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【TK1992S/O】スタール M1858 アーミー リボルバー (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#1809) |
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▲クリックで拡大画像をご覧いただけます。 Copyright© Chicago Regimentals Co. , Ltd. All Rights Reserved. |
価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【3623】 |
英 名
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Starr M1858 Army Double Action Revolver |
種 類
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古式銃(登録証付)、登録証付古式銃買取品、ガゼット Vol. 14、Curio Magazine 記事候補 |
国 名
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アメリカ合衆国 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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300mm |
口 径
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11mm |
装 弾
数
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6発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【スタール M1858 ダブル・アクション・リボルバー について】
スタール M1858 は南北戦争で使用された代表的な管打ち式の拳銃です。 本(ダブル・アクション)モデルは、生産された23,000挺の内、21,000挺が北軍に納入されました。 古き良き時代の無骨な外見をした典型的な軍用拳銃です。 後に生産性を上げるためにシングル・アクションだけに変更されたモデルも生産されました。
ダブル・アクション・モデルは現在のダブル・アクションとシングル・アクションの中間的な特殊な構造になっています。 トリガーは実際にはハンマーをコックさせるだけの働きしかなく(故にトリガーと呼ばずにSelf Cockerと呼ぶ場合もあります)、トリガー・ガード内側後部にあるセット・トリガー(トリガーと言うよりも一種のセーフティのように見える)のようなとても小さなトリガーがハンマーをリリースさせます(故にこの小さなトリガーをReal Triggerと呼ぶ場合もあります)。トリガー(通常のトリガーに見える方)の後ろ(裏)にネジで取り付けてあるラグを上下させる事によってダブル・アクション・モードとシングル・アクション・モード(通常のシングル・アクションとは違いセルフ・コッキング・モードと呼ぶ方が正しい)を選べます。
ダブル・アクション・モード(ラグを上げる)にすると前の大きなトリガーを引くと、ラグが後ろの小さなトリガーに連動し通常のダブル・アクションのようにハンマーが落ちます。 これは「ラグの後部にある突起が上に上がる事によって、突起がフレーム内まで入り込み、同時にラグが取り付けられているトリガーが深く(後部に)引ける事によって小さなトリガー(Real Trigger)にも連動し、ハンマーがリリースされダブル・アクションとなります。」
シングル・アクション・モード(ラグを下げる)にすると前の大きなトリガーを目一杯引くと、ハンマーがコックされた状態で留まるので、一旦大きなトリガーから指を離して小さなトリガー引くことでハンマーをリリースさせます。 これを上記のダブル・アクション・モードの説明を使うと「ラグの後部にある突起が下に下がる事によって、突起がフレーム内に当たり、ラグが取り付けられているトリガーが浅くしか引けない事によって小さなトリガー(Real Trigger)には連動せず、ハンマーがコックされた状態で止まります。」
この構造はスタール リボルバーだけに見られる非常に珍しい構造です。
一体型に見えるフレームは、シリンダー後方のサム・スクリューを外すとロックが外れ、銃身が前に倒れます。 この中折れ方式を英語では「トップ・ブレイク」と呼びます。 金属薬莢を用いるトップ・ブレイクは、中折れした際に空薬莢を排莢するのですが、本銃は管打ち式為にその必要はありません。 本銃の場合は中折れしたと同時にシリンダーが外れる仕組みになっています。 他の管打ち式回転拳銃と同様に装填した予備シリンダーと交換する事によって、素早く射撃を再開できるようになっています。 もちろん予備のシリンダーが無くても、本体からシリンダーを外した方がより効率的に装填する事が出来ます。 サム・スクリューを外して、シリンダーを抜く方法はレミントンに比べ、手間のかかるものだったのが、この銃がポピュラーにならなかった一因と言えるでしょう。 管打ち式のダブル・アクションと言うだけで時代的に珍しいだけではなく、この特殊なシングル/ダブルの切り替え構造やトップ・ブレイク方式はメカニズム好きには大きな魅力となるでしょう。 この複雑なメカニズムのために多くの小さな部品はしている古式銃にも拘わらず、本品は非常に良い状態で残っています。 コレクションとして所持する楽しみに加え、メカニズムを堪能できる他の銃にはあまりない魅力があります。
【本個体の説明】
全体的にブルー仕上げを完全に落としてありますが、再仕上など後世の手が加えられていないと言う意味ではオリジナル度の高い品です。 木製グリップは非常に美しく磨きあげられた状態で、銃本体と比べると違和感を感じるかも知れません。 グリップ左右上方の部分が平らになって一見三角形に削られたような形状になっていません。 全体的に均一の緩やかなアールになっています。 このような形状のグリップも米国にある品にも見られます。 本品の作動は良好でダブル・アクションのトリガーを引くとハンマーを起きてシリンダーが歯切れ良く回転します。 オリジナルのメイン・スプリングの為、トリガーが非常に重たいです。 シングル・アクション用の小型のトリガーも正常に作動します。 多少その作動に違和感を感じるかも知れませんが、本モデルはダブル・アクションをメインとしていますので、この作動自体は正常なものです。 フレーム右側面下に「STARR.ARMS.CO.NEW.YORK.」とスタール・アームズ社の刻印が、フレームの反対側(左側)にはSTARRS PATENT JAN. 15, 1856のパテントの刻印が入っています。 シリンダー(刻印は薄いです)とフレームのシリアルはNo.1809で、トリガーの付け根のシリアル No.1809と全てマッチしています。
銃身の下(外見からはそのまま見えませんが、ローディング・レバーを下すと見える部分)に極小の壬申の刻印「〇崎縣 二五七二二」(正確には判読困難)が入っています。 〇崎と二文字目に「崎」の漢字が入る縣が複数存在したので現時点では県名の特定は困難です。
木製のグリップは本体に保存状態がかなり良いので、当初から本個体に付いていた品ではないと思います。 グリップを取り外した下にトリガー・ガードとバック・ストラップのシリアル No.1809でフレーム、その他の部分とマッチしています。
【その他の情報】
昭和60年8月15日に東京都教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は160年ほど前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。
通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像(Detail-Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。 詳しくは本HPのメニュ・バーにある「Ordering Terms(ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
古式銃の返品についてはこちら
詳細画像はこちら
ブログでの本品についての詳しい説明はこちら |
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