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【TKS/D】スタール M1865 騎兵銃 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#37429)  
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価格(税込)
 SOLD OUT
商品番号
 【3504】
英  名
 Starr M1865 Carbine
種  類
 古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品、ガゼット Vol. 15、資料、東京店在庫品
国  名
 アメリカ合衆国
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 957mm
口  径
 52in.
装 弾 数
 単発
在 庫 数
 SOLD OUT
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【スタール M1865 騎兵銃 について】
スタール M1865 騎兵銃は南北戦争で使用された紙製またはリネン製薬莢を使用する単発後装の外火管打ち式騎兵銃であるスタール M1858 カービンの改良型で、初期の縁打式金属製薬莢を用いるモデルです。
シャープス・カービンと同様に機関部下部にアンダー・レバー (Pull-down Trigger Guard/Lever) が設けられていますが、ブリーチ・ブロックが前部と後部の二つの部品に分かれています。 アンダー・レバーを下方に操作する事によって、後部ブリーチ・ブロックが下降します。 ハンマーは独立しており、装填レバー操作とは別にハンマーを起こす必要がありました。 装填時にはまずハンマーを起こしてから、アンダー・レバーを下方に操作すると前部と後部のブリーチ・ブロックの両方が下がって薬室が開放されます。 この方法がシャープス・カービンと大きく異なります。 リア・サイトは破損する可能性が少ないしっかりとした起倒式の三段階です。 スタール・カービンは.54口径の紙薬莢またはリネン薬莢を使用する管打ち式のM1858と.52口径の初期金属製薬莢を用いるM1865の二種類が存在し、バレル・バンドがM1858は真鍮製、M1865は鉄製となっている点やハンマー形状の違いが外観上の変更点となっています。 また、細かな改良点として、フロント・サイト基部がM1858では大きく、M1865では小型化されました。
1858年1月に銃器設計者でありスタール・アームズ社 (Starr Arms Company) の創始者であったエベンザー・スタール (Ebenzer T. Starr) は、単発後装式カービンの設計図を陸軍造兵廠に提出しました。 スタールの設計したカービンは陸軍造兵廠でのテストで不発が少なく、精度においても当時の平均を上回っていると評価されました。 造兵廠の試験官達はガス漏れの欠点についても、ガス・シールが改良されれれば当時のライバルであったシャープス・カービンに勝ると評価しました。 その後、改良を施されたスタール・カービンは1858年にModel 1858としてアメリカ陸軍によって制式採用されました。 1861年から1864年の間にかけて、約20,000挺のスタール M1858 カービンがニューヨーク州Yonkersのスタール社によって生産され北軍に納入されました。 シャープス・カービンの納入数が10万挺だったので、その五分の一にあたります。 スタール M1858 カービンを装備した北軍騎兵 (Union Cavalry) 連隊は、アーカンソー第一騎兵連隊、カンサス第五騎兵連隊、ミズーリ第十一騎兵連隊、ニューヨーク第二十四騎兵連隊です。 1865年には3,000挺の初期金属製薬莢を用いるスタール M1865 カービンが米国政府から発注を受け、更に追加で2,000挺の発注が有りました。 スタール・カービンは南北戦争中の消耗戦において効果的である事が証明されましたが、1865年の米陸軍武器試験委員会 (U.S. Army Trials Board) の審査では必ずしも成功を収めたとは言えず、その後の追加注文がないまま南北戦争が終結しました。 尚、南北戦争で北軍に納入されたスタール M1858 カービンは僅か2万挺程でしたが、スタール・アームズ社は南北戦争中では5番目に大きな騎兵銃の米軍納入元でした。 いかに南北戦争で使用された騎兵銃が少ないか判る情報です。 スタール・アームズ社は.44口径の軍用リボルバーについてはコルト、レミントンに次いで3番目の大きな納入元であったのにもかかわらず、南北戦争終結と同時に米国政府からの発注もなくなり、早くも終結2年後の1867年に倒産しました。 スタール・カービンは南北戦争後には製造されなかったため、現存数がシャープス・カービンやスペンサー・カービンに比べ遥かに少なく、バリエーションもM1858とM1865の二種類のみで、日本国内における現存数も限られています。 幕末には南北戦争後の余剰火器と一緒に日本にも輸入されました。
弊社では毎月欧米の古式銃のイベントに行ってますが、スタール・カービンを見かけることはまずありません。 それだけ海外でも希少価値のある品です。 (MM)(KK)

