 |
|
|
|
 |
Alex Martin ウエブリー・パテント ロング・スパー リボルバー(銃砲刀剣類登録証付古式銃、オリジナル木箱付) |
|
 |
 |
|
 |
|
|
▲クリックで拡大画像をご覧いただけます。 Copyright© Chicago Regimentals Co. , Ltd. All Rights Reserved. |
価格(税込)
|
\2,750,000 |
商品番号
|
【3374】 |
英 名
|
Webley Patent LONG SPUR Percussion Revolver by Alex Martin |
種 類
|
古式銃(登録証付)、ガゼット Vol.12、東京店在庫品、Curio Magazine、✕ |
国 名
|
イギリス |
時 代
|
第一次大戦前(〜1914) |
全 長
|
324mm |
口 径
|
12mm |
装 弾
数
|
5発 |
在 庫
数
|
限定1品 |
画像について
|
画像は現物です。 |
コメント
|
【Alex Martin ウエブリー・パテント ロング・スパー シングル・アクション リボルバー について】
James Webleyが1853年に英国特許 No.742を取得した "ロング・スパー" ハンマーを採用した非常に珍しい6連発の管打ち式シングル・アクション・リボルバーです。 本品はコルト社のリボルバーと同じWedgeと呼ばれる楔 (くさび) によって銃身とフレームが固定されおり、Wedgeを右から左に引き抜く事で銃身とフレームが分離します。 フレームの前部下方に位置するヒンジを中心に銃身が中折れする事からHinged Tip-Downと呼ばれます。 フレームをブレイク・オープンした状態でシリンダーを取り外します。
この構造を持つタイプは「ファースト・モデル」と呼ばれ、僅か250挺しか生産されておらず、すぐにフレームと銃身の固定方法が変わった「セカンド・モデル」が再生産されました。 この「ファースト・モデル」は1855年頃だけに製造されたと考えられます。 「ロング・スパー」とはハンマーの指が掛かる部分が非常に長い、本モデルのみに呼ばれる形状です。 通常ハンマーは親指で後ろに引き起こすようにコックするので、射軸がずれ易くなっていますが、この「ロング・スパー」は長く低い位置にあるハンマー (スパー) を親指で押し下げるだけでコッキングできる特殊なデザインになっています。 確かにコッキング操作自体は狙った標的から銃身がズレる事も無く行えますが、全体的なバランスが悪く感じられます。
僅か250挺と非常に生産数が少ないため、画像検索等でも同じモデルが見つからない品です。 12mm口径で英国では60ボアとよばれるオクタゴン (八角形) 銃身になっています。 当時の英国製リボルバーは、一つのパテント・デザインを基に複数のメーカーが同じモデルを作ったり、OEM生産が行われました。 そのため、同じモデルでも幾つかの小売業者名の違いによるバリエーションが存在します。 本品はスコットランド グラスゴーのAlex Martin社が社名を銃身とフレームに入れて自社製品として販売した品です。 Alex Martin社はスコットランドでは高級散弾銃を主に扱っていた老舗の銃砲店で、同社名が入った散弾銃は僅かに英国で見ることが出来ます。 (MM)(KK)
【本個体の説明】
本個体は全体的に白磨き仕上げになっており、フレームやシリンダーには美しい唐草模様のエングレービングが施されています。 銃身には「ALEX R MARTIN - GLASGOW」の小売業者刻印が入っており、フレームにも同様に「ALEX R MARTIN GLASGOW」の刻印が入っています。 さらにフレーム左側面の取り外し可能なサイド・プレートには「JAMES WEBLEY PATENTEEのパテント刻印が唐草模様で飾られたバナー (リボン) 額の中に入っています。 シリンダーを外したフレーム内部には319のシリアルNo.が入っており、これは銃身、シリンダー、シリンダー軸とマッチしています。 グリップの下の唐草模様が入ったバット・エンドにはランヤード用のリングが取り付けられています。 トリガーガード、スパー、バックストラップにも唐草模様が入っています。
銃身やフレーム、シリンダーといった白磨きの金属部はやや時代錆や表面錆痕、一部に僅かな朽ち込み痕が見受けられるものの、目立った欠損等は見受けられず、古式銃としては概ね良好な状態が保たれています。 オリジナルのウォールナット製グリップについても、打ち傷や摩耗は少なく、美しく細かいチェッカリングが全体に良好に残っています。
作動については完全で、特徴ある長いハンマー (スパー) を親指で押し下げてコッキングすると、シリンダーが歯切れ良く回転します。 ハンマーのハーフ/フル・コックはしっかりと掛かり、フル・コック状態でトリガーを引くとハンマーがスムーズに落ちます。 また、バレル・ウェッジを左方向に引き抜く事により、銃身とフレームのテイクダウン操作及びシリンダーの取り外しをスムーズに行う事が可能です。 構造上、銃身とフレームに極僅かに遊びがございますが、あまり気にならないレベルのものです。 銃身内は銃口から銃身後端まで完全に抜けて (通って) います。 銃身内部はやや表面錆が見られるものの、16条の細かなライフリングも比較的良好に残っています。 シリンダーのパーカッション・ニップルには現状目立った欠け等は見受けられません。
オリジナルのAlex Martin社製のマホガニー製と思われる木箱が付属致します。 木箱の蓋の裏にはベルベット製ライナーが貼られており、そこにAlex Martin, Glasgowのトレード・ラベルが完全に残っているオリジナル・セットです。 フラスコ、モールダー、パーカッション・キャップ・ケース、クリーニング・ロッド、オイラー、ニップル・レンチといった内容物も完全です。 木箱内部のベルベット製ライナーに多少経年の傷みがありますが、欧米では作られた当時の箱に入って付属品も完全な品は銃の本体価格の二倍以上のプレミアが付きます。 木箱の鍵も付属しており、木箱前面の鍵の施錠・解錠についても問題なく行う事が可能です。
本品のような "ロング・スパー" シングル・アクション 管打ち式リボルバーの特に「ファースト・モデル」は本品が国内唯一の現存品ではないでしょうか。
国内に他に同じモデルがなく、ユニークな形状をした品をお求めの方には自信を持ってお勧めできる逸品です。 ヨーロッパ製リボルバーのバリエーションを系統立てて集めるには欠かせない特殊な構造の品でありながら現存数が少ない事から、国内で本モデルをコレクションに加えられる唯一のチャンスです。 希少価値に比べお値打ちと呼べる価格設定になっています。 (MM)(KK)
【その他の情報】
昭和47年6月8日に東京都教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
160年ほど前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械ものですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
|
|
|
 |
|
|
 |
|
 |
|
 |
|  |