倣作された前装滑腔銃のことです。 古いものでは火打ち式(フリント・ロック=燧石式)の撃発装置が付いた品もありましたが、日本で倣作された品の多くは本品と同じ管打ち式(パーカッション・ロック)です。 ゲベールとはオランダ語で小銃を意味し、幕末では洋式前装式小銃の固有名詞になっていました。 フランス軍が1670年に採用したフリント・ロック式小銃を改良した小銃を1777年にオランダ軍も採用し、そのタイプの銃を天保二年(1832年)に長崎の高島秋帆が輸入したのが始まりです。 そのタイプと言うのは当時ヨーロッパ諸国は概ね同じようなタイプの小銃を制式化しており、M○○○○を輸入したとモデル名までは断定できません。 当時欧米諸国で唯一日本と貿易ができたオランダが輸出したので、その際の言葉(オランダ語)のゲベール(小銃)が一 般化しました。 よって当時輸入されたゲベール銃は必ずしもオランダ製小銃であったとは言えません。

NHK大河ドラマ「八重の桜(一巻)」で幼少の八重が兄の使うフリント・ロック式小銃を見て何かと聞いたときに、兄が「ゲベール(銃)だ」と答えたように使われていました。 あくまでもドラマの中でのやり取りですが洋式小銃=ゲベール銃というのが一般的だったのではないでしょうか。

弘化年間(1844ー47年)に雷管式が日本に伝わると従来のフリント・ロックはパーカッションに改造されました。 また日本で倣作された品の殆どがこのパーカッション式です。 本銃のその内の一丁です。 同じパーカッション式でも、ライフリングのない前装滑腔銃をゲベールと呼び、ライフリングのある前装施条銃は使用弾薬によって当時はミニエー銃、またはエンピール銃(=エンフィールド銃)、鳥羽銃(鳥羽=タワー、タワー刻印が入ったエンフィールド銃)と呼ばれました。 これらの銃は文久年間(1861ー64年)頃に輸入されましたが、形状が良く似ていたので日本では混同されており、はっきりとエンフィールドとミニエーの違いを区別するようになったのは慶応三年(1867年)頃と言われています。

日本製のゲベール銃は日本各地の(火縄銃を作っていた)銃工によって作られたので一丁一丁一丁に小差があります。 しかしながら原型となったのが1840年頃に作られたオランダ製コロニアル マスケットではないかと言われています。
本品は上記の二丁とほぼ同一規格ですが真鍮部品を使わない全鉄製で、着剣装置の突起があるなど小異があります。

【本個体の説明】
本品は銃身の長い歩兵銃タイプで通称「3 バンド」と呼ばれ、19世紀前半における列強の主力小銃と同じ長さの品です。 その後ライフリングのある「前装施条銃」となり銃身が短くなっても命中率が上がったので少し短い「2 バンド」と呼ばれる短小銃も欧米諸国で採用され始めました。 体格に劣る当時の日本人は「3 バンド」より「2 バンド」を多く輸入しました。 しかしながら幕末期に日本国内で製造された小銃は「前装滑腔銃」でしたので、命中率を確保するためには「3 バンド」の銃身長が必要でした。
本品は木部のバット部分に細い筋(ヒビのようにも見えますが、それ以上割れが進行しそうなものではありません)が数本入ってはいますが全体的な程度も良く、金属部分も完全なしっかりとした一丁です。木部は上手に一度仕上げ直した上でステイン仕上げになっています。 銃身を含む鉄部分は黒錆に覆われていますが、これは当時の日本における防錆方法であった錆付けによるもので、欧米のようにブルー仕上げがなかった日本では普通でした。 トリガー・ガードとサイド・ロック・プレート、バンド類、銃身に朽ち込み錆がありますが古式銃として見れば十分許容範囲です。 三つのバンド類、トリガー・ガード、バット・プレートは鉄製です。 この部分が真鍮製の品もあります。 機関部はハーフ・コックとフル・コックでキッチリと止まり、フル・コックをした状態で引き金を引く完全に作動します。 ハンマーをコックした際にはカチッと言う歯切れの良い作動音がします。 ニップルの上部が欠損していますが、ハンマーを落とした状態では気が付きません。 スリング・スイベルは錆で固着しており前後に動きません。 銃身先端近く下部に銃剣をロックさせるための小さな突起が出ているのは、和製ゲベール銃としては珍しいです。 銃口から火門まで通っている事を確認済みです。 さく杖(ラム・ロッド)は付属していません。 150年以上昔の品ですので小さな打ち傷などが僅かに散見されるものの、全体には大きな破損も無く時代を考えれば程度の良い状態のとてもお手頃な価格でしっかりとした一丁です。 東京店在庫品。

【その他の情報】
登録証が付いて可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。 昭和63年2月18日に長野県教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証付きです。

株式会社ホビージャパンから2015年8月6日に発行された書籍「三八式歩兵銃と日本陸軍」のP102〜P103に掲載されている品です。

古式銃は160年ほど前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。
通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像(Detail-Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。 詳しくは本HPのメニュ・バーにある「Ordering Terms(ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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