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エンフィールド P1856 2バンド ライフル (銃砲刀剣類登録証付古式銃、1868年製)  
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価格(税込)
 SOLD OUT
商品番号
 【3682】
英  名
 Enfield P1856 2 Band Percussion Rifle
種  類
 古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品
国  名
 イギリス
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 1,240mm
口  径
 14mm
装 弾 数
 単発
在 庫 数
 SOLD OUT
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【エンフィールド- P1856 2バンド ライフル について】
原型はエンフィールド Pattern 1853 ライフルでイギリスのエンフィールド造兵廠で開発されたライフリングのある前装式の小銃(施条銃、Rifled Musket)です。 フランスで開発され実用化したミニエー弾のパテント1851年に英軍需省が得て、改良を施したエンフィールド弾を使用します。 ミニエー弾は1836年にロンドンの有名なガンスミスであったウィリアム・グリーナー(William Greener)が開発したドングリ型鉛製の弾頭(プリチェット弾)が原型で底部に窪みがあり木片で埋められていました。 ミニエーはこの弾頭の周囲に凸型の溝をつけ、底部の木片をコルクに変えました。 ミニエー弾は発射時の圧力で押し込まれたコルクが鉛弾の底部を外側に膨張させ、16世紀にはすでに開発されていたライフリングに組み合わされて弾頭周囲の溝の凸部がライフリングに食い込んで密着し圧力の漏れを無くし、ライフリングによる回転を弾頭に与える事に成功しました。 それにより有効射程は滑腔式が50から100ヤードほどしかなかったのに対し300ヤード(約270m)、最大射程は1,000ヤード(約914m、実際にエンフィールド 3バンド 歩兵銃のリアサイトの目盛りは1,000ヤードまで切ってありました)にも延びました。 弾頭と装薬 (黒色火薬) は紙製薬筒に包まれ表面に蜜蝋と動物性油脂の混合物でコーティングされていました。 この弾薬は命中性能が向上しただけではなく、高速で回転した弾頭が体内で変形し致命的な銃創となりました。 また汚れた動物性油脂にまみれた弾頭が感染症を引き起こし負傷兵にさらなるダメージを与えました。
日本でも幕末に大量のエンフィールド銃が輸入され、滑腔式であったゲベール銃に対して圧倒的な威力を発揮しました。 エンフィールドが訛ってエンピロール銃とも呼ばれた他、サイド・プレートにTOWERの刻印が入っている事から通称タワー・ライフルとも呼ばれました。 また日本では漢字で鳥羽 (トバ=タワー) ライフルと呼ばれる事もありました。
Tower軍用刻印はロンドン塔にあった英国政府の銃砲検査機関で軍用として耐えうる品質検査された証です (a military arm of Ordnance Dept quality made for the War Department)。 同じエンフィールド小銃でもTOWERの刻印の代わりに民間メーカー刻印だけが入っている品もあります。 通常は王冠刻印のみのBirminghamで製造された品の多くが米国に送られ南北戦争に於いて両軍で使用されました。 英国国営造兵廠製か国営造兵廠コントラクト製の品には王冠の下に「V.R」の刻印が入っています。 当時の英国はBirminghamとLondonに集中しており、この王冠はBirmingam銃器製造協会会員のメーカーで製造された品です。 反対にLondonにあったメーカーで作られた品には通常この王冠はなく、メーカー名が入っていました。
エンフィールド Pattern 1853ライフルから更なる改良が施され、Pattern 1856、Pattern 1858、Pattern 1859、Pattern 1860、Pattern 1861といったモデルが採用されました。 エンフィールド小銃は大きく分けて銃身長が短い2バンドと長い3バンド、そしてカービン・モデルを始め多くのバリエーションが製造されました。
Pattern 1856は.577口径のエンフィールド小銃としては初の短小銃 (2バンド) モデルで、33インチ (84cm) の銃身が装備されていましたが、登場時期が遅かったため当時英国が参加していたクリミア戦争に投入される事はありませんでした。 Pattern 1856短小銃は戦列歩兵連隊や小銃旅団、第60連隊、ケープ植民地軍、王立カナダ小銃連隊といった部隊のあらゆる下士官に支給されました。 Pattern 1856小銃のライフリングや弾薬はPattern 1853小銃の物と同様でしたが、銃身がより肉薄となっており、重いヤタガン銃剣を装着すると銃身が曲がってしまう恐れがあった他、連続射撃後に銃身周囲に陽炎が発生するといった欠点が有りました。 Pattern 1856 Type IIとも呼ばれるPattern 1858はPattern 1856の改良型で、銃身自体はP1856と同じ物が使用されていましたが、ストックがより長い物へと変更された他、P1856では銃身に設けられていた着剣ラグがフロント・バンドへと移される等の強化が行われています。 英国海軍は1858年にPattern 1856小銃と同様のモデルを採用しましたが、この海軍モデルでは銃身がPattern 1856小銃に比べて肉厚となった他、ライフリング条数が3条から5条となり、ライフリング・ピッチも1:48インチとより転度の大きなものに変更されており、命中精度が向上していました。 その後、英国陸軍でもこの海軍モデルと同様のモデルを1860年に採用しました。 この陸軍モデルは海軍モデルと異なり、トリガー・ガードやバット・プレート、ノーズ・キャップ等が真鍮製ではなくケースハードン仕上げの鉄製となっていました。 また、海軍モデルではリア・スリング・スイベルがトリガー・ガード前方に設けられていたのに対し、陸軍モデルではトリガー・ガードの後方となっている点も異なります。 尚、1858年以降に製造された全てのエンフィールド小銃及び短小銃では、銃身内のライフリングの深さが薬室から銃口に向かって浅くなる方式 (Progressive Depth Rifling) へと変更されました。 (MM、Updated)(KK)

