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漢陽 八八式歩槍 (#5C4873)  
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価格(税込)
 SOLD OUT
商品番号
 【224】
英  名
 Chinese Hanyang Type 88 Rifle
種  類
 ボルト・アクション、東京店在庫品、無可動実銃買取品 2021年 秋
国  名
 中華民国(台湾) / 中華人民共和国
時  代
 第一次大戦〜第二次大戦
全  長
 1,250mm 
口  径
 7,92mm×57 
装 弾 数
 5発
在 庫 数
 SOLD OUT
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【漢陽 八八式歩槍 について】
1888年にドイツ軍ではマンリッカー方式のクリップを使用する連発ボルト・アクション・ライフルであるGew.88を採用しました。 木製のアッパー・ハンドガードの代わりの鋼板製のバレル・ジャケットが外観的特徴となっています。
ドイツ帝国では単発式の1871年にGew.71を採用後、84年にはGew.71をチューブ・マガジンに改良したM71/84を採用しましたが、その2年後の1886年にはフランスが世界初の無煙火薬を用いた連発式小銃である、ルベルM1886を開発、採用しました。 遅れを取ったドイツは「G.P.K(ドイツ軍火器委員会)」を組織し、その設計により無煙火薬とフランスの8mm×50レベル弾に倣った7.92 mm×57弾を使用する新型小銃であるこのGew.88を開発し採用しました。
本銃を一般にモーゼルGew.88と呼ぶことがありますが、モーゼルはこの銃の開発には直接は携わっておらず、Gew.88は他の小銃のようにメーカーが設計した品ではなくドイツ軍火器委員会による設計が行われたため、モーゼルGew.88やマンリッカーGew.88と言うメーカー名を冠した呼び方は正確ではありません。 またこの為、生産された品の殆どがドイツ帝国造兵廠製になっています。 このような経緯から本銃は委員会小銃(Commission Rifle)とも呼ばれています。
特徴の1つである、銃身の薄い鋼板製のバレルジャケットですが、これは銃身が直接木部に接触するのを防ぐ事で命中精度を出す事を狙ったものですが、結果的にこの隙間に水が溜まりやすく、錆の発生の原因となる問題がありました。
大清帝国時代の中国では、自国の軍備近代化を推進した張之洞の下1895年からGew.88のライセンス生産が開始されました。 漢陽兵工廠でライセンス生産されたGew.88は「漢陽 八八式歩槍」と命名され、生産していた工廠から「漢陽造」や「漢式」の愛称でも呼ばれています。 当初はオリジナルのGew.88と同様のバレルジャケットを装備していましたが、1904年以降の生産品からはバレルジャケットが省略され、この改良によりバレルジャケットのある初期の八八式歩槍は「老套筒(覆い付きの古い銃身)」や「雙筒歩槍(銃身が二重の小銃)」と呼ばれ区別されました。 1910年にはアッパー・ハンドガードの追加、リア・サイトが100m〜2000m表記のタンジェント・サイトに変更されています。 フロント・バンドも日本軍小銃のような形状に変更されており、Gew.88では右側にあった着剣ラグがバンド下側となり、併せてストック前方下部に板バネ式のさく杖止めが追加されるなどの改良が行われています。
1912年の大清帝国崩壊後は国民党勢力による生産が続けられ、江南制造局、金陵兵工廠での生産も開始され、主に国民党軍で使用されました。 日中戦争の激化により後継となる中正式小銃(国産化したモーゼル スタンダードやKar.98k)の生産が遅れていたこともあり、八八式歩槍の生産は1944年頃まで続けられました。 その後も中正式小銃と共に日中戦争や国共内戦で使用されており、国民党軍から接収された八八式歩槍は朝鮮戦争でも使用され、民兵部隊では1980年代まで使用されるなど非常に息の長い小銃となっています。 (TK)

【本個体の説明】
本個体の機関部左側面にはシリアルNo.5C4875の刻印が見られ、その他の箇所ではフロント・バンドが4873、ボルト・ハンドルはU8096となっています。 薬室部上面には第21工廠(1939年に重慶へ移転した漢陽兵工廠)の「漢式」刻印及び民国31年(1942年)製を示す31の刻印が打たれています。 また、リア・サイトベースやコッキング・ピースには国民党軍で使用された武器に多く見られる小さな卍の刻印が打たれています。 本品の金属部にはやや使用感が見られ、表面仕上げの褪色や朽ち込み跡が見られますが、大きな破損は見られず概ね良好な状態が保たれています。 銃身にはやや擦れと朽ち込みが見られますが、こちらも大きな破損等は見られません。 リア・サイトベース周辺はやや擦れて地金っぽくなっており、朽ち込みが散見されますが状態は落ち着いています。 リア・サイトにもやや朽ち込みが見られますが、こちらも状態は落ち着いておりスライダーの調整も問題なく行うことが出来ます。 トリガー・ガードにはやや擦れやネジ穴部周辺に朽ち込みが見られるものの、ガタつき等はなくしっかり取り付けられています。 前後のスリング・スイベルにはやや擦れや朽ち込みが見られますが、固着なども無くスムーズに動かすことが可能です。 木部にはやや線傷や打ち傷が見られますが、大きな割れや欠けは見られません。 また、バット・ストック右面には丸いスタンプが押印されていますが、薄くなっており判読は難しくなっています。 アッパー・ハンドガード前方にはクラックが見られ、ハンド・ガードにやや反りが見られるためストックと間に隙間が生じていますが、取り付け自体はしっかりしており、前後方向のガタつきも少なくなっています。 痛みやすいバット・プレート部にはやや打ち傷や時代錆が散見されますが、こちらも取り付けはしっかりされています。 トリガー・テンションのある、ボルト内部と下半分を切除してボルト・ハンドルが閉じた状態で固定された過渡期の新加工品です。 (TK)

【その他の情報】

無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合がございます。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。

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