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【Sold-out】 s3 英国製 バー・ハンマー ペッパーボックス (登録証付、Birminghan刻印、#無) ■  
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価格(税込)
 SOLD OUT
商品番号
 【2725】
英  名
 English Bar Hammer Pepperbox w/ Birmingham Proof Marks
種  類
 古式銃(登録証付)、登録証付古式銃買取品、東京店在庫品
国  名
 イギリス
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 217mm
口  径
 9mm
装 弾 数
 6発
在 庫 数
 SOLD OUT
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【英国製 バー・ハンマー ペッパーボックスについて】
本品は1850年代頃に英国で製造されたダブル・アクションのバーハンマー・タイプのペッパーボックス ピストルで、本体中央上部に位置した独特のハンマーがダブル・アクションによって雷管を叩く管打ち式 (Percussion) 構造になっています。
ペッパーボックス ピストル (Pepperbox Pistol) とは、シリンダー (回転式弾倉) とバレル (銃身) が一体化 (銃身と薬室が一体化) になった黎明期のリボルバー拳銃です。 形状が「コショウ挽き」に似ていることから単にペッパーボックスと呼ばれています。
狭義には1837年にイーサン・アレンがパテントを取った管打ダブル・アクション・オンリーの回転拳銃を指しますが、広義には銃身を3本以上束ねて、それを回転させることによって連射を可能とする銃器 (カービンやライフル等の長物も含む) を指します。 形状が「コショウ挽き」に似ている事からペッパーボックスの名称が付いた、西部開拓時代初期の米国で大流行した拳銃の一種です。 一般的には、薬室と一体化した銃身を複数本束ねたものを回転させる事で、装填動作を省略し連射を可能とした銃器の事を指しますが、特にサミュエル・コルトが特許を持っていた、引き金を引くだけで回転連射が可能な「ダブル・アクション機構」を持つ護身用の小型拳銃を指していました。 米国では1830年代後半から1850年代に普及しました。
このペッパーボックスは、複数の独立した銃身を束ねるのではなく、レンコンのような穴を銃身とする一つの塊を鋳造したので頑丈で大量生産が可能でした。
シリンダーとバレルが一体鋳造型である為、口径を大型化すると重心が前方に偏る欠点がありました。 また、シリンダーと一緒に銃身も回転する事から、固定銃身に比較すると命中精度が劣ってしまう点も有り、1850年代後半にはその殆どが姿を消す事になりました。 その他、一発発射すると装填された弾が全弾暴発して発射されてしまう「チェーン・ファイア」を引き起こすと言った問題もペッパーボックスの欠点と言われていました。 しかしながら、この問題はペッパーボックスに限らず、当時のパーカッション式回転拳銃全般が抱えていた不具合でした。 また前方に銃身のないペッパーボックスでは、「チェーン・ファイア」が発生した場合にも全弾が飛び出すだけで、銃本体にはダメージを引き起こさないといった利点もありました。 通常の固定銃身のリボルバーで「チェーン・ファイア」を起こすと致命的なダメージを銃本体と射手に及ぼしましたので、それよりは信頼性がありました。
バーハンマー・タイプのペッパーボックスは、米国では1837年のEthan Allenのバーハンマーに関するパテントが切れた1860年代初頭頃から、様々なメーカーが製造を始めましたが、英国では1835年頃にバーハンマー・タイプのペッパーボックスが開発された事を皮切りに、1860年までの約25年間に多くのメーカーがバーハンマー ペッパーボックスの製造を行いました。
英国製のバーハンマー ペッパーボックスは製造年代によって、グループIII (1835〜1840)、グループII (1840年代)、グループI (1850〜1860) の3つのグループに大別する事が可能です。 グループIIIは英国製バーハンマーの中でも最も初期の製品で、銃本体には入念な彫刻が施されており、グリップ形状も様々なタイプの物が製造されました。 グループIIは中期に製造された品で、バグ・タイプ・グリップと呼ばれるグリップ下端が丸みを帯びた形状の物が主流となりました。 この グループIIは多くの英国のガンスミスによって生産されましたが、ほぼ同一規格になっており、1845年頃に生産された品はメーカー名を確認しない限りは製造所を特定が出来ませんでした。 また、金属部に彫刻はあったもののコストを下げるために全体的には浅い彫刻になっていました。 そしてセーフティ等のオプションもあまり用いられませんでした。 グループIは英国製バーハンマー ペッパーボックスの中でも最も後期に製造された品で、この頃から多くの新興メーカーがペッパーボックス市場に参入しました。 グループIの新興メーカー製の品は製造コストを下げる為、グリップ形状は下端がフラットとなった品が主流となり、グリップ表面には荒いチェッカーが施された物が大半となっていますが、稀にチェッカーのないスムース・タイプの品も存在します。 銃本体に施される彫刻についても従来の製品よりも省力化されており、メーカー名が入っていない製品も数多く存在します。 以上をまとめると、グループIII (1835〜1840) は試行錯誤された時期で色々な特色を持つ入念に作られた品、グループII (1840年代) は形状やシステムが確立し構造的なクオリティは下げずにコストを下げた品、グループI (1850〜1860) は新興メーカーによる価格競争の末、クオリティをコストを犠牲にしてコストを下げるか、よりクオリティ上げ高級品として差別化を図るかの二極化が進んだ時代の品となっています。 (KK)(MM)

