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フランス 水平二連 フリント・ロック ピストル (銃砲刀剣類登録証付古式銃、J. Penel) |
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▲クリックで拡大画像をご覧いただけます。 Copyright© Chicago Regimentals Co. , Ltd. All Rights Reserved. |
価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【3754】 |
英 名
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French Side-by-Side Flintlock Pistol, made by J. Penel |
種 類
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古式銃(登録証付)、登録証付古式銃買取品、ガゼット Vol. 13、Curio Magazine 掲載品、Curio Magazine |
国 名
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フランス |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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490mm |
口 径
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15mm |
装 弾
数
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2発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【フランス 水平二連 フリント・ロック ピストルについて】
本銃は火打石式の水平二連銃身の二連発拳銃で18世紀中期 (1750年頃) にフランス製です。 パリから北東方向にあるエーヌ県(Aisne)で製造された品です。 左右のサイド・プレートにはJ. PENEL, LAISNEの文字が刻まれています。 J. PENELは1665-1755年にSt. Etienneで銃工登録をしていたJacques Penelで、本品は彼の没年から考えると1755年までに作られた品と考えられます。 St. Etienneで登録をしていた銃工がエーヌ県で本銃を作ったかは不明ですが、その作風は現存しているJ. PENEL刻印の作品と本品は一致しています。 またそれとは別にサイド・プレートのハンマーで隠れる場所にA.S. ESTTEMIEの文字が入っており、このサイドロック部だけは、このメーカーで作られたのではないかと思われます。 当時サイドロック部だけを他のメーカーで製造することはたまにありました。 銃工もサイド・ロックのメーカーもSt. Etienneなので1755年に没したJacques Penelの作で間違いないでしょう。 水平に並んだ銃身はラウンド(丸型)バレルになっています。 金属部分は全て白磨きの鉄製です。 全長約50cmで口径15mmの大型であり、二連銃身である事も加えてかなり立派な銃です。
フリント・ロック(Flintlock)は日本語で火打ち式又は燧発式と呼ばれる点火方式の1つで、フランス人のマーリン・レ・ブールジョワ (Marin le Bourgeoys) によって1620年ごろに開発されたとされています。 より信頼性の高いパーカッション・ロック式 (雷管式) が1840年頃より主流となる約200年間の間に大型の軍用から小型の護身用まで多くの種類の小火器の撃発機構として使用されました。 撃鉄の先端にフリント (燧石) を取り付け火皿に発火薬を載せて火蓋と兼用になった当たり金を閉じて発射準備が完了となります。 L字型のフリズンと呼ばれる当たり金に撃鉄の燧石が当たって火花が出た瞬間に、これが閉じる仕組みになっています。
本品のような側面に撃発装置があるサイドロックの多くはパーカッション式に改造されました。 日本語で言う火打ち式又は燧発式にはスナップハンスロック式、ミュケレットロック式、ドッグロック式など全てのフリント (燧石) を使う撃発機構が含まれています。 また、教育委員会が発行する銃砲刀剣類登録証の種別欄は「火打ち式」となっているので、この呼び方が本来の「燧発式」より一般的になってきています。 (MM)
【本個体の説明】
本銃は古式銃としては良い保存状態です。 銃身を始めサイドロック、トリガー・ガード、その他の飾り金物の全てが白磨きの鉄製になっています。 それらには表面の時代錆はありますが、朽ち込み錆などが無い程度の良い品です。 グリップ・キャップには人の顔がレリーフされています。 目立った傷や補修、ガタも見られない健全な品です。 サイドロック、ハンマー、バレル・タングには飾り模様の彫刻が入っています。 木部には経年使用の傷が多少ありますが、時代を考えると許容範囲内の保存状態です。 フル・ストックと呼ばれる銃口まで伸びたストックは濃い色合いになっています。 本体下から見た木部(トリガー・ガードの前部の左右の位置)に横断するようにハッキリとしたヒビが入っています。 このヒビは本個体のみの欠点ではなく、同時代同型の水平二連拳銃は木部のこの場所が構造上薄くなってしまい、製作されてから200年以上経った現在、多くの同型品に共通した問題点となっています。 その為、弊社では許容範囲の傷と考えています。 また銃身基部付近には浅めに見える細かいヒビがあります。他、銃身左側面に細かい欠けがあります。 その他、細かい傷以外は総じて表面の仕上げも含めて綺麗です。
作動もハーフコック、フルコックとも完全で、フリズンもスプリングの力で正常に作動します。 ハンマー・スプリングそのものが良い意味で大変固く感じるくらいです。 木製のオリジナルのラム・ロッド(さく杖)が付属しています。
本品のような大型の火打石式は国内での現存数も少なく非常に貴重な品です。 弊社が自信を持ってお勧めできる逸品です。 東京店在庫品(MM)
【その他の情報】
昭和44年2月24日に東京都教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。 銃身は銃口から薬室まで貫通しています。
本銃は約200年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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