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スナイドル-エンフィールド MKII 紙薬莢後装式小銃 (銃砲刀剣類登録証付古式銃) |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【2703】 |
英 名
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.577 Snider-Enfield MKII Breech-loading Rifle |
種 類
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古式銃(登録証付)、登録証付古式銃買取品、ガゼット Vol.12、ガゼット Vol. 14 |
国 名
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イギリス |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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1,240mm |
口 径
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14.5mm (.577 in.) |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【スナイドル-エンフィールド MKII 紙薬莢後装式小銃について】
スナイドルまたはスナイダーと呼ばれるボクサー式紙薬莢を使用する後装式小銃です。 1864年にイギリス陸軍は前装式のエンフィールド小銃の後装式への改造を公募し、米国人のヤコブ・スナイダー(Jacob Snider)の開発した蝶番式銃尾装置が採用されました。 銃身後部(薬室)の上半分を削り取り、その部分に右側に開く蝶番式ブリーチを付いた機構でした。 可動式ブリーチの中に撃針が組み込まれており、エンフィールド小銃の撃鉄で叩くようになっていました。 その為、撃鉄等の撃発装置はエンフィールド小銃既存の構造をそのまま使用できる事が長所となっています。 このスナイドル式への改造はエンフィールド小銃だけではなく、同じ様な構造の前装式小銃に施されました。
ちなみにスナイドルはスナイダーのオランダ語読みです。 英語圏ではスナイダーと呼ばれています。 スナイドル小銃を使用したのは薩摩藩が最初と言われていますが、多くの倒幕派諸藩で使用されました。 戊辰戦争でスナイドル小銃が国内で初めて実戦に投入されました。 また会津戦争では僅か10挺のスナイドル小銃が、前装銃を装備した白虎隊の部隊を打ち破るなどの活躍を見せました。 長岡藩や仙台藩などの幕府諸軍によっても使用されました。 新生日本陸軍の誕生とともに、信頼性の高いスナイドル小銃が主力装備となり十三年式村田銃が採用されるまで使用されました。 1894年の日清戦争まで第二線兵器として残されました。
【本個体の説明】
本品はエンフィールド銃を改修してスナイドル銃のブリーチ・メカニズムを組み込んで製造されたMk IIモデルで、機関部側面(サイド・プレート部分)に「TOWER」の軍用刻印、そして製造年号が入っています。 「TOWER」軍用刻印はロンドン塔にあった英国政府の銃砲検査機関で軍用として耐えうる品質検査された証です(a military arm of Ordnance Dept quality made for the War Department)。 同じスナイドル小銃でも「TOWER」の刻印の代わりに民間メーカー刻印だけが入っている品もあります。 通常は王冠刻印のみの品は輸出用と言われています。 英国国営造兵廠製か国営造兵廠コントラクト製の品には王冠の下に「V.R」の刻印が入っています。 本品は「王冠にV.R.」が入っているので英軍用のエンフィールド銃を使用して製造された事が分かります。 当時の英国はBirminghamとLondonに集中しており、この王冠はBirmingam銃器製造協会会員の会社で製造された品です。 反対にLondonにあったメーカーで作られた品には通常この王冠はなく、メーカー名が入っていました。
銃身にはエンフィールド造兵廠の刻印やプルーフ・マークが打たれています。 また、ブリーチ・アッセンブリー前部の銃身左側面には、ベルギー・リェージュの「ELG」のプルーフ刻印が小さく入っています。 この事から、本品は英軍用として製造されたエンフィールド銃をベルギーでスナイドル銃に改修した品である物と思われます。 ブリーチ部に直径2mmほどの〇形刻印(内部に判別し辛いのですが何らかの刻印が見られます)が見られます。 また、ブリーチ後部の上支鉄にはベルギー・リェージュで1853年から使用されているPerronと呼ばれる矢印型のプルーフ刻印及びアルファベットの刻印の他、直径4mmほどの〇に本の刻印が確認できます。
全長が55インチ(1,397mm)の3バンド型と49インチ(1,240mm)の2バンド型があり、本品は短い方の2バンド型です。 程度は昨年(平成24年)和歌山県下で発見された品で当時のままの状態ですが、金属部分全体的に朽ち込み錆があります。 木部は一度表面の仕上げを落としてあります。 木部には比較的深い打ち傷があり、バットプレートに近い部分に欠けがあります。 トリガーカードのネジ1本(代用ピンにニップル・カバーに繋がるチェーンが取り付けてあります)、蝶番式銃尾装置を固定する小さなネジ1本(代用のピンが取り付けてありますので作動には問題はありません)が欠損しています。 オリジナルのさく杖は付属していますが、銃床から出た部分に表面錆がでています。 銃身は銃口から薬室まで完全に通っています。 機関部はハーフコックとフルコック共に作動します。 スナイドル式(蝶番式)銃尾装置は完全に作動します。 東京店在庫品。(MM)(KK)
【その他の情報】
平成24年9月5日発行の和歌山県教育委員会の銃砲刀剣類登録証が付いている可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は150年ほど前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。
通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像(Detail-Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい
詳細画像はこちら |
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