【本個体の説明】
本銃は古式銃としては最高の保存状態で、僅かな表面サビや退色は見られるものの、オリジナルのブルー仕上げが90%以上も残っている品で、各部に目立ったガタも見られず本銃独特のガッチリとした剛性感も健在です。 木部も極僅かな小傷こそありますが、オリジナルの仕上げがほぼ100%残った古式銃としては考えられないほどの非常に良い保存状態です。
機関部後部上方に「STARR’S PATENT, SEPT. 14TH 1858」の刻印が二行で入っており、ハッキリと判読が可能です。 同じくサイド・プレートにも「STARR ARMS CO., YONKERS, N.Y.」と刻印が二行で比較的ハッキリと入っています。 銃身の上に「STARR ARMS Co YONKERS, N.Y.」の刻印がこれもハッキリと入っています。 シリアル No.の37429は銃身の薬室右側面に入っています。 ストック左側面のサドル・リングのすぐ後ろに米陸軍Springfield兵器廠検査官であったSamuel T. Bugbeeのカトシュ(Cartouche)と呼ばれる検査刻印(STB Cartouche)が二ヵ所入っています。 1863年から1864年までSamuel T. BugbeeはSarr社製品検品を行いこの期間に製造されたSarr社の騎兵銃とリボルバーに彼のSTB刻印が見られます。 このことからほぼ間違いなく南北戦争で使用された品と言えます。
木製ストック左側面に漢字3文字で「山形縣」の刻印があります。 また銃身左側面(センター・バンドの左後部)に漢数字で「二九九番」の刻印が入っています。 「壬申」の文字は入っていませんが「壬申の刻印」と考えられます。
壬申(じんしん)とは干支の一つで明治5年(1872年)を表します。 明治5年(1872年)一月に太政官布告第28号第五則の「銃砲取締規則」によって私蔵されていた銃砲の「我が国初の管理統制」が始まりました。 廃藩時において旧藩は旧家臣に軍用銃を下付けする事が多く、旧士族の家には一挺の軍用銃があったとも言われています。 それらが大量に市中に出回り私蔵されていました。 それらの銃砲は管轄庁 (東京と大阪は武庫司) に持参して改刻印式によって番号、官印を受ける(これが明治5年度であれば壬申刻印と番号)ことを義務付けました。 同時に管轄庁は同人名と番号を管轄鎮台に届け出て、鎮台より武庫司にそれらが提出される仕組みになっていました。 その際の刻印が「壬申刻印」です。
  本品には「山形縣」の刻印があるので明治5年(1872年)に山形縣(県)で登録された銃と言えます。 山形藩は戊辰戦争(1868年-1869年)で『奥羽越列藩同盟』に参加していたにも関わらず、藩の名前がそのまま「山形縣」になっているという例外的な藩です。 明治2年の版籍奉還後の翌年(明治3年) 現在の山形県庄内地方にあたる地域に山形縣が設置され、徐々に統合編入が繰り返されて現在の山形県となりました。
作動も完全で、アンダー・レバーによるブリーチ・ブロックの動き、また独特のアンダー・レバーのロックも楽しむことができます。 ハンマーもハーフ・コック、フル・コック共に完全な、非常に歯切れの良い音で作動します。 僅かな使用感はありますが、完品で刻印も完全です。 銃身は銃口から薬室まで抜けており、ライフリングもはっきりと確認できます。 (MM)

【その他の情報】
昭和60年1月23日に埼玉県教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。

古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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