 |
|
|
|
 |
|
|
▲クリックで拡大画像をご覧いただけます。 Copyright© Chicago Regimentals Co. , Ltd. All Rights Reserved. |
価格(税込)
|
SOLD OUT |
商品番号
|
【3740】 |
英 名
|
Lantaka Swivel Bronze Cannon |
種 類
|
古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品、ガゼット Vol. 13 |
国 名
|
マラッカ / オランダ |
時 代
|
第一次大戦前(〜1914) |
全 長
|
610mm |
口 径
|
22mm |
装 弾
数
|
単発 |
在 庫
数
|
SOLD OUT |
画像について
|
画像は現物です。 |
コメント
|
【ランタカ砲について】
ランタカ砲と呼ばれる指火式点火法の旧式の青銅製大砲で、ポルトガルが現在のインドネシアやマレーシア方面に伝えた「船(艦)載砲」です。 砲身のほぼ中央部に支柱(ピントル)があるのが特徴で、それを軸に上下左右に動かす事が出来ることから英語ではスイベル・キャノン(swivel Cannon=旋回砲)と呼ばれています。 船のガンネル(船の縁部分)の穴にこのピントルの突起を差し込んで固定する形式ですので、台座(砲座)は当初よりありません。 ピントルを中心に砲身を左右に回転でき、さらに仰角の上下も簡単に合わせられるので、あらゆる方向に発射することが可能でした。 初弾発射後に砲身を180度回転させて次弾を装弾が出来るため 射手は移動しなくて済むという利点もありました。 本品は欧米の17世紀頃の青銅製大砲の形式をそのまま継承しており、東南アジアに伝わって砲口部分が八弁の花びら状となった部分だけがオリエンタル的です。 津城のランタカ砲は砲身に鋸歯文(きょしもん)を組み合わせた文様を施すなど、アジアン・テイストな装飾が施されていますが、本品にはそれがありません。 砲身の後部情報に同じ図柄の大きな紋様が二つ入っています。 この紋様は東洋的でありますが、欧米でも見られるものです。 ランタカ砲は小さいもので約1m(有効射程約100m)、大きい品でも約1.6m(有効射程約2-300m)と前装式大砲としては小型の軽砲です。 本品はそれよりも小さく全長が約61cmとかなり小振りですが太さは最も太いところで約28cmある、ゴリッとした作りです。
昔から長さ約900キロメートルの狭いマラッカ海峡は海賊が最も多い地域でした。 現在でも国際海事局(IMB)の主導により、 インドネシア、マレーシア、シンガポールが協力して海賊を監視している地域です。 ヨーロッパの植民地期頃からこのマラッカ海峡を始め、海賊が多い地域を航行する船には小型の大砲を備えて海賊対策をしていました。 その当時にこの地方(現在のインドネシア、マレーシア、シンガポール、フィリピン、インドなどの地域)で各種の艦(船)載砲が製造されました。 製造された地域(その当時は現在のような独立国ではありませんでした)と時代によって装飾などに差異がありました。
ランタカ砲は小型で射程の短い大砲ですが襲ってくる海賊に対しての防衛用としては十分な威力と言われています。
【本個体の説明】
小振りですが青銅製の非常に重たい品(約15kg)で、全長が約64cmと太さ(重量)があるわりにはかなり小型のランタカ砲です。 後世に日本で作られたディスプレイ用木製台座が付属します。 砲身形状は、砲口部から最後まで円筒形(最小径約17cm、最大径約28cm)になっています。 砲身の太さに比べて口径が小さいのは青銅の鋳造技術が低かったかなり古い時代に作られた品であることが窺えます。 室内で展示するにはちょうど良い大きさです。 ピントルによって仰角が上下に動きます。 それ以外の可動部分は元々ありません。 全体的にパティーナと呼ばれる黒味を帯びた銅独特の時代色(銅錆)が見られますが、それが反対に歴史を感じさせるものとなっています。 特に欠損部分はありませんが、銃口の周りに多少欠けがあります。 東京店在庫品。
【その他の情報】
ランタカ砲は銃刀法上「指火式点火法」と呼ばれる「手で火種をそのまま火口に付けて点火する原始的な銃砲」には銃砲刀剣類登録証は不要ですが、本品には昭和48年6月25日に福岡県教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証付いています。
文章では表現の難しい傷がある場合があります。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像(Detail-Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい
詳細画像はこちら
|
|
|
 |
|
|
 |
|
 |
|
 |
|  |