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和製管打式 ゲベール銃 (ハーフ・ストック・モデル、銃砲刀剣類登録証付古式銃) |
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▲クリックで拡大画像をご覧いただけます。 Copyright© Chicago Regimentals Co. , Ltd. All Rights Reserved. |
価格(税込)
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\165,000 |
商品番号
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【2936】 |
英 名
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Japanese made Gewhre Percussion Rifle |
種 類
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古式銃(登録証付)、単発、ガゼット Vol.12、大阪店在庫品 |
国 名
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日本 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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1380mm |
口 径
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17,2mm |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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限定1品 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【和製管打式ゲベール銃について】
和製ゲベール小銃とは、幕末に日本で倣作された前装滑腔銃のことです。 古いものでは火打ち式(フリント・ロック=燧石式)の撃発装置が付いた品もありましたが、日本で倣作された品の多くは本品と同じ管打ち式(パーカッション・ロック)です。 ゲベールとはオランダ語で小銃を意味し、幕末では洋式前装式小銃の固有名詞になっていました。 フランス軍が1670年に採用したフリント・ロック式小銃を改良した小銃を1777年にオランダ軍も採用し、そのタイプの銃を天保二年(1832年)に長崎の高島秋帆が輸入したのが始まりです。 そのタイプと言うのは当時ヨーロッパ諸国は概ね同じようなタイプの小銃を制式化しており、M○○○○を輸入したとモデル名までは断定できません。 当時欧米諸国で唯一日本と貿易ができたオランダが輸出したので、その際の言葉(オランダ語)のゲベール(小銃)が一 般化しました。 よって当時輸入されたゲベール銃は必ずしもオランダ製小銃であったとは言えません。
NHK大河ドラマ「八重の桜(一巻)」で幼少の八重が兄の使うフリント・ロック式小銃を見て何かと聞いたときに、兄が「ゲベール(銃)だ」と答えたように使われていました。 あくまでもドラマの中でのやり取りですが洋式小銃=ゲベール銃というのが一般的だったのではないでしょうか。
弘化年間(1844ー47年)に雷管式が日本に伝わると従来のフリント・ロックはパーカッションに改造されました。 また日本で倣作された品の殆どがこのパーカッション式です。 本銃のその内の一丁です。 同じパーカッション式でも、ライフリングのない前装滑腔銃をゲベールと呼び、ライフリングのある前装施条銃は使用弾薬によって当時はミニエー銃、またはエンピール銃(=エンフィールド銃)、鳥羽銃(鳥羽=タワー、タワー刻印が入ったエンフィールド銃)と呼ばれました。 これらの銃は文久年間(1861ー64年)頃に輸入されましたが、形状が良く似ていたので日本では混同されており、はっきりとエンフィールドとミニエーの違いを区別するようになったのは慶応三年(1867年)頃と言われています。
日本製のゲベール銃は日本各地の(火縄銃を作っていた)銃工によって作られたので一丁一丁一丁に小差があります。 しかしながら原型となったのが1840年頃に作られたオランダ製コロニアル マスケットではないかと言われています。
【本個体の説明】
本品の銃床のハンド・ガード部分はハーフ・ストックと呼ばれる銃身長の半分の長さです。 作りから明らかに日本国内で製造された品と思われます。 フロント・サイトは火縄銃と同じ型でリア・サイトは型です。 このようなサイトは外国製では見られない為、日本製である裏付けの一つになります。 金属部全体的に古式銃独特の深い朽ち込み錆がでていますが、作動は完全です。 木部は経年使用の為、痩せが見られます。 木部の痩せの為、全体的に金属部と木部の間に隙間が出ています 金属部には欠品はありませんが、木部の撃鉄の横部分に欠けがあります。 バット・ストックと握りの部分を中心に浅いチェッカーリングを模したような模様が各所に入っています。 銃口の内径(口径)は16mmで、銃身の真中を通っていません(詳細画像を参考にして下さい)。 さく杖は付属していませんが、代用(銃身とは長さが異なります)となる時代が付いた(銃の同じ時代に見えます)鉄の棒がありますので、ご希望があればお付け致します。
【その他の情報】
平成2年3月22日東京都教育委員会発行の銃砲刀剣類登録証が付いている可動する実物の古式銃で、お値打ち価格に設定しています。無可動実銃ではありません。
古式銃には文章では表現の難しい傷がある場合があります。 通信販売でご購入される際は、下記リンク先の詳細画像を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。
詳細画像はこちら |
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銃口の内径(口径)は16mmで、銃身の真中を通っていません |
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