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C.D.Tanner社製 管打式単発拳銃 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#119)  
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価格(税込)
 \1,320,000
商品番号
 【3518】
英  名
 Single Shot Percussion Pistol made by C.D. Tanner, Hannover
種  類
 古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品、ガゼット Vol. 13、大阪店在庫品、Curio Magazine 掲載品、Curio Magazine
国  名
 ドイツ / 帝政ドイツ
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 415mm
口  径
 11mm
装 弾 数
 単発
在 庫 数
 限定1品
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【C.D.Tanner製 管打ち式単発拳銃 について】
19世紀中期のヨーロッパを代表する名銃工、現在のドイツ北部ニーダーザクセン州のハノーファー(Hannover)にあった王室御用達銃工C.D.Tanner社(1829-1858年)で製造された管打式の単発拳銃です。同社の正式名称はC. D. Tanner & Sohn, Hoflieferant und Gewehrfabrikantで「王室/候室御用達銃工」の称号を持っており、ハノーファー王国の首都Hannover のTheaterstrasse no. 11に会社がありました。C.D. Tanner社の創設者はカール・ダニエル・タナー(=Carl Daniel Tanner、1791年-1858年)です。 彼はハノーファー王国銃器工場があったヘルツベルグ(Herzberg am Harz)のCrause銃工房で働いた後、1827年に独立し自身の会社を興し、1829年にハノーファー(Hannover)に移りました。そして技量の高さからハノーファー王室とブランズウィック候室のお抱え銃工(Arms manufacturer of the King of Hannover and the Duke of Brunswick)となりました。1854年にはミュンヘンで開催された「Erste Allgemeine Deutsche Industrieausstellung (第一回ドイツ一般産業博覧会)」で名誉メダルを授与され最盛期を迎えました。しかしながら1858年の彼の死後、会社はTanner & Söhneとなりハノーファー王国の崩壊と共に業績は悪化し、過去の栄光は取り戻せませんでした。

王室/候室御用達銃工としてお抱え銃工になったハノーファー王国とブラウンシュヴァイク候国はナポレオン戦争後のウィーン会議(1814年)後に二つの国家として成立しました。両国ともドイツ連邦の加盟国となり、ハノーファー王国はこの混乱で消滅した周辺諸侯を併せ領土拡張ました。英国王であったウィリアム4世(William IV)はハノーファー国王を兼ねていましたが、1837年にイギリスとの同君連合を解消しました。その縁もありC.D. Tanner社は英国王室の為にも銃器を製造し欧州王室の中でも知られた銃工でした。1866年の普墺戦争ではオーストリア側につきプロイセン王国に敗れ消滅しました。そのような国家の歴史と同じようにヨーロッパ銃砲界に名声を響かせた名銃工も終息に向かいました。

本品は銃に刻まれたC.D.Tannerの会社名から1858年以前の作品で、1840年代の同社の特徴的な形状をしています。特に深くライフリングが刻まれた重厚なオクタゴン銃身の各面(八面)に見事なグルーブ(溝)が彫られた手の凝った作りは1840年代の同社の作品の特徴です。サイドロックを始め各金属部品には緻密な唐草模様彫刻が施されており、銃身上面後部とそのすぐ後ろにあるタング部分には当時の所有者のイニシャルと思われる「L」のモノグラムが金象嵌で入っています。またサイドプレートのハンマー軸後部にはフランス語で「C.D.TANNER A HANOVER」の金象嵌文字が入っていることからフランス貴族の為に造られた品ではないでしょうか。木部はピアノの黒鍵にも使われる上質で硬い素材である漆黒(黒っぽい)色の黒檀(Ebony)で出来ており、特徴的な多くの滑り止め溝がグリップ部分に縦に彫られています。金属部全体的にC.D.Tanner社が得意とする緻密と言う言葉が相応しい見事な唐草模様が彫られています。

 1998年9月号と2003年12月号の二回もドイッチェ・ワッフェン・ジャーナル誌(DWJ誌)で同社の作品が紹介されています。 特に1998年9月号で紹介されている品「HOFRUSTMEISTER des Konigs」と本品は非常に似た作りになっています。

【本個体の説明】
本品は時代を含めて考えると、大変良い状態を保っています。 金属部、特に銃身を中心に全体的に赤く退色しておりますが、現状では落ち着いている状態で、むしろ150年以上の時代を表した色となっています。
本銃の特徴的な銃身部のグローブはわずかな小キズこそあれ、はっきりと形を残しています。 銃口内は独特のライフリングはしっかり見ることができます。 金属部のサイドプレート、トリガー・ガードにあるエングレーブはしっかり残っており、2箇所の「L」のモノグラムやフランス語で「C.D.TANNER A HANOVER」の金象嵌の文字も、現在でもはっきりした金色として見ることできます。 フランス第二帝政時代の貴族が元の所有者だった可能性もあります。 可動式のラム・ロッドは現状で特に問題無く動きます。 ただ収納時の固定はあまくグラつきます。 木部は黒檀系の素材の元々の固さから、現在でもしっかりとしています。 また木部の最前部と、グリップ左右と後方にある唐草模様の彫刻も形を維持しており、特にグリップの左右それぞれに唐草模様を取り囲むように8本ずつ彫られた2mmから4mmの幅の溝は深々とくっきり残っています。 見た目としても、構えた際の感触としても楽しむことができます。 銃身の下(ストックで隠れている部分)にプルーフ刻印とナンバー(119)が入っています。

【その他の情報】
昭和49年5月8日に大阪府教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。

150年ほど前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。 通信販売でご購入される際は、以下の詳細画像(Detail-Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。

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