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シャープス M1863 カートリッジ・コンバージョン カービン (無可動古式銃、#c,17716)  
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価格(税込)
 \880,000
商品番号
 【3018】
英  名
 Sharps M1863 Cartridge Conversion Carbine
種  類
 古式銃(無可動) 、単発、レバー・アクション、無可動実銃買取品 2014年 夏、ガゼット Vol. 14、ガゼット Vol. 15、大阪店在庫品
国  名
 アメリカ合衆国
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 950mm
口  径
 .50-70
装 弾 数
 単発
在 庫 数
 限定1品
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【シャープス M1863 コンバージョン カービンについて】
シャープス ライフル(歩兵銃)/カービン(騎兵銃)は、クリスティアン シャープスによって1840年代に設計された南北戦争時の代表的なライフルの一つです。 当時、シャープス銃のシンプルで堅牢なメカニズムは高い命中精度を誇り、非常に高い信頼性を得ていました。 後にバファロー・ライフルと呼ばれるほど大口径の弾薬も使用可能な丈夫なシステムとして有名です。 西部開拓時代を代表する銃としてスペンサーと並び現在でも人気の非常に高い銃の1つです。 アンダー・レバー式でレバーを下方に引くことによって、ブリーチ・ブロックが垂直に下降して薬室が開きます。 その状態で後部より紙薬莢またはリネン薬莢を装填し、右側面に付いたハンマーがブリーチ・ブロックの右上のニップルに載った雷管を叩いて発火させる後装外火式管打銃です。 19世紀中期から用いられた初期の後装式で、ハンマーはこのアンダー・レバーとは連動しておらず独立しており、レバーを下げる動作とは別に行います。
シャープス ライフル/カービンは大きく「Slant Breech (傾斜型ブリーチ、Model 1851、1852、1853、1855)」と「Straight Breech (垂直型ブリーチ)」の二種類に分けられます。 「Slant Breech (傾斜型ブリーチ)」については本頁では割愛いたします(M1853 カービンを参照してください)。 「Straight Breech (垂直型ブリーチ)」にはNew Model 1859 (M1859)、New Model 1863(M1863)、New Model 1865(M1865)、の三種類があり、それぞれ銃身後部上方(リアサイトの後ろ)にモデル名が刻印されています。 またシリアル No.からもモデル名を推測できます。 本品はNew Model 1863(M1863)で銃身に微かに刻印が読み取れます。 シリアル No. C,17716からもM1863であることが判ります。 これらの全てのモデルは南北戦争で使用され特にM1863はほぼ全てが軍用であったと言っても過言ではありません。 カービン・モデルは1863年から1865年まで60,000丁が製造されました。 南北戦争終了後50,000丁のシャープス ライフル/カービンが合衆国政府の部隊と倉庫にありました。 これは1851年から合衆国政府によって購入された10万丁の内、戦争で生き残った品です。 しかし戦争後期に主力となりつつあった金属製薬莢を使用する銃の出現ににより雷管式(パーカッション式) のシャープス ライフル/カービンは旧式兵器となりつつありました。 合衆国政府はそれらを金属製薬莢式に改造(Convert)する事に決めました。 10万丁の内15,000丁は「Slant Breech (傾斜型ブリーチ)」でこれらは改造には向かず手が付けられませんでした。 また10,000丁は戦争時に使用した兵士の手に渡りました。 これは陸軍の方針で兵士は退役時に自銃を購入することが出来ました。 そして25,000丁は民兵用に払い下げられたか、戦争で失われました。 このように合衆国政府に残った50,000丁が金属製薬莢式に改造されるか、または海外を含め旧式火器とし売却されることになりました。 1867年より改造が始められ、スプリングフィールド M1866 トラップドア小銃用に開発された.50/70 Government弾用を使用できるM1867となりました本品もその中の一丁です。 本品はM1863ですがセンター・ファイアに改造された品ですのでM1863 コンバージョンと呼ばれます。  1873年にスプリングフィールド M1873トラップドア 小銃用の.45-70 Rifle 弾を使用するシャープス M1874が開発されるまで改造が続けられました。

日本でも幕末にシャープス銃が輸入されており古くは「底碪式」と呼ばれました。 用心鉄が「槓桿」と兼用になっており「底碪」とはブリーチ・ブロックで用心鉄は英語でアンダー・レバーと呼ばれます。 
連発銃以前の銃でありながら、金属薬莢への換装が行われ使用し続けられた19世紀後半のアメリカ製銃器を象徴する銃でもありました。  特に騎兵銃はアメリカの南北両陣営の騎兵隊で使用されたことから非常に人気も高い銃です。 また金属薬莢時代にも使用されためバリエーションの多いのも特徴です。

【本個体の説明】
本品は薬莢式にコンバートされる前は米国南北戦争中の1863年に北軍騎兵用として制式化されたモデルで米国南北戦において使用された可能性がある品です。 本体(レシーバー)左側面には1848年のパテントである事を示す「C. SHARPS PAT. (一行目) 」「SEPT. 13TH, 1848(二行目) 」のパテント刻印が二行で刻まれています。 またレシーバー上部後方にあるシリアル No. c,17716も確認することができます。 シリアル No.の低さからも本品が初期生産品であることが判ります。 サイド・ロック・プレートにはサイド・ロック・プレートが1852年のパテントである事を示す「C. SHARPS PAT. (一行目) 」「OCT. 5TH、1852 (二行目) 」のパテント刻印が二行でハッキリと刻まれています。 そらにその上にはローレンス・ペレット・プライマー・システムの「R.S.LAWRENCE PAT. APRIL 12TH, 1859」の(パテント)刻印がはっきりと判読できます。
金属部の全体的に経年の退色と表面錆がありオリジナルの仕上げは残っていませんが、古式銃独特の時代感があります。 サイド・ロック・プレート、サドル・リング・バーなどに朽ち込み錆がありますが許容範囲のものです。 160年以上前に製造されたのにも拘らず良い状態を保っています。 木部はオリジナルのウォルナット製で小傷があるもののバット・ストックとハンドガード共に状態の良い物で、比較的色合いもマッチしています。  かなり程度の良いバット・ストックに比べるとハンドガードの方が小傷があります。 完全に無可動加工はされていますが、レバーの上下、ブリーチ・ブロックの上下作動が非常にスムーズに行えます。 ハンマーは前後に可動しますがシアとメイン・スプリングを取り外してありトリガーとの連動はせず、その為トリガーテンションもありません。 銃口の溶接処理もマズル・クラウンを残し、ライフリングも確認出来る見栄えの良い仕上げです。 無可動銃でもライフリングが見えるのは大口径ならではの贅沢です。 ブリーチ右側面に当時の持ち主の名前が薄く入っています。 本品は元々は登録可能な管打式ですしたが、南北戦争後に金属薬莢式にコンバートされている為に登録対象外となっています。 シャープス カービンのバリエーションを集めるにあたって必要な資料価値の高い品です。 無可動であるが故に非常にお値打ち価格になっています。 (MM)

【その他の情報】

無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合がございます。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。

詳細画像(Detailed Photos)はこちら

本品はGazette Vol.14のPage 74に写真が掲載されている品ですが、シリアル No.が間違ってNo.c,22559になっています。
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