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スペイン 管打式単発拳銃 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、FABRICA DE TEDED ECHEBERRIA)  
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価格(税込)
 SOLD OUT
商品番号
 【3738】
英  名
 Spanish Single Shot Perccusion Pistol
種  類
 古式銃(登録証付)、登録証付古式銃買取品、ガゼット Vol. 13
国  名
 スペイン
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 386mm
口  径
 18mm
装 弾 数
 単発
在 庫 数
 SOLD OUT
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【スペイン 管打式単発拳銃について】
スペインのバスク地方で1865年に作られたパーカッション・ロック(管打ち式)の単発拳銃です。 スペイン製独特のエキゾチックな作りになっています。 また本品はミュクレット式と呼べれるフリント・ロック(火打ち石式)から派生した撃発装置を持ちます。 フリント・ロックは約200年間にわたり使用されたので、世界中の多くの地域で独自のシステムが開発されました。 フリント・ロックと呼ばれている構造の他に、同じフリントを使うシステムとしてミュクレット式とスナップハンス式の二つのスタイルがありました。 本品の撃発装置はスペインを中心に製造されたミュクレット式と呼ばれるフリント・ロック式のパリェーションの一つのです。 ミュクレット式は1570年ごろスペインのマドリッドで発明されました。 通常はハンマーのメイン・スプリングをサイドプレートの裏に納めているのに対し、ミュケレット式はメイン・スプリングとシアがサイドプレートの外側出ているが特徴です。 シアの先端が内部から外部(サイドプレート表面)に出て、ハンマーをロックさせる仕組みになっており、ハーフ、フル・コックともに外部から確認出来るのが長所ですが、反対にその部分に外部から圧力がかかると暴発する危険性もありました。 実射する事の無い古式銃では、メカニカルな部分が外部から見えるのは、暴発の危険性より魅力的といえます。 撃発機構がパーカッション・ロックに変わってからも、 ミュケレット式構造を承継した機関部がスペイン、ポルトガルなど地中海地域から中東にかけて、そのまま流用されていました。 カラクリ部分が複雑に外部から見えるのが、いかにもイスラム的(スペインとポルトガルは過去にイスラムの影響下にありました)でエキゾチィックな形状を醸し出しています。 この構造は他の銃には見られない独特のものです。 本品は火打ち石式から管打ち式(パーカッション・ロック)の改造品ではまく、当初から管打ち式として作られた品です。  鉄製のオクタゴン・バレルの上部と両側面に金象嵌で年代と製造所刻印がハッキリと入っています。 薬室から1/2はオクタゴン(8角形)、銃身に向けての残り1/2はラウンド・バレルになっています。 スムース・ボアのラウンド・バレルはキャノン・バレルと呼ばれる先端(銃口周り)が古い大砲のようにリブが付いた形になっています。  このリブは真鍮製の別部品になっています。

【本個体の説明】
サイド・プレートを含む全ての金属部分は時代錆に覆われています。 ミュクレット式パーカッション・ロックは機構的に古いシステムで他のシンプルなパーカッション式に比べると、滑らかさには欠きますが、引き金を引くとハンマーは落ちます。 フル・コック、ハーフ・コックともに正常にコックされます。 銃身上部の2/3(薬室から約9cm)にスペインらしいデザインの金象嵌模様(点で菱形、その中に〇)が二か所入って、それに挟まれるように金象嵌でスペイン語の北西部方言であるガリシア語で「FABRICA DE TEDED ECHEBERRIA EN VITORIA ANO 1865」と入っています。 これは日本語では「1865年ビトリア(VITORIA)のTEDED ECHEBERRIA工場製」の意味です。 TEDED ECHEBERRIAは銃工名(メーカー名)でVITORIA(ビトリア)はスペイン北東部のバスク地方の都市です。 文字の一部は判読困難で登録証の銘文とは相違があります。 (文字の一部が消えているので、登録証の記述が間違いではありません。 現状ではそのように読めます)  同じスペイン北部でもフランス国境に近いバスク地方で作られた銃にポルトガルの北に位置するガルシア語で刻印が入っているのが興味深いです。 このような銃の由来が判明する品は少ないので歴史的にも貴重です。 銃の本体左側面に鉄製のベルト・フックが付いています。 トリガー・ガード、ハンマーに簡素な模様が入っています。 木部の先端(ラム・ロッドが入る部分)に補強用の金属が入っていますが、木部前方下部に割れと一部欠損(内部が見えます)があるために、その金具はかなりぐらついています。  また木部裏面(下方前方)からトリガー・ガードまでヒビが入っています。 グリップの下方まで伸びたバック・ストラップと銃身は古い銀蝋(真鍮)溶接で一体になっています。 グリップ底部にあるグリップ・キャップはシンプルな鉄製です。  木製グリップのちょうど真ん中で折れており、トリガーガード、グリップ後方のバック・ストラップの金具によって繋がっている状態です。 飾って置く分には、その部分は取れ落ちないので特に補修等はしておりません。 ヒビ割れ部分に若干隙間がありますが木製接着剤などでの修理は可能と思われます。  木部は上記の問題点以外にも経年の使用感はありますが原型を保っています。  木部のグリップ部分にはチェッカーリングが施されています(その中間点に上記のヒビが入っています)が、少し摩耗が見られます。 木部に難があるため、非常にお値打ち価格に設定してありますが、国内に入っている古式銃の中ではとても珍しい品ですし、金属部分はしっかりとしています。 木部の難が無ければ倍以上の価格になった品です。 各種の撃発機構の違いのバリエーションを集める上では欠かせないモデルです。 ラム・ロッド(さく杖)は付属していません。 東京店在庫品

【その他の情報】
登録証が付いて可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。 昭和47年6月14日に愛知県教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証付きです。

160年ほど前の古い機械物の骨董品であり、本品は難がありますので出来ましたら現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。 通信販売でのご購入を検討される方は、以下の詳細画像(Detailed Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。



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