【本個体の説明】
本品はエンフィールド小銃の中でも全長の短い2バンド・タイプのPattern 1856短小銃です。 サイド・プレート部分には「TOWER 1868」のTOWER軍用刻印に加えて、Birmingham銃器製造協会会員のメーカーで製造された事を示す王冠の刻印が入っています。 また、銃身基部には王冠の下にTPの文字が入った刻印及び「19β」と読める刻印が入っています。 バット・ストック下面には英軍もしくは植民地軍の物と思われる短剣とリースを組み合わせた刻印及び「T.B *」の文字が打刻されています。
本品の金属部は完全にレストアが施されており、古式銃特有の錆ついたイメージはありません。 銃身は黒々とリブルーされており、木製ストックも一度仕上げ直しが行われています。 しかしながら元々程度が良かったので木部の痩せは殆ど見られません。 また、金属部にも深い錆がなかったのか、朽ち込み痕も少ない美しい品です。 欠品、破損などは見られません。 木部については全体に打ち傷や擦れが見受けられるものの、目立った破損等は見受けられず、しっかりとした状態が保たれています。 銃床上面の銃把前方付近に長さ約3cmのヘアライン・クラックが見受けられますが、強度的には影響の無いレベルです。 傷みやすいバット・プレート部についてもやや打ち傷や朽ち込み痕が見受けられるものの、目立った変形等は見受けられず、しっかりとした状態が保たれています。 本品は再仕上げされた品ですが、約150年前に製造されたとは思えないほど美しく、可動部分も良好な状態を保っております。 リア・サイトは一部に若干の朽ち込み痕が見受けられるものの、サイトの調整操作自体は可能となっています。 オリジナルのさく杖が付属致しますが、銃身より若干長い物となっています。 機関部の作動についても問題なく、ハンマーはフル・コック及びハーフ・コック共にしっかりと掛かります。 銃身内には5条のライフリングが良好に残っており、銃口から薬室まで完全に通っています。 東京店在庫品(KK)

【その他の情報】
平成13年9月10日発行の岡山県教育委員会の銃砲刀剣類登録証が付いた可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。

古式銃は150年ほど前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。 通信販売でご購入される際は、以下の詳細画像(Detail-Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。

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