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ルフォーショー・タイプ 10連発 ダブル・アクション リボルバー (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#5299) |
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価格(税込)
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\1,760,000 |
商品番号
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【3379】 |
英 名
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Lefaucheux Type D/A Pinfire Revolver made by Kirschbaum |
種 類
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古式銃(登録証付)、登録証付古式銃買取品、ガゼット Vol.12 |
国 名
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ドイツ / フランス |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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276mm |
口 径
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11mm |
装 弾
数
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10発 |
在 庫
数
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限定1品 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【ルフォーショー・タイプ 10連発 ダブル・アクション リボルバーについて】
ルフォーショー(ル・フォーショウ=Lefaucheux) リボルバーはフランスのガンスミスであったカジミール ルフォーショー(Casimir Lefaucheux, 1802-1852) によって発明されたピン・ファイア式(カニ目打ち式)の金属製薬莢を使用するリボルバーです。 フランス、ベルギーで1850-70年代に多種多数製造されました。 ドイツでも極少数が製造されました。1858年にはフランス軍初の金属製薬莢を使用するリボルバーとして軍用に採用されました。 本品は非常に珍しいドイツ製で、刃物の生産地で現在も有名なSolingen(ゾリンゲン)にあったC.R. キルシュバウム(Kirschbaum)社製の品です。 ルフォーショー リボルバーは5連発から20連発までの非常に多くのバリエーションがあります。 銃身も3cmほどのラウンド・バレルから15cm以上のオクタゴン・バレルまで色々な銃身長がありました。 用途も色々で、大型の無骨な軍用モデルもあれば、全体に彫刻の入った小型の護身用までバリエーションが豊富です。 ピン・ファイア式の生産はパテントの関係でしょうか、ヨーロッパではスタンダードな種類でしたが、アメリカでは余り生産されませんでした。 当時ルフォーショーはピン・ファイア拳銃の代名詞で、リム・ファイア式が普及されるまで、フランス、ベルギーからヨーロッパを始め、アメリカ、日本など世界各国に輸出されました。 特に幕末期には多くの種類のルフォーショー拳銃が日本国内に入っています。
本品は銃身長128mmの大型サイズの10連発モデルでドイツ製とあってどちらかと言えば線が細いフランス製やベルギー製に比べて、がっちりとしています。 ルフォーショー リボルバーはバリエーションが多く、アメリカ製リボルバーよりお手頃な価格帯ですので、それだけを集めるには面白い分野です。
ピン・ファイアは日本ではカニ目打ち式と呼ばれる最も初期の金属薬莢を使用する発火方式の銃で、パーカッション(菅打ち式)に比べて装薬や弾頭、そして雷管が脱落する心配もない長所がありました。 シリンダーはセンター・ファイアのように完全に前から後ろまで貫通した後装式です。 しかし現代実包が使用出来ない旧式の金属薬莢を使用する為、最も現代銃に近い構造をしているのにも拘らず、国内で古式銃として合法的に所持できます。
【本個体の説明】
本銃はルフォーショーの中では大型の部類に入ります。 11mmの10連発モデルでダブル・アクションのみの軍用としても使われたと思われる品です。 本体の鉄の部分は当時の仕上げが極一部に残った、再仕上げされていないオリジナルの状態です。 シリンダーとフレームには緻密な唐草模様の毛彫が入っています。 11mm口径の10連発は前方から見ると非常に迫力のあるフォルムに対してコンパクトなグリップはアンバランスで興味深い品です。 シリンダー前方には「王冠にKR」の刻印と判読不明のプルーフ・マークが入っています。 シリンダー後方には88のナンバーが、そして銃身基部(分解しなければ読めない位置)にも88のナンバーが入っています。 本品はトリガー・ガードが当初からなく、トリガーは折り畳めるようになっています。 右側面の装弾孔にはピースメーカーような蓋(Loading Gate)が付いており、その当時ポピュラーだった管打式拳銃より遥かに早く装弾が可能でした。 表面仕上げの多くに経年の時代錆が付いていますが、不自然さが全くない歴史を感じさせる古式銃独特の味わいになっています。 銃そのものは非常にしっかりとした、ガタの全くないキッチリとした造りです。 エジェクション・ロッドが銃身右下に装着されており、空薬莢を装弾孔から容易に排出出来るようになっています。 全体的な程度は古式銃としては良い状態です。 ダブル・アクション作動は完全良好でシリンダーが歯切れ良く回転しますが、古い品ですので不要な操作はお勧めできません。 オリジナルのステイン仕上げ木製グリップも完全ですが、右側グリップ・スクリューの周りが少し欠けています。 右側グリップには15891のナンバーと判読不明の8mm四方のマーキングが入っています。 スクリュー銃身内はライフリングが深く刻まれており最後まで(全て)抜けています。 鉄の銃把(バック・ストッラプ)には少し深い錆があります。 本体フレーム右側面下側に5299のシリアル No.が入っています。 珍しいドイツ製ルフォーショーをコレクションに加えることのできるまたとないチャンスです。
11mm口径ダミー薬莢対応品 (11mm口径のダミー薬莢がシリンダーに装填出来るのを確認しておりますが、10発フル装填して問題なく作動するかの確認はまだ行っておりません。 なおダミー薬莢は本商品には付属しておりません。) 東京店在庫品
【その他の情報】
平成26年1月16日に愛知県教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
本銃は約150年ほど前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。 通信販売でのご購入を検討される方は、詳細画像(Detailed Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。
現存数が少ないKirschbaum社製のルフォーショー・タイプの画像はこちら
詳細画像はこちら |
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