【本個体の説明】
本品は英国流では90 Boreと呼ばれる.36口径 (=9mm) の6連発の管打ち式バー・ハンマー ペッパーボックス ピストルです。 銃身内はライフリングの入っていないスムース・ボアとなっています。 本品はシリンダー表面に打刻されたBirminghamプルーフ刻印から英国製であることが判りますが、メーカー刻印は入っていません。 本品は1850年〜1860年頃に製造されたグループIに相当すると思われる品で、グリップ下端はフラットな形状となっており、グリップ・パネルはチェッカリングの無いスムースな仕上げとなっています。 本体左右面、ハンマー、トリガー・ガード、グリップ背面及び下面には英国製特有の唐草模様の彫刻が施されています。 銃身長79mmの銃身 (シリンダー) にはバーミンガム (Birmingham) プルーフ・ハウスの刻印が二種類が交互に入っています。 一つは1813年から1904年の間に使用されたクロス・ソードの上に王冠、下に「View Mark」を表す「V」が入ったView Markプルーフ刻印です。 もう一つは1813年から1904年の間に黒色火薬を使用する銃身だけに入れられたクロス・ソードの上に王冠、下に「Proof」を表す「P」、左右に「Birmingham」を表す「B」が左に、そして「Company」を表す「C」が右に入ったBirmingham Company Proof刻印です。 同じプルーフ刻印がシリンダー側面に二種類交互に6発分6ヵ所に打刻されています。 ただしこれらの刻印はかなり小さく、目視では文字ははっきりとは判別できません。 (ルーペを使用すると二つの刻印の差が確認可能です)。
本品は適度な時代感が付いており、金属部は全体に時代錆が表れて一部に若干の表面錆や朽ち込み痕が見受けられるものの、目立った欠損等は見受けられず、総じてしっかりとした状態が保たれています。 木製グリップには取り付け部周辺等の一部に殆ど目立たない僅かな欠けが見られますが、大きな破損等は見られず概ね程度は良好です。 ダブル・アクションの作動については完全で、引き金を引くとハンマーが起きると同時に銃身が回転し、ハンマーがスムーズに落ちます。 尚、現状作動時にややトリガーの戻りが若干悪い場合がございますが、後方からトリガーを僅かに押せば続けて問題なく作動致します。 銃身 (シリンダー) 前方のネジを取り外す事によって銃身を取り外す事が可能です。 銃身内は銃口から銃身後部まで抜けて (通って) います。 また、各パーカッション・ニップルについても現状目立った割れや欠け等は見受けられず、しっかりとした状態が保たれています。
(KK)

【その他の情報】
昭和50年5月22日に東京都教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。

古式銃は約160年以上前の古い骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは違い作動する機械ものですので、作動や仕上げの確認をご自身でされることをお勧めします。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただき、またお電話で作動状態の説明を聞かれた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms(ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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