|
|
|
|
|
マルティニ・ヘンリー M1887 MKIV 小銃 (無可動古式銃、#564) |
|
|
|
|
|
|
|
▲クリックで拡大画像をご覧いただけます。 Copyright© Chicago Regimentals Co. , Ltd. All Rights Reserved. |
価格(税込)
|
SOLD OUT |
商品番号
|
【3169】 |
英 名
|
Martini-Henry M1887 MKIV Rifle |
種 類
|
古式銃(無可動) 、単発、レバー・アクション、無可動実銃買取品 2013年 冬、ガゼット Vol. 17、東京店在庫品 |
国 名
|
イギリス |
時 代
|
第一次大戦前(〜1914) |
全 長
|
1,257mm |
口 径
|
.45in. |
装 弾
数
|
単発 |
在 庫
数
|
SOLD OUT |
画像について
|
画像は現物です。 |
コメント
|
【マルティニ・ヘンリー M1887 MkIV 小銃について】
主に19世紀後半に、イギリスとその植民地で使用された、単発式のレバー・アクション・ライフルです。レバーを押し下げるとブリーチ・ブロックが下がって装填と排莢を行います。 1860年代初頭にアメリカで考案されたピーボディ・アクションを基に、スイス人のフレデリック・フォン・マルティニが、外装式ハンマーを廃してストライカー方式に改めるなどしたマルティニ・アクションを考案しました。 一方で、イギリス人のアレクサンダー・ヘンリーによって角ばった7条のヘンリー・ライフリングが考案されると、このヘンリー・ライフリングとマルティニ・アクションを組み合わせてマルティニ・ヘンリー銃が開発されました。 イギリス軍では初となる金属製薬莢の実包を用いたこの銃は、最盛期を誇っていたイギリスの植民地支配のその終焉まで活躍を続ける事となります。 1870年に設計され、翌1871年より最初のモデルであるMKI 小銃の生産が開始されるようになりましたが、その後幾度にわたる小改良を経て、1886年より生産されたのがMKIV 小銃となります。 セイフティの大型化、装填レバーの延長、機関部の強化などマルティニ・ヘンリーの完成形と言えます。 各部の形状の差からA,B,Cの3パターンに分けて分類されているのもこのMKIV 小銃の特徴です。A,B,Cパターンの違いは小さなものですが、それぞれ一部で共通の、あるいは異なる仕様の部品が用いられており、当時のイギリス軍の試行錯誤を見て取ることができます。
一方で同時期の欧米列強では、既により小口径の高速弾を用いる小銃を採用するようになっていました。イギリス軍でも従来より小口径となる.303口径の弾薬が段階的に採用されており、.577/450口径と言う大口径の弾頭を用いるマルティニ・ヘンリーは、もはや時代遅れとなりつつありました。 その為MKIV 小銃は1889年には新規の生産が終了されましたが、リバレルやリチャンバリングによって使用弾薬を変えながら、長らく使用され続けました。
【本個体の説明】
本品の機関部に1886年製であることが判ります。 バット・ストックに1909年の刻印があることから、その時期までは使用された事が窺えます。 MKIV 小銃は1889年に生産終了されましたので、1886年製はマルティニ・ヘンリーとしては最も後期に製造された品と言えるでしょう。 トリガー・ガード等にアラビア文字が見られる事から、最終的には中近東の国で使用された品です。 大英帝国軍での使用は第一次世界大戦の終結まで続き、アフガニスタンでは、なんと少数が部族民の手によってソ連軍のアフガン侵攻に対して使用されたと言う記録があります。 本品は経年使用のため木部全体的に黒っぽくなっていますが、120年前に製造され、最低四半世紀は使用されていたことを考えると十分に許容範囲の程度です。 金属部は状態が落ち着いており、錆が進行している様子はありません。 木部も、暗めの落ち着いた色あいとなっており、多少の小傷は見られますがすぐに損傷に繋がるような大きなダメージはありません。 ノックスフォームの形状からCパターンであると思われますが、フロント・サイト前の傾斜がソケット銃剣に適合するよう切除されています。 しかしながら、Aパターンに近いシルエットになるだけで、大きな違和感はありません。 レバーが固定されており、トリガー・テンションのある旧加工品です。 希少価値の高い品です。 さく杖は付属しません。(YS)(MK)
【その他の情報】
120年ほど前の古い品ですので、通信販売でのご購入を検討される方は、下記の詳細画像(Detailed Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。
詳細画像はこちら |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
| |