 |
|
|
|
 |
和製管打式 ゲベール銃 (ハーフ・ストック・モデル、銃砲刀剣類登録証付古式銃) |
|
 |
 |
|
 |
|
|
▲クリックで拡大画像をご覧いただけます。 Copyright© Chicago Regimentals Co. , Ltd. All Rights Reserved. |
価格(税込)
|
SOLD OUT |
商品番号
|
【3392】 |
英 名
|
Japanese made Percussion Rifle |
種 類
|
古式銃(登録証付)、登録証付古式銃買取品、ガゼット Vol.12 |
国 名
|
日本 / オランダ |
時 代
|
第一次大戦前(〜1914) |
全 長
|
1,380mm |
口 径
|
17,2mm |
装 弾
数
|
単発 |
在 庫
数
|
SOLD OUT |
画像について
|
画像は現物です。 |
コメント
|
【和製管打式ゲベール銃について】
和製ゲベール小銃とは、幕末に日本で倣作された前装滑腔銃のことです。 古いものでは火打ち式(フリント・ロック=燧石式)の撃発装置が付いた品もありましたが、日本で倣作された品の多くは本品と同じ管打ち式(パーカッション・ロック)です。 ゲベールとはオランダ語で小銃を意味し、幕末では洋式前装式小銃の固有名詞になっていました。 フランス軍が1670年に採用したフリント・ロック式小銃を改良した小銃を1777年にオランダ軍も採用し、そのタイプの銃を天保二年(1832年)に長崎の高島秋帆が輸入したのが始まりです。 そのタイプと言うのは当時ヨーロッパ諸国は概ね同じようなタイプの小銃を制式化しており、M○○○○を輸入したとモデル名までは断定できません。 当時欧米諸国で唯一日本と貿易ができたオランダが輸出したので、その際の言葉(オランダ語)のゲベール(小銃)が一 般化しました。 よって当時輸入されたゲベール銃は必ずしもオランダ製小銃であったとは言えません。
NHK大河ドラマ「八重の桜(一巻)」で幼少の八重が兄の使うフリント・ロック式小銃を見て何かと聞いたときに、兄が「ゲベール(銃)だ」と答えたように使われていました。 あくまでもドラマの中でのやり取りですが洋式小銃=ゲベール銃というのが一般的だったのではないでしょうか。
弘化年間(1844ー47年)に雷管式が日本に伝わると従来のフリント・ロックはパーカッションに改造されました。 また日本で倣作された品の殆どがこのパーカッション式です。 本銃のその内の一丁です。 同じパーカッション式でも、ライフリングのない前装滑腔銃をゲベールと呼び、ライフリングのある前装施条銃は使用弾薬によって当時はミニエー銃、またはエンピール銃(=エンフィールド銃)、鳥羽銃(鳥羽=タワー、タワー刻印が入ったエンフィールド銃)と呼ばれました。 これらの銃は文久年間(1861ー64年)頃に輸入されましたが、形状が良く似ていたので日本では混同されており、はっきりとエンフィールドとミニエーの違いを区別するようになったのは慶応三年(1867年)頃と言われています。
日本製のゲベール銃は日本各地の(火縄銃を作っていた)銃工によって作られたので一丁一丁一丁に小差があります。 しかしながら原型となったのが1840年頃に作られたオランダ製コロニアル マスケットではないかと言われています。
【本個体の説明】
金属部は特に銃身部に表面錆がございますが、その他の状態は比較的良好で、表面仕上は日本の古式銃独特の黒錆と呼ばれる表面錆が覆っており、オリジナルの仕上げが残っているように見えます。銃身の両側面、特に右側面に楔形のうち傷が多数見られ、左側面には「千六百七十」という刻印が打たれています。機関部はハーフコックとフルコック共に完全に作動し、シアのかかり方もはっきりとしています。 ストック銃身下部を半分ほどだけ覆うハーフ・ストックになっており、全体的に小傷が見られますが、外見を損なうような傷は見受けられません。経年を考えれば程度の良い状態と言えるでしょう。 金属製のラムロッドが付属しています。こちらは、先端部に緑青が出ており、全体的に朽ち込み錆の跡が見受けられますが、しっかりとした強度を保っています。銃身長は 1,003mmで、銃口から火門まで通っている事を確認済みです。東京店在庫品。
【その他の情報】
登録証が付いて可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。 平成25年5月14日に埼玉県教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証付きです。
古式銃は150年ほど前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。
通信販売でご購入される際は、後日追加されます詳細画像(Detail-Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。
詳細画像はこちら |
|
|
 |
|
|
 |
|
 |
|
 |
|  |