 |
|
|
|
 |
スナイドル-エンフィールド MKII 紙薬莢後装式小銃 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#119) |
|
 |
 |
|
 |
|
|
▲クリックで拡大画像をご覧いただけます。 Copyright© Chicago Regimentals Co. , Ltd. All Rights Reserved. |
価格(税込)
|
SOLD OUT |
商品番号
|
【2596】 |
英 名
|
.577 Snider-Enfield MKII Breech-loading Rifle |
種 類
|
古式銃(登録証付) |
国 名
|
イギリス |
時 代
|
第一次大戦前(〜1914) |
全 長
|
1,245mm |
口 径
|
15mm (.577 in.) |
装 弾
数
|
単発 |
在 庫
数
|
SOLD OUT |
画像について
|
画像は現物とは異なります。 |
コメント
|
スナイドルまたはスナイダーと呼ばれるボクサー式紙薬莢を使用する後装式小銃です。
1864年にイギリス陸軍は前装式のエンフィールド小銃の後装式への改造を公募し、米国人のヤコブ・スナイダー(Jacob Snider)の開発した蝶番式銃尾装置が採用されました。 銃身後部(薬室)の上半分を削り取り、その部分に右側に開く蝶番式ブリーチを付いた機構でした。
可動式ブリーチの中に撃針が組み込まれており、エンフィールド小銃の撃鉄で叩くようになっていました。 その為、撃鉄等の撃発装置はエンフィールド小銃既存の構造をそのまま使用できる事が長所となっています。 このスナイドル式への改造はエンフィールド小銃だけではなく、同じ様な構造の前装式小銃に施されました。
本品は当初よりスナイドル銃として製造それたMKIIモデルで、機関部側面(サイド・プレート部分)に大きなエンフィールド造兵廠の王冠刻印と「TOWER」の刻印、そして製造年号が入っています。 銃身と銃床にもエンフィールド造幣廠の刻印やプルーフ・マークが打たれています。 日本を含む英国以外の刻印は一切入っておりません。 全長が55インチ(1,397mm)の3バンド型と49インチ(1,245mm)の2バンド型があり、本品は短い方の2バンド型です。 程度は今年兵庫県下で発見された品で当時のままの状態です。 百数十年以上人の手に触れられていない歴史を感じさせる非常に良いオリジナル状態を保った品です。 木部は経年の傷、欠け、 褪色なども殆どない、国内で発見されたとは思えない状態です。 金属部分の一部には表面錆が出ていますが、約140年前の品と考えると全くの許容範囲です。 前部スリング環、蝶番式銃尾装置の一部(銃尾装置を開く際の親指をかける部分の錆が一番深いです)、そして着剣装置に多少深めの錆が出ています。 真鍮部品には経年の変色がありますが、あえて弊社では手を加えておりません。 オリジナルのさく杖は付属していますが、銃床から出た部分に若干深めの錆がでています。 銃身は銃口から薬室まで完全に通っています。 撃鉄はコックすると完全にロックし、引き金を引くとスムーズに撃鉄が落ちます。 スナイドル式(蝶番式)銃尾装置も完全に作動します。 ちなみにスナイドルはスナイダーのオランダ語読みです。 英語圏ではスナイダーと呼ばれています。
本品は幕末頃にイギリスから日本に輸入された品ですが、ほとんど使用されずに蔵の奥にでも百年以上保管されていたのでしょう。 また銃砲刀剣類の審査の際にも銃床を取り外した形跡もなく、弊社でもあえて手を触れておりません。 オイル等による手入れも一切行っていませんので、140年前の状態に戻すのも、そして140年間眠っていた状態を保つのも新オーナー様の自由です。 手入れをすれば非常に美しい品になるのは今の状態からも十分想像できます。
スナイドル小銃を使用したのは薩摩藩が最初と言われていますが、多くの倒幕派諸藩で使用されました。 戊辰戦争でスナイドル小銃が国内で初めて実戦に投入されました。 また会津戦争では僅か10挺のスナイドル小銃が、前装銃を装備した白虎隊の部隊を打ち破るなどの活躍を見せました。 長岡藩や仙台藩などの幕府諸軍によっても使用されました。 新生日本陸軍の誕生とともに、信頼性の高いスナイドル小銃が主力装備となり十三年式村田銃が採用されるまで使用されました。 1894年の日清戦争まで第二線兵器として残されました。 東京店在庫品
平成24年8月21日発行の兵庫県教育委員会の銃砲刀剣類登録証が付いている可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。 長物古式銃を集められる方に自信を持ってお勧めできる逸品です。
詳細画像はこちら |
|
|
 |
|
|
 |
|
 |
|
 |
|  |