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ルフォーショー ミリタリー ピン・ファイア リボルバー (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#17623) |
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▲クリックで拡大画像をご覧いただけます。 Copyright© Chicago Regimentals Co. , Ltd. All Rights Reserved. |
価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【3547】 |
英 名
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Lefaucheux Military Pinfire Revolver |
種 類
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古式銃(登録証付)、登録証付古式銃買取品、ガゼット Vol. 13 |
国 名
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ベルギー / フランス |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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294mm |
口 径
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11mm |
装 弾
数
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6発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【ルフォーショー ミリタリー リボルバー について】
ルフォーショー(ル・フォーショウ=Lefaucheux) リボルバーはフランスのガンスミスであったカジミール ルフォーショー(Casimir Lefaucheux, 1802-1852) によって発明されたピン・ファイア式(カニ目打ち式)の金属製薬莢を使用するリボルバーです。 フランス、ベルギーで1850-70年代に主に民間用として多種多数製造されました。 1858年にはフランス軍初の金属製薬莢を使用するリボルバーとして軍用に採用されました。 本品はベルギー軍用で、ベルギーのリェージュ検査工廠のプルーフ・マークが入っています。 ルフォーショー リボルバーは5連発から20連発までの非常に多くのバリエーションがあります。 銃身も3cmほどのラウンド・バレルから15cm以上のオクタゴン・バレまで色々な銃身長がありました。 用途も色々で、大型の無骨な軍用モデルもあれば、全体に彫刻の入った小型の護身用までバリエーションが豊富です。 ピン・ファイア式の生産はパテントの関係でしょうか、ヨーロッパではスタンダードな種類でしたが、アメリカでは余り生産されませんでした。 フランス、ベルギーの他にもドイツやイギリスでも生産されましたが、これらは数も少なくコレクションをする上でも貴重な品です。 当時ルフォーショーはピン・ファイア拳銃の代名詞で、リム・ファイア式が普及されるまで、フランス、ベルギーからヨーロッパ各国を始め、アメリカ、日本など世界各国に輸出されました。 特に幕末期には多くの種類のルフォーショー拳銃が日本国内に入っています。 本品は銃身長159mmの軍用ラウンド・バレル・モデルで、幕末時に指揮官の自衛火器として人気のあった品です。 ルフォーショー リボルバーはバリエーションが多く、アメリカ製リボルバーよりお手頃な価格帯ですので、それだけを集めるには面白い分野です。 ピン・ファイアは日本ではカニ目打ち式と呼ばれる最も初期の金属薬莢を使用する発火方式の銃で、パーカッション(菅打ち式)に比べて装薬や弾頭、そして雷管が脱落する心配もない長所がありました。 シリンダーはセンター・ファイアのように完全に前から後ろまで貫通した後装式です。 しかし現代実包が使用出来ない旧式の金属薬莢を使用する為、最も現代銃に近い構造をしているのにも拘らず、国内で唯一合法的に所持できる古式銃となっています。
【本個体の説明】
本銃はベルギーでライセンス生産された大型の「ミリタリー・モデル」と呼ばれるダブル/シングル・アクションの品で軍用のM1864を特別仕様にした品です。 本体の鉄の部分は全体的に表面的な時代錆が付いているものの、再仕上げされていないオリジナルの状態です。 ラウンド・バレルの銃身以外にはハッキリとした唐草模様の彫刻が入っており、軍用銃の中に装飾性を加味した美しい品です。 薬室左側面にはEugène Gabriel LefaucheuxのイニシャルであるELが王冠の下に入っており、更に判読が難しいですがLEFAUCHEUX, BREVETE(=Lefaucheux Patent)と刻印されたフランスのルフォーショーの制式ライセンス生産品である事を表しています。 シリンダーには楕円形の中に「E.LG(E.LG=Liege Epreuve=)」のベルギーのリェージュ プルーフ・ハウスで1846年から1893年までに刻印された「リェージュ・プルーフ・マーク」が入っています。 他にも各所に「王冠にN」の1853年-1865年頃のコントローラー(検査官)刻印が入っています。 大型のルフォーショー リボルバーの中にはトリガー・ガードが当初からなく、トリガーも折り畳めるようになっている品がありますが、本品は軍用銃のためトリガー・ガードが付いています。 そのトリガー・ガードにも唐草模様の彫刻が入っており、高級感があります。 右側面の装弾孔にはピースメーカーような蓋(Loading Gate)が付いており、その当時ポピュラーだった管打式拳銃より遥かに早く装弾が可能でした。 Loading Gateの開閉用ロックはフレーム側面に付いたL字型板バネを使用し軍用に適した堅牢さが加えられています。 また特筆すべき点はLoading Gateには親指でも操作出来大型の角型の突起が付いています。 このタイプの突起が付いた品は欧米でも少ないです。 表面仕上げ全体的に経年の時代錆が付いていますが、不自然さが全くない歴史を感じさせる古式銃独特の味わいがあります。 銃そのものは非常にしっかりとした、ガタの全くないキッチリとした造りです。 シリンダーを固定しているネジ山(このネジが付いている品も少ないです)だけに僅かな傷みがありますが、その他のネジ山は傷も殆ど無いあまり分解もされていない良い状態です。 エジェクション・ロッドが銃身右下に装着されており、空薬莢を装弾孔から容易に排出出来るようになっています。 全体的な程度は古式銃としては良い状態です。 作動は完全良好でハンマーを起こしてシングル・アクションとして、またそのままトリガーを引いてダブル・アクションとしても、どちらもシリンダーが歯切れ良く回転します。 オリジナルのニス仕上げ木製グリップも完全で、チェッカーリングに加えて葉の模様のエングレービングが高級な雰囲気がする品です。 残念な事に、グリップ・フレーム(銃把)の前後(フロント&バック・ストッラプ)とグリップを留める右サイドのナットに朽ち込み錆があります。 銃身内はライフリングが刻まれており最後まで(全て)抜けています。 そして銃把下部には二十六年式拳銃と同じような落下/紛失防止のランヤード(吊り紐)を取り付けるリングが付いています。 これも軍用ルフォーショー リボルバーの特徴です。 大阪店在庫品
【その他の情報】
平成2年10月19日に宮城県教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
本銃は約150年ほど前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。 通信販売でのご購入を検討される方は、詳細画像(Detailed Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。
詳細画像はこちら
*本HPは表示製作中です。 後日追記/変更/更新がされます。 |
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