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アイリッシュ パーカッション シングル・ショット ピストル (W&J Rigby製、銃砲刀剣類登録証付古式銃、#334)  
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価格(税込)
 SOLD OUT
商品番号
 【3531】
英  名
 Irish Percussion Single Shot Pistol by W & J Rigby
種  類
 古式銃(登録証付)、登録証付古式銃買取品
国  名
 アイルランド
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 185mm
口  径
 14mm
装 弾 数
 単発
在 庫 数
 SOLD OUT
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【 W & J Rigby製 アイリッシュ パーカッション シングル・ショット ピストルについて】
アイルランドのダブリンで1830-40年頃に製造されたパーカッション(管打ち式) シングル・ショット ピストル(単発拳銃)です。 全長が約185mmの小型サイズで、短い銃身からデリンジャー・ピストルを彷彿させられますが、フルレンス(フルサイズ)のグリップが付いているグリッピングがしやすい、珍しい形状をしています。 銃身長約70mmの重厚なダマスカス銃身は小型ながらも約14mmもあるスムース・ボアの大口径になっています。 薬室部分はオクタゴン(八角形)で銃口のすぐ近くでラウンド(丸形)に変化しています。 銃身上面(照準線がある部分)がSighting grooveと呼ばれる溝状で大変手の凝った作りになっています。 また銃身の後部にはプラチナ・ラインと呼ばれる銀線象嵌の極細のバンドが入っています。 銃口の下にはCaptured rammersとかSwibel Ramrodと呼ばれる、紛失防止のラム・ロッドが振り子状の装置で取り付けられています。 ストック/グリップは全長の7/8をカバーしているフル・ストックに近いもので、グリップ部分はチェッカーリングが入っています。 ハンマーがサイド・プレートの最も前に位置するバック・アクション パーカッション ロック(Back-Action Percussion Lock)と呼ばれるスタイルです。 このタイプのロックは一見古いモデルと思われていますが、そうではないようです。 フリント・ロックからパーカッション・ロックへの移行期から伝わる多くのサイド・プレートは当り金があった名残りからハンマーがサイド・プレートの比較的後方にありました。 バック・アクション パーカッション ロックは木部に最も負担のかかるグリップ部分までサイド・プレートが覆っており補強の意味でも優れていました。 アイルランド製の古式銃は少なくW & J Rigby社はアイルランドを代表する銃工房です。 W & J Rigby社は1735年設立の世界でも最も古い銃メーカーの一つです。 Willm & John Rigby Gun Manufactueresが当時の正式会社名でした。 本品が製造された1820 – 1865年のフリント・ロックやパーカッション・ロックの時代はアイルランドの 24 Suffolk Street, Dublinに会社があり、現在はセントラル・ロンドンに会社(米国資本の会社となっています)があります。 同社の社長であったJohn Rigby氏は1880年頃に英国王立エンフィールド兵器廠(Enfield Royal Small Arms Factory)で英国連邦国軍制式軍用銃弾として長年その地位にあった「.303 British弾」開発チームの責任者でした。 その経験からRigby社は.275 Rigby弾(1899年)、.350 Rigby弾(1899年)、.470 Rigby弾(1907年)など各種のオリジナル弾を開発しました。 同社は高級水平二連散弾銃メーカーとしても著名で、英国王室のRoyal Warrant (王室御用達許可書)を1820年にKing George IV から拝受したのを始まめ、その後の歴代王(女王)からもRoyal Warrantを得ています。 同社のパーカッション小型単発拳銃は、前述のSighting grooveを始めトリガー・ガードが丸く、グリップが丸みを帯びてグリップ・エンドが「フィッシュ・テイル」と呼ばれる尾ヒレのような形になっているのが特徴です。

W & J Rigby社についての詳細はWikipediaでも大きく紹介されています。
Wikipediaはこちら


【本個体について】
本品の全体的な程度は古式銃としては良い方です。 木部は経年の僅かな小傷が見られるものの、金属部は銃身、機関部(サイド・プレート、ハンマーなど)、トリガー・ガードなど全体的に黒っぽく退色が少ない状態です。 サイド・プレート、ハンマー、トリガー・ガード、バック・ストラップには緻密な唐草模様の彫刻が施されており、それらも完全に残った美しい品です。 サイド・プレートには誇らしく「WM & JN RIGBY」のメーカー刻印がハッキリと刻まれています。 銃身上面(照準線がある部分)の溝にDobulinとメーカーの所在地名が入っています。 シリアルナンバーと思われる334の刻印が銃身を外した木製の銃床内部と銃身、尾栓の計3箇所に確認でき、当初からマッチした部品であることが伺われます。
また約70mmの本来は白磨き仕上げですが黒々としています。ダマスカス銃身はリボン状の模様がハッキリと残っています。 銃身基部近くに銀象嵌のプラチナ・ラインがあり、美しく光っていますが、左側面の木部がかかる手前2mmほどだけ銀象嵌が取れています。(←殆ど判りません)
美しい木目が入った上質のウォルナット製グリップは全体的に良い状態を保っています。 グリップ後方の背にあたる部分に銀製の楕円形金物(本来なら家紋やイニシャルを入れます)が付いています。 サイド・プレートのすぐ近く左右にヒビが入っています。 ヒビに関しては綺麗に補修がほどこされており、補修跡は僅かにありますが殆ど判りません。 現状ではこのヒビのために外れたり、ガタつくことは全くありません。 グリップの底にあたるグリップ・エンド(銀製の楕円形金物)が付いています。 ネジの一本に至るまで緻密な唐草模様で飾られています。
作動に関しては、カチカチと小気味良く確実にセーフ・ロック、ハーフ・ロックとフル・コックとコックされ、トリガーによるリリースもされます。 セーフ・ロック、ハーフ・ロックはトリガーを引いただけではハンマーは落ちません。
ラム・ロッドは可動し、可動部もネジやピンも特に外れたりなどの問題はありませんが、使用状態で展開した際にラムロッドが銃身内部に完全に入りきりません(半分は入ります)。
格式あるガンメーカーの作品としては、お値打ち価格ですのでお勧めの一丁です。
東京店在庫品

 【その他の情報】
登録証が付いて可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。 昭和47年2月10日に京都府教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証付きです。

170年ほど前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像(Detailed Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。

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