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シャスポー M1866 歩兵銃 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#1871) |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【3280】 |
英 名
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Chassepot M1866 Infantry Rifle |
種 類
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古式銃(登録証付)、単発、ボルト・アクション、登録証付古式銃買取品、ガゼット Vol.12 |
国 名
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フランス |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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1,310mm |
口 径
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13mm |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【シャスポー M1866 歩兵銃について】
1841年に帝政ドイツ(プロイセン)が世界初のニードル・ファイア式ボルト・アクション・ライフルであるドライゼ ライフルを開発して世界中を驚かしました。 1862年型のドライゼ・ライフルは完成度が高く、特にライバル国フランスが、その新型小銃に脅威を感じていました。 その後、フランスはドライゼの機構にアレンジを加えてAntoine Alphonse Chassepot (1833–1905)が発明したガス漏れ防止用機構を取り入れて、1864年にシャスポー ライフルが開発されました。 1866年にはシャスポー M1866 歩兵銃としてフランス軍の正式小銃となりました。 フランスのサンティエーヌ造兵廠で100万丁以上製造されたフランスを代表する(フランスが唯一誇れる?)画期的な小銃でした。 1870〜71年の普仏戦争では戦略上の理由でプロシア軍に大敗を期してしまいましたが、シャスポー ライフルの活躍は目を見張るものがありました。 幕末期の慶應二年にナポレオン三世から徳川幕府に対し2000丁のシャスポー ライフルが贈られました。 その後徳川幕府は追加で更に2000丁を注文したと言われています。 日本ではニードル・ファイア式は火針式と呼ばれました。 弾薬は紙巻の特殊弾薬で、紙製の薬莢は発射時に燃え尽きてしまい排莢する必要はありませんでした。
一見単発センター・ファイアのボルト・アクション・ライフルに似ていますが、ボルトはボルト・ヘッド、ゴム製の塞環、針のような撃針、抽弾子、撃針バネで構成されており、三十年式歩兵銃に近いシステムになっています。 ちなみに三八式歩兵銃はそれより完成度の高いモーゼル式のボルトです。 ドライゼ・ライフルはガス漏れを抑えるために前装銃よりも弱装の弾薬を使用しており、射程距離が短い欠点を持っていました。 シャスポー ライフルは発射時の圧力でボルト・ヘッドが後方に押されゴム製の塞環(リング)が押しつぶされて膨張することによって薬室内壁に密着する構造になっていました。 それで発射ガスの吹き戻しを防ぐことができ射手の手や顔を守りました。 火薬と一緒に紙製の薬莢が燃え尽きてボルト・ヘッドにかかる圧力が低下すると、ゴム製の塞環(リング)は元に戻って密着は解かれて、ボルトを引いて次弾の装填が出来ました。このように膨張と伸縮を繰り返すゴム製の塞環(リング)は消耗品で、兵士は予備のリング数個と折れやすい針状の撃針を携帯しました。
【本個体の説明】
本品の銃身、機関部共に当時フランス軍が使用していた状態と同じ白磨き(ブルー仕上げしていない状態)仕上げで、錆などが殆ど出ていない非常に程度の良い品です。 木部も古式銃としては傷も少ない美し品ですが、バットストック部分に黒い染みのような変色が見られます。 木部全体的に見ると程度が非常に良いので、多少染みが目立ってしまう感じになっています。 ボルト・アクション作動がオリジナルと変わらないスムーズな動きをする完全な品です。 開発当時からの問題点であった針のように細い撃針も破損しておらず、また消耗品であるゴム製の塞環(リング)も完全です。 このように完全状態で残っている品は非常に珍しいです。 ボルト・アクションの構造は後の三十年式歩兵銃に近い現代的なものですが、ボルトを開く際は、まず親指でコッキング・ピースを後ろに引いて撃針のスプリングにテンションを掛ける必要があります。 そしてボルト・ハンドル立てて通常のボルト・アクションのように操作します。 本品はその操作も完全で、更に機関部右側面のネジを外してボルトを引き抜く事ができます。 登録証付きの古式銃として国内に現存しているシャスポー M1866 歩兵銃の中で、最も程度の良い品の中の一丁と断言できる逸品です。 幕末に輸入され、明治初期に帝国陸軍でされた後、少数が教練用として陸軍に残った他は海外に輸出されました。 また終戦時には三八式などのボルト・アクションと共に武装解除で処分されてしまいました。 昭和40年代後半に海外から合法的に古式銃が輸入された当時、輸入品はアメリカ製の古式銃が大半をしめ、本モデルは殆ど輸入されませんでした。 また国内でその後発見された品も、一見登録ができないセンターファイアと誤認され、登録証が交付されなっかたり、発見届けを出す次点で古式銃でないと判断されることがあったと言われいます。 以上の理由で日本に馴染み深い銃でありながら、登録証が交付された品は少ないので希少価値を高めています。 国内で合法的に古式銃として所持できるボルト・アクションは希少価値が非常に高く、弊社でも自信を持ってお薦めできる逸品です。 東京店在庫品。
【その他の情報】
登録証が付いて可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。 昭和49年6月28日に東京都教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証付きです。別売りにてシャスポーライフルM1866銃剣もございます。 東京店在庫品
150年ほど前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記のリンクにある詳細画像(Detailed Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。
詳細画像はこちら
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別売りにてシャスポーライフルM1866銃剣もございます。 |
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