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コルト M1849 ポケット リボルバー、5“ 銃身モデル (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#298917) |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【3728】 |
英 名
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Colt M1849 Pocket Revolver, 5 inch Model |
種 類
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古式銃(登録証付)、登録証付古式銃買取品 |
国 名
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アメリカ合衆国 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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262mm |
口 径
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8mm |
装 弾
数
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6発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【コルト M1849 ポケット リボルバー 5インチ・モデルについて】
コルト M1849 ポケット リボルバーはサミュエル・コルト社(Samuel Colt、現在のColt Firearms社)で1850年より1873年まで製造されました。 南北戦争(1861年-1865年)で主要拳銃として使用されたコルト M1851 ネービー・リボルバーよりも先に生産が始められました。 構造的には51 ネービーと全く同じで一回り以上コンパクトになって、非常に引き締まった形をしています。 M1849 ポケット リボルバーは全て .31 口径ですが5連発と6連発のモデルがあります。 5連発がスタンダードで6連発は殆どありません。 更にオクタゴン銃身の銃身長が3、4、5、6インチ の異なるバリエーションがあります。 本品は珍しい5インチ銃身の6連発モデルです。 また本品はアメリカで製造されて英国に輸出された品です。 弊社でも英国Londonn製の入荷はありましたが、米国製で英国に輸出された品は初めてです。 コルト M1849 ポケット リボルバーは51 ネービーが軍用として採用されたのに対して民間用として販売されました。 当時コルト社が生産したパーカッション・リボルバーの中で最も商業的に成功した品で、23年の間に約34万丁も製造されました。 コルト社のパーカッション・リボルバーの特徴として銃身部分とフレーム部分がシリンダーを挟むように、前後に分解出来る構造になっています。 バレル・ウェッジと呼ばれる「楔(くさび)」のような小さな部品を右から左に押し出す事によって、銃身部分とフレーム部分が容易に分離します。 4インチ以上のバレルの下にはローディング・レバーが付いています。
【本個体の説明】
本銃は米国のコルト社製ですが、英国に輸出された品で*Londonプルーフ・マーク(英国にはLondonとBirminghamにプルーフ・ハウスがあります)が入っています。 英国の法律で英国で販売する銃には全て英国での耐久検査が必要で、その検査を経た品にプルーフ・マークが打たれます。 コルト社は英国ロンドンにも工場があり、英国製は銃身の上に細かい文字で「ADDRESS COL, COLT, LONDON」と二行の刻印と銃身左側面に英国プルーフ刻印が入っています。 本品は他の米国コルト社製中期型と同じ「ADDRESS COL, COLT, NEW-YORK, U.S.A. AMERICA」と入っています。 1860年代から二行から、このような一行の刻印になりました。
銃本体にはNo.298917のシリアル No.が入っています。そのシリアル No.298917から1867年製(慶応3年=明治元年の前年)であることが判ります。 シリンダーはリブルーされており、残念なことにエングレーブは完全消えて、一部に小さな当たり傷が数ヵ所あります。 シリンダーのシリアル No.もかなり薄くなっておりその一部がNo.3913とも読めそうでが確実ではありません。 オリジナルのブルーが極々一部に残っているだけで、全体的にブルー仕上げは残っておらず地鉄の肌がでています。 古式銃独特の黒錆や朽ち込みはがないので、美しく磨かれた上に時代感が付いている品です。 全体的な外見の程度は古式銃としてはとても良い状態です。 作動は完全良好でハンマーを起こすとシリンダーが歯切れ良く回転します。 ハンマー・スプリングはオリジナルより撃鉄が軽くなっているので、復刻品ではないでしょうか。 トリガーは後世の復刻品ですがオリジナルの形状をよく再現しています。 オリジナルの木製(ウォルナット製で木目が美しく高級品です)のワンピース・グリップも完全です非常に良い状態です。 摩耗も少なく、本品の長所の一つです。 気になる欠けや凹みも殆どないグリップが、美しくポリッシュされたニス仕上げがなので銃全体的に高級感を醸し出しています。 鉄製のトリガー・ガードとバック・ストラップは程よい時代色が付いています。 銃身、フレーム、トリガー・ガード、バック・ストラップなどのシリアル No.がマッチしています。 ローディングレバーを止めるキャッチが小さく、ラッチに刻みが入っていない事、トリガー・ガードに口径表示がされていない事が初期型の仕様です。 ハンマー・スパーのナーリングがSAAに近い刻みであって、トリガー・ガードが丸みを帯びた中期型以降のものですので、生産時期は中期型前半になると思います。 総生産数約34万丁の中で5 インチ・モデルな生産数は少数にととどまり、特に本品は鉄製のトリガー・ガードとバック・ストラップの品でプレミアが付いています。 また5インチ・バレルはバランスのとれた銃身長で人気の高い製品です。 フレームの左側面に「COLTS PATENT」の刻印が入っています。
銃身右側面には美しい鏨文字で「壬申第四十八番 武庫司」と壬申(1872年)刻印が打たれてあり、その当時(1872年以前)から本銃は日本国内にあった事を証明しています。 「壬申第四十八番」は弊社で確認した番号の中で最も若い(古い)番号で、刻印の丁寧さがそれを伺わせます。 「壬申刻印」は古式銃の一種の戸籍番号とも呼ばれるもので、明治5年(1872年)に明治新政府の命令で国内にあった銃砲調査が行われました。 明治4年に6鎮台に分けられた明治陸軍は主力小銃の統一化をはかるため、旧藩の銃砲の種類、丁数の把握が急務となり明治5年(1872年=壬申)に始まり、明治20年頃まで行われました。 明治5年(1872年=壬申)の検査が最も大々的に行われ、今日この種類の刻印の内90-95%が「壬申刻印」です。 通常は登録した県名が入っていますが、本品には「武庫司」と入っています。 武庫司とは明治新政府が維新前に各藩が保有した武器を調査、回収し保管する、新陸軍の兵器統一には欠かすことのできない組織でした。 新装備銃として4種の小銃(アルビニー銃、スナイドル銃、シャスポー銃、エンピール銃)の選定が終わった1875年(明治8年)2月8日の陸軍省布第45号達による組織改正で武庫司は廃止され東京砲兵工廠になりました。 シリンダーのニップル部分に撃たれた(叩かれた)跡が残っていますのでそこそこは使用されたと思われますが、コルト社製の欠点とも言えるグラつきの少ないしっかりとしたお勧めの一丁です。 東京店在庫品です。
銃身左側面の英国プルーフ「王冠にGP」と「王冠にV」の刻印が二つあるのとは別にシリンダーの各チャンバーごとに「王冠にGP」と「王冠にV」の刻印が交互に6ヵ所入っています。
*London Proof Marks
王冠にGPの組み合わせ文字(Definitive Proof=最終耐久テスト終了刻印、London Proof Houseで1637年から使用されています)
王冠にV文字(View Mark=目視検査終了刻印、London Proof Houseで1670年か1955年まで使用されていました)
【その他の情報】
丁寧な復刻品の木製ケース(鍵付き)同じく復刻品の雷管入れが付属しています。
平成元年3月23日に東京都教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
高価な品でございますので、通信販売でのご購入を検討される方は、通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像(Detailed Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。
詳細画像はこちら
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