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ベルギー製 アダムス パテント 1851 パーカッション リボルバー(銃砲刀剣類登録証付古式銃、#8369) |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【3624】 |
英 名
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Belgian made Adams Patent Percussion Revolver |
種 類
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古式銃(登録証付)、ガゼット Vol. 13、東京店在庫品、✕ |
国 名
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ベルギー / イギリス |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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336mm |
口 径
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12mm |
装 弾
数
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5発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【ベルギー製 アダムス パテント パーカッション リボルバーについて】
アダムス リボルバーは英国の銃器製造業者/デザイナーであったアダムス兄弟によって開発されたリボルバーの総称で後に金属製薬莢に改造された品もありますが一般的にはパーカッション(管打ち式)のダブル・アクション・リボルバーを指します。 英軍は1854年にアダムス M1854 リボルバーを採用しています。 アダムス リボルバーはダブル・アクションのみの撃発機構で、シングル・アクションもできるモデルはボーモント-アダムス リボルバーと別物になっています。 軍用として採用される以前から英国では国産品を好む傾向があり、英国海軍士官に愛用されました。 ダブル・アクションは命中率では問題がありましたが、乗り込んでくる敵艦の水兵を水際で撃退するには有効でした。 余談ですが当時の海軍における拳銃の使用目的は敵兵に向けるだけではなく自軍の水兵の反乱を防ぐためとされていました。 そのため命中率よりも連発速度に重点を置いた、刑務所におけるライアット(鎮圧)ショットガンと同じ用途で用いられました。 アダムズ・リボルバーはコルト・リボルバーとは宿命のライバル関係にあり、最終的にはコルト社の英国撤退に追い込んだ英国の伝統ある拳銃です。 実際はコルト社とは経営的にも、商品の構造、生産性、耐久性共に劣っていましたが英国人の愛国精神がその後のウェブリー、エンフィールド リボルバーに受け継がれる結果となりました。 そしてコルト社製品のように機械化されていなかったこともあり、一挺一挺が職人技で作られた芸術品としての価値、特に後世のコレクションとしての楽しみは多くあります。 米国製リボルバーは自社製品が大多数を占めたのに対してアダムスなどヨーロッパの銃は多くの銃製造業者にライセンスで製造させました。 コルト社(だけではなく多くの米国の銃器メーカー)は、バリエーションの違いでモデル・チェンジしましたが、アダムスは多種多様な製品がモデル名もなく存在しました。 本品はプルーフ刻印からベルギー製であることが判ります。 モデル名ではありませんが、1851年のAdams Patentのロゴが入っている事から欧米では「Adams Patent 1851 Percussion Revolver」と呼ばれています。
【本個体の説明】
本品は後年再仕上げされたものと思われ、ケースハードン模様の表面処理が施されています。 フレームには、薄れてしまっているものの両側面には唐草模様の彫刻が施されています。 フレーム右側面下部にADAMS PATENT No.8369の刻印が確認できます。 フレーム左側面下部にADAMS PATENT1851のロゴ刻印が入っています。 シリンダーには8369とも読めるシリアル No.が入っています。 シリンダー後方にベルギーのリェージュ・プルーフ・マークが入っています。 フレーム本体上部にベルギーのメーカー刻印が入っていますが、非常に薄くなっており現時点では判読困難です。
再仕上げされているので全体的な外見上の程度は良い方ですが、銃身前部下面には、うっすら表面錆が出ています。 シリンダーは本体に比べて茶色く仕上がっています。 また極一部の再仕上の際に手の届かなった部分に僅かな朽ちこみ錆と表面錆の跡は見られますが表面全体的には滑らかな状態です。 銃身下部のシリンダー・バーを引っ張ることで (途中でロックがかかり完全には抜けません) シリンダーを取り外す事が出来ます。 このシリンダー軸はフレーム右側面前方のバネ式ロックを持ち上げれば抜く事が可能で、このロック部分も完全状態です。 ダブル・アクションは歯切れ良く動作し、シリンダーも問題なく回転します。 銃身内にも、錆の跡が全体を通して見られますが、ライフリングははっきりと視認でき、完全に抜けています。 フレーム左側面に設けられた板バネ状のハンマー・セーフティのテンションの効きが弱くなっているため、現状セーフティとしては機能してませんが、通常のダブル・アクション作動への影響等はございません。
ワンピース・グリップは、小傷こそ散見されるものの、チェッカリングははっきりとしており、経年を考えれば大変良い状態です。 グリップ右側面上部に極僅かな欠けがありますが殆ど目立ちません。 比較的程度の良い大口径の回転式としてはお値打ち価格になっています。 (MM)
(種別: 管打ち式銃砲、全長: 33.6cm、銃身長: 16.6cm、口径:1.2cm、銘文: 銘不明)
【その他の情報】
昭和47年11月29日に東京都教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
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