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H.Ortmann社製 7連発 ピン・ファイア リボルバー (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#185)  
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価格(税込)
 SOLD OUT
商品番号
 【3627】
英  名
 H. Ortmann 7 Shot Pin Fire Revolver
種  類
 古式銃(登録証付)、登録証付古式銃買取品、ガゼット Vol. 13、東京店在庫品
国  名
 ベルギー / フランス
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 264mm
口  径
 10,5mm
装 弾 数
 7発
在 庫 数
 SOLD OUT
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【H. Ortmann社製 7連発 ピン・ファイア リボルバーについて】
H. Ortmann社はベルギー人の発明家でもあるHermann Ortmannが設立したリェージュの小さなガンメーカーで、彼が発明した特許を持つ銃を生産しました。 本品はフランスのルフォーショーによって発明されたピン・ファイア式(カニ目打ち式)の金属製薬莢を使用するリボルバーの一種で特殊なローディング・ゲート機能を持っている欧米でも非常に珍しい品です。 ルフォーショー(若しくはルフォーショー・タイプ)以外のピン・ファイア式リボルバー自体が珍しく、本品はルフォーショーでもあまりない7連発 口径10.5mmモデルです。
弊社が会員でもあるベルギーの古式銃協会 (特にリェージュ製に特化した研究団体) に問い合わせたところ下記の貴重な情報とオリジナルのパテントの青写真を手に入れる事ができました。

フランス語原文のまま
Il s’agit d’un revolver à six coups et à culasse basculante. Cette arme a fait l’objet du brevet 020669 du 21.10.1866 en annexe.
Cette arme porte les poinçons réglementaires du banc d’épreuves de Liège, soit :
ELG* dans un ovale vertical : acceptation définitive, en usage de 1846 à 1893.
X couronné : poinçon réglementaire du contrôleur, en usage de 1852 à 1893.
L’arme porte la marque H.ORTMANN INVteur BREVETE sur la carcasse côté gauche de l’arme.
L’inventeur ORTMANN Hermann fabricant d’armes à Liège rue d’Amay, 13 puis Bd d’Avroy, 74 était inscrit au banc d’épreuves de 1865 à 1879.
Il dépose cinq brevets d’inventions armurières de 1866 à 1887 et notamment pour un système de revolver à culasse basculante, un système de revolver à 7 coups à percussion centrale, un système de fermeture applicable aux revolvers.

フランス語での情報ですので要約すると下記のようになります。
(H. Ortmann社は)1866年10月21日にローディング・ゲートのベルギー特許020669を取得しています。 本品は下記のリェージュ・プルーフ刻印が打たれています。 楕円形内にELG*刻印(1846年から1893年の間リェージュ・プルーフ・ハウスで使われた最終確認刻印)。 王冠に大文字の「X」はコントローラーのカウンター刻印で1852年から1893年の間に使われました。 大きなメーカーであればメーカーのイニシャルになる場合が多いですが、本品に関してはHermann ORTMANNのイニシャルとは関係のない「X」になっています。 H. ORTMANN INVteur BREVETEのパテント刻印がフレームの左前方側面に打たれています。 Hermann ORTMANN はベルギー人の発明家でリェージュ(住所: rue d’Amay, 13 puis Bd d’Avroy, 74)で銃の製造を行っており、1865年から1879年の間リェージュ銃工(ガン・メーカー)として登録されていました。 H. ORTMANN は1866年から1887年の間に銃関係のパテントを5件取得しており、本品の特殊なローディング・ゲート・パテントをもった7連発リボルバーもその内の一つです。

H. Ortmannのパテントはこちら(MM)

【本個体の説明】
本品はシリンダーとフレームの一部に特徴ある彫刻が施されています。 オープン・フレームが一般的なピン打ち式の中でソリッド・フレームにエジェクション・ロッドが付かない洗練された外見は現代銃のような趣があります。 グリップはウォルナット製の細かいチェッカーリングが施された上品なもので、グリップ・エンドにはリングが取り付けられています。
本品は部分的にブラウン・パティナと呼ばれる表面的な時代錆が見られますが、一部にオリジナルのブルー仕上げが残った再仕上げされていない品です。 古式銃として最も大事な完全なオリジナルの状態です。 朽ち込み錆等の問題点はありません。 銃身内は6条のライフリングが刻まれており最後まで (全て) 抜けています。 銃身内部やシリンダーに傷みが殆どないことから、あまり使用されていない品と思われます。
  本品の特徴として通常ルフォーショーに見られるフレーム右側面に装弾孔蓋 (Loading Gate) は付いていません。 本品はシリンダー後部の円形プレート全体が左側面下部のヒンジを軸に丸ごと左側面にスライドして外れる構造になっています。 これはH.ORTMANNの特許でシリンダーの軸を銃口側へ引き抜き、ハンマーを少し起こすとロックが解除されますので同時に円形プレートを左側面に押し出します。 プレートの左側面上方に突起がありますので、それを左側に回転させるようにします。 この際にハンマーを引き過ぎるとハンマーと連動しているシリンダー・ハンドが出て円形プレートに干渉し、プレートをスライドさせることが出来ないので注意が必要です。 シリンダー軸 (Cylinder Rod) を完全に抜いて、この円形プレートをスライドさせるとシリンダーを丸ごと取り外す事が出来ます。 (本構造は上記リンクの「H.Ortmannパテントはこちら」または「詳細画像はこちら」をご参照ください)
シリンダーを完全に外してしまうと組み戻す作業に少しコツがいりますが、半開きにする事で、シリンダーを外さずに装填作業をする事も可能です。 その場合はシリンダー軸を完全に抜かず円形プレートだけが外れるようにシリンダー軸を前方に引くとスムーズにプレートのみが外れます。
本品はシングル/ダブル・アクションのいずれも可能で、ハンマーを指で起こしてのシングル・アクションの他、トリガーを引く事によって7発全てがダブル・アクションにより順次発射できます。 しかしながらシリンダー・ハンドのバネが弱いのか、トリガーを一回引くだけでは回転が上手くいかない (シリンダーが数ミリ動くだけ) 場合があります。 その場合はもう一度引金を引いてもらえば回転します。 完全に7発とも正常に回転する場合もあります。 古式銃の場合内部部品の摩耗によって作動に支障が生じる場合がありますが、本品の場合はその希少価値を考えれば許容範囲の問題点と思います。 尚、本銃に限らずルフォーショー系のリボルバーは内部機構が繊細なため、過度に作動させる事により、今後動作不良が発生する可能性はございますので、予めご了承ください。
表面的に多少の時代感はありますが、不自然さがない歴史を感じさせる古式銃独特の味わいになっています。 銃そのものは非常にしっかりとした、ガタの全くないキッチリとした造りです。 希少価値においては、弊社在庫品の中でも飛び抜けており、同じ品は二度と手に入らないとほぼ断言できる逸品です。 このH.Ortmannの特許を持つ古式銃は国内で唯一の品かも知れません。 そして写しですがオリジナル・パテント図、オリジナルのパテント内容の説明文が見つかった歴史的にも貴重な品です。 それから考えると非常にお値打ちの品です。
11mm口径ダミー薬莢対応品 (11mm口径のダミー薬莢がシリンダーに装填出来るのを確認しておりますが、7発フル装填して問題なく作動するかの確認はまだ行っておりません。 なおダミー薬莢は本商品には付属しておりません)。 (MM)

【その他の情報】
登録証が付いて可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。 最近の平成27年5月13日に東京都教育委員会で交付された、最新基準で審査された銃砲刀剣類登録証付きです。

古式銃は160年ほど前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像(Detail-Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。

詳細画像はこちら

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