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【TK2094S/D】和製 スペンサー 騎兵銃 (銃砲刀剣類登録証付古式銃)  
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価格(税込)
 SOLD OUT
商品番号
 【3281】
英  名
 Japanese made Spencer Carbine
種  類
 古式銃(登録証付)、レバー・アクション、登録証付古式銃買取品、ガゼット Vol.12、ガゼット Vol. 15、資料、東京店在庫品
国  名
 日本 / アメリカ合衆国
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 1,017mm
口  径
 12mm
装 弾 数
 7発
在 庫 数
 SOLD OUT
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【和製 スペンサー 騎兵銃 について】
スペンサー騎兵銃は南北戦争(1861年-1865年)で主に北軍騎兵隊によって使用されました。 南北戦争後は、その多くがアメリカ合衆国騎兵隊に支給されました。 スプリングフィールド M1873 カービンが正式となるまで、スペンサー カービンは当時の最新型騎兵銃として騎兵隊の主要火器となっていました。

日本には幕末に佐賀藩によって約8,000丁が輸入されて戊辰戦争(慶応4年/明治元年[1868年]〜明治2年[1869年])等で使用されました。 大河ドラマ【八重の桜】で主人公の「新島八重(新島襄の妻)」がスペンサー連発銃を使用して会津若松城(鶴ヶ城)籠城戦で奮戦する場面が多くあります。 実際は会津藩にはスペンサーはその一丁しかなく、攻撃をした新政府軍に多くのスペンサーが支給されていました。 当時日本国内でもスペンサーは最新兵器で「元込め7連発」と呼ばれて恐れられました。
本品は当初、南北戦争中に南部連邦軍領(南軍)でもスペンサー型の銃は製造されていた記録があったので「南部連邦軍領」としていましたが、幕末の日本製であることが判明しました。

【本個体の説明】
本品は幕末に国内で模作されたスペンサー カービンです。 銘や刻印類は全く刻まれていませんが、かなり技量があった鉄砲鍛冶によって作られたと考えられます。 機関部の出来具合や質は到底当時の日本で製造できたレベルではなく当初は米国南部連邦製と思えるほどでした。 オリジナルの部品とほぼ互換性のあるスペンサー社製の規格と同じです。 弊社在庫の別のスペンサー社製オリジナルの部品が収まり、作動確認をしましたので、内部機構はオリジナルと全く同じで互換性があります。 ローディング・レバーは通常の品より小ぶりで、ハンマーの形が違います。 リア・サイトが和製と判る固定式の品が付いています。 ストックは海外ではタイガー・ストライプと呼ばれる虎縞模様が入った品です。 しかし比較的目立つヒビが入っています。 ハンドガードは後世にバット・ストックに合わせて虎縞模様ぽくした後作りの品です。 作動は非常にスムーズで完全で、とても気持ちの良いアクションが確認できます。 外見は表面上の錆はありますが、機関部内部、特にブリーチ・ブロックなど、表面に出ていない部分の程度の良い品です。 撃鉄はフルコック、ハーフコック、セーフ・ロックの3段階になって、完全に作動します。銃口から薬室まで銃身内は完全に通っています。 ライフリングの無いスムース・ボアです。 銃床内に入る七連発チューブ型弾倉も完全で、容易に脱着が可能ですが、銃本体とモデルが違うのか、少し隙間があります。  米国製のオリジナルのバリエーションの一種として、また幕末の日本の技術の高さを見る事のできる品です。 弊社でも日本製のスペンサーは初めて見た品で、非常に珍しいものとなるでしょう。 ストックにヒビがあり、ハンドガードは後世の品ですが、程度の良いスペンサーとしてはお値打ち価格になっています。

【その他の情報】
多くの西部劇に登場するスペンサー カービンですが、クリント・イーストウッドが監督・主演した1992年公開の映画「許されざる者」ではスタール M1858 リボルバーとスペンサー・カービンを使ったガン・アクションがメインでイーストウッドのガン・マニアぶりが前面に出ています。

登録証が付いて可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。 昭和47年3月15日に岡山県教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証付きです。 銃口から火門まで通っている事を確認済みです。 東京店在庫品

150年ほど前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記の詳細画像(Detailed Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。

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