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マンハッタン ポケット リボルバー (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#25) |
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▲クリックで拡大画像をご覧いただけます。 Copyright© Chicago Regimentals Co. , Ltd. All Rights Reserved. |
価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【3094】 |
英 名
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Manhattan Pocket Model Revolver, Series 1 |
種 類
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古式銃(登録証付)、登録証付古式銃買取品、ガゼット Vol. 14 |
国 名
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アメリカ合衆国 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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224mm |
口 径
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.31 Cal. |
装 弾
数
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5発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【マンハッタン ポケット・モデル について】
Manhattan Fire Arms Manufacturing Co. (マンハッタン ファイアアームズ製造会社)は1857年にコルト社のリボルバーの特許が切れるのを見計らって、当時有名なガンスミスであったThomas Baconを製造部門の監督として雇い入れて1855年に設立しました。 コルトのリボルバーの特許が切れた1858年からコルト型リボルバー(.36口径のネービー・モデルと .31口径のポケット・モデル)の製造を開始しました。
ネービー・モデルはコルト社のM1851 ネービー・リボルバーの完全なコピーでしたが、.31口径のポケット・モデルはコルト社のものと異なりました。 フレームの左側面のプレートが二本のネジによって留められており、そのプレートが外せれる事によって、内部のメンテナンスが容易になる利点がありました。 マンハッタン ポケット・モデルはシリーズ 1とシリーズ 2があり、本品は初期生産品のシリーズ 1で、1858年始めから1860年1月30日の僅か二年弱しか製造されませんでした。 マンハッタン ポケット・モデル シリーズ 1はポスト型(真鍮製の短い円柱形)のフロント・サイト、小型のグルップ、小型のトリガー・ガード、メーカー刻印が二行、パテント刻印が無いなどの点がシリーズ 2と違いました。 シリーズ 1は約二年間で約1,050丁だけしか生産されませんでした。 銃身長が4、5、6インチ の異なる長さがあり、全てオクタゴン銃身でした。 本品は4インチモデルです。
【本個体の説明】
本品のシリアルは No. 25で、世界中で現存する同モデルの中では最も若い生産品と思われます。 No.25の製造年は1858年(安政5年)です。 南北戦争(1861年-1865年)中は南北両軍ともにマンハッタン ポケット・モデルを正式に採用した記録は残っていません。 製造年から南北戦争で将校の私物として使用された可能性は十分に考えられます。
シリンダーは初期生産品に良くあったプレーンのもので、残念な事にシリンダーには研磨した痕があります。 このシリンダーの研磨がなければ、本場米国でも記録に残る珍しい品となったでしょう。このシリンダーの後部にはフレームとマッチしたシリアル No. 25が残っていますので、当初からこのシリンダーが付いていたのは間違いありません。 銃身上部にシリーズ1の特徴である二行のメーカー刻印「MANHATTAN FIRE ARMS」「MANUFG. CO. NEWYORK」が入っています。 銃本体外部にはシリアル No.が見当たりませんが、グリップを外したフレーム左側に25のシリアル(2は上部がかろうじて判別でき、5はハッキリと判ります)が入っています。 またフレームの反対側(グリップの下右側)にはMの刻印が入っています。その他の部品(銃身、ローディング・レバー、ハンマー、バレル・ウェッジなど)のシリアル No.が全てマッチしています。 シリンダー以外の銃身、フレーム、サイド・プレートにはオリジナルの純正エングレービング(彫刻)が入って、白磨き仕上げになっています。 僅かに表面上の時代錆と一部に朽ち込み錆があり、多少小さな当たり傷はありますが、全体的な程度は古式銃としては良い状態です。 作動は完全良好でハンマーを起こすとシリンダーが歯切れ良く回転します。 オリジナルの象牙(アイボリー)製のツーピース・グリップも完全ですが、経年の為に僅かに筋が入っており、若干グリップ・フレームとの間に隙間があります。 この筋が割れに繋がるものではなく、時代の経った象牙に良く見られるもです。 グリップには気になる欠けや凹みも全くない、状態の良いものです。 若いシリアルNo.とオリジナルの象牙製グリップ付きである点から、本品はセールス・プロモーション用に使用された品と考えられます(米国のマンハッタン ファイア・アームズ社専門のWebサイトから)。 マンハッタン ポケット・モデル シリーズ 1の総生産数が約1,000丁しかない中で、そのNo.25のシリアル No.は何を物語っているかは言うまでもありません。 マンハッタン社はコルト社のパテント効力切れを狙った事で、コルトのコピーと言うイメージは拭い去ることはだきませんが、ポケット・モデルに関しては独自のアイデアが多く盛り込まれたコルト ポケットとは一線を画す品です。 良く外見が似ていることから、コルト マンハッタンと呼ばれますが、それは間違いです。 マンハッタン ファイアアームズ社は同時代に現れた多くのコルト社のコピー・メーカーとは違い、コルト、レミントン、S&W、ウィンチェスターなどに次ぐメーカーでした。 東京店在庫品
【その他の情報】
復刻品ですがアメリカ製木箱に入っています。 当時のオリジナルの銅製フラスコ(図柄が入っていないプレーンな品で、若干凹みあり)と象牙の柄が付いた鑢(ヤスリ)などの付属品が付いています。 昭和48年8月14日(平成26年2月12日再交付)に大阪府教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付います。 登録証にも「MANH□□TAN FIRE ARMS」「MANUFG. CO. NEWYORK」と刻印の殆どが記載されています。 また登録証には(5連発リボルバー)とも記載されている珍しいものです。 完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記の詳細画像(Detailed Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
マンハッタン ポケットについてのブログはこちら |
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本体左側面の画像。 |
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ローディング・レバーの25のシリアル No. |
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付属の復刻品木箱と付属品。 |
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フレーム左側の25のシリアル No. |
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ハンマーの25のシリアル No. |
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シリンダーの25のシリアル No. |
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バレル・ウェッジの25のシリアル No. |
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平成26年2月12日再交付の銃砲刀剣類登録証 